マンション売却の一括査定で「LIFULL HOME’S」を使う5つのメリット

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マンションの売却を検討している方の中には、少しでも高く・早く売りたいという考えからマンション売却一括査定の利用を検討している方も多いと思います。しかし、一括査定には数多くの業者があるため、どこに依頼すればいいのか分からない方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、大手不動産サイトLIFULL HOME’Sの不動産売却査定サービスを利用するメリットと注意点について解説します。

目次

  1. LIFULL HOME’S(ライフル・ホームズ)とは
  2. LIFULL HOME’S一括査定の5つのメリット
    2-1.1,700社以上の不動産会社と提携している
    2-2.サービス利用者数が多い
    2-3.プライスマップで価格を調べられる
    2-4.不動産アーカイブで過去の取引価格を調べられる
    2-5.匿名査定が受けられる
  3. LIFULL HOME’S一括査定の利用には会員登録が必要
  4. まとめ

1 LIFULL HOME’S(ライフル・ホームズ)とは

ホームズ君というキャラクターが登場するCMを一度は見たことがあるという方も多いと思いますが、運営会社の株式会社LIFULLは東証プライムに上場している上場企業です。

LIFULL社は国内外に支店や子会社などを設けており、不動産ポータルサイトの運用やトランクルーム・介護など、暮らしに関する様々な事業展開をしている大企業です。不動産ポータルサイトとは、マンションや戸建住宅といった不動産情報が掲載されているサイトのことです。

不動産ポータルサイトの運用者であるLIFULL HOME’Sが直接不動産売買などを手掛けているわけではありません。掲載されている不動産に問い合わると、その情報を掲載した不動産会社から返答が来る形となります。LIFULL HOME’Sは、多くの不動産情報の中から購入する不動産を選びたい購入希望者と、契約を成立させたい不動産会社との橋渡し役と言えるでしょう。

2 LIFULL HOME’S一括査定の5つのメリット

不動産ポータルサイトを運用していることによる不動産会社との連携力の高さを活かして、LIFULL HOME’Sは2008年から不動産売却査定サービスも開始しました。LIFULL HOME’Sに一括査定を依頼することにどのようなメリットがあるのでしょうか?LIFULL HOME’Sの強みは以下の5つです。

  1. 1,700社以上の不動産会社と提携している
  2. サービス利用者数が多い
  3. プライスマップで価格を調べられる
  4. 不動産アーカイブで過去の取引価格を調べられる
  5. 匿名査定が受けられる

それぞれの強みについて詳しく見ていきましょう。

2-1 1,700社以上の不動産会社と提携している

1つ目の強みは1,700社以上もの不動産会社と提携していることです。LIFULL HOME’Sの不動産ポータルサイトは日本最大規模です。そのため査定を受けられる不動産会社の数も多く、LIFULL HOME’Sのウェブサイトによると1,774社の不動産会社と提携していることが分かります(2019年5月31日時点)。

不動産一括査定サービスでは、提携している不動産会社の数が少なく、ユーザーが一括査定を利用したくてもマンションの所在地に店舗がなく利用できないという場合があります。しかし、LIFULL HOME’Sは大手不動産会社だけでなく地域に密着した不動産会社とも多数提携しているため、ほぼ全ての地域で一括査定を受けることが可能です。

また、数多くの不動産会社と提携しているということは、より多くの不動産会社から査定を受けられるということに繋がります。比較対象が多くなるため、より正確な査定額を出してくれた不動産会社に依頼しやすい環境が整っていると言えるでしょう。

2-2 サービス利用者数が多い

またサービス利用者数が多いこともLIFULL HOME’Sの強みです。現在、サービスの利用者数は476万人(2018年5月時点)となっています。

利用者の多さからユーザー満足度の高さなどもうかがえますが、それ以外にも利用者が多ければそれだけガイドライン等が整備されやすかったり、提供サービスの品質向上や機能の充実も期待できるといったメリットがあります。

2-3 プライスマップで価格を調べられる

LIFULL HOME’Sでは「プライスマップ」で物件価格を調べられるので便利です。一括査定を依頼する際には、査定結果が適正価格なのかを判断するために、ある程度の相場を事前に調べておくことが重要です。

プライスマップとは、地図上でLIFULL HOME’Sに登録されているマンションを探し出し価格を調べられるサービスです。売りに出されている物件価格が表示されるだけでなく、LIFULL HOME’Sで過去に取引された価格がいくらなのかを簡単に調べることが可能です。

また、売却価格のほか賃貸として貸し出した場合の賃料がいくらなのかも調べられるため、売却以外の出口戦略も検討しやすいと言えます。もしプライスマップを利用できなかった場合には、他の不動産ポータルサイトで周辺価格を調べるなどの手間がかかるため、とても便利なサービスと言えるでしょう。

2-4 不動産アーカイブで過去の取引価格を調べられる

さらに「不動産アーカイブ」で過去の取引価格を詳しく調べられることも強みです。プライスマップは現在の価格と少し前の価格までを確認できますが、不動産アーカイブは現在の価格だけでなく過去の膨大な取引データに基づく価格を確認できます。

過去2~3年程度の価格推移でも十分に相場は判断できますが、過去10年程度の価格を遡って上昇傾向にある場合は、今後の上昇も見込んだ相場を想定しておくことが可能です。プライスマップと不動産アーカイブを組み合わせれば、査定結果が適しているかを正確に判断しやすくなるでしょう。

2-5 匿名査定が受けられる

また匿名査定が受けられることもありがたいポイントです。一括査定の利用を検討している方の中には、「一括査定を利用すると、複数の不動産会社から営業連絡がきて対応が大変なのでは?」と心配している方もいるかと思います。そこで便利なのがLIFULL HOME’Sの匿名査定です。

匿名査定とは、名前や連絡先などの個人情報を不動産会社に知られることなく、大体の査定価格を調べられるサービスのことです。従来の一括査定では個人と不動産会社が直接連絡を取る必要がありましたが、匿名査定では個人と不動産会社の間にLIFULL HOME’Sが入ってくれるため、直接の連絡にはなりません。

そのため、「複数の会社から査定結果が欲しいけど、営業の連絡は避けたい」という方にとっては理想的なサービスと言えるでしょう。

3 LIFULL HOME’S一括査定の利用には会員登録が必要

LIFULL HOME’Sは日本最大級の不動産ポータルサイトで、運営が東証プライム上場企業、1,700社以上不動産会社と提携している、匿名査定が受けられるなど様々な強みがありますが、利用する際には会員登録が必要という点には注意が必要です。

LIFULL HOME’Sのサイトには、不動産価格の相場を調べられるプライスマップや不動産アーカイブ、匿名査定などの様々なサービスが提供されています。そのため、一括査定に必要な作業を1つのサイトで完結できることが魅力として挙げられます。

しかし、これらのサービスを制限なく全て利用するには、会員登録が必要です。会員登録といっても有料ではなく無料であるため、費用負担は発生しません。とはいっても、これらの手続きを伴うことは、あまりインターネットを利用しない高齢の方などにとっては面倒と言えます。

また、メールアドレスも所有していない場合には、新規にメールアドレスを取得しなければならないことなどを考えると、少し手間がかかるという点に注意が必要と言えるでしょう。

4 まとめ

マンション売却一括査定は、効率良く複数の不動産会社の査定を受けられるため、魅力的なサービスと言えます。しかし、サービスを提供している業者は多いため、それぞれのサービスにどのような違いがあるのかを事前に把握しておくことが重要です。

今回ご紹介したLIFULL HOME’Sの特徴や活用方法などを参考に、ぜひ納得のいく売却活動をお進め下さい。

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矢野翔一

関西学院大学法学部法律学科卒。宅地建物取引士、管理業務主任者、2級FP技能士(AFP)などの保有資格を活かしながら、有限会社アローフィールド代表取締役社長として学習塾、不動産投資を行う。HEDGE GUIDEでは不動産投資記事を主に担当しています。専門用語や法律が多く難しいジャンルですが分かりやすくお伝えしていきます。