HOME4Uの不動産査定、メリット・デメリットは?利用の手順も

不動産を売却する際、一度に複数の不動産会社に査定してもらえる不動産一括査定サービスを利用する方も増えています。中でも、2020年3月時点で累計40万件超の査定実績を持つのが「HOME4U」です。

このHOME4Uを利用するとどのようなメリットとデメリットがあるのか、今回のコラムで解説していきます。利用する際の手順も合わせて紹介します。

目次

  1. HOME4Uの不動産一括査定サービスとは
  2. HOME4Uで不動産査定をしてもらうメリット
    2-1.提携不動産会社は全国に約1800社
    2-2.大手からも地域密着企業からも査定が可能
    2-3.利用者と不動産会社の両方から高い支持を得ている
    2-4.不要な不動産会社からの連絡は来ない仕組み
    2-5.個人情報の取り扱いも適切に対応
  3. HOME4Uで不動産査定をしてもらうデメリット、注意点
    3-1.希望の不動産会社が掲示されないことも
    3-2.含まれない大手の不動産会社もある
    3-3.査定価格が高い場合は、査定の根拠を確認する
  4. HOME4Uを利用する手順
  5. まとめ

1 HOME4Uの不動産一括査定サービスとは

HOME4UHOME4U(ホームフォーユー)は、2001年に日本国内で初めて不動産一括査定サイトのサービスを開始しています。つまり、HOME4Uは不動産一括査定サイトの中でも最も歴が長いサービスとなります。

サービス開始当初の運営会社は東証1部上場企業のNTTデータですが、組織改編によって2016年度から子会社のNTTデータスマートソーシングが運営しています。NTTデータスマートソーシングではこのほかにも、土地所有者向けの「HOME4U土地活用」、賃貸オーナー向けの「賃貸経営HOME4U」といったサイトも運営しています。

HOME4Uの特徴のひとつに挙げられるのが、1回の入力で、全国に約1800社ある提携不動産会社の中から厳選した6社に査定をしてもらえることです。なお、HOME4Uで査定できる不動産は幅広く、下記の種類が該当します。

  • マンション一室
  • 一戸建て
  • 土地
  • ビル一室
  • 店舗・事務所・倉庫
  • マンション一棟
  • アパート一棟
  • ビル一棟
  • その他(自由に記入できる欄があります)

2 HOME4Uで不動産査定をしてもらうメリット

簡単に不動産の査定依頼ができるHOME4Uを利用する際に、どのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは5つのメリットを取り上げています。

2-1 提携不動産会社は全国に約1,500社

HOME4Uと提携している不動産会社の数は全国で約1,500社となっており、多くの会社に物件を見てもらえ、査定をしてもらえる可能性の高い不動産査定サイトと言えます。

また、不動産会社と提携する際にNTTデータグループが厳しい審査を行っており、さらに提携した後も悪質な取り引きをする不動産会社がいないか常にパトロールをしています。

2-2 大手からも地域密着企業からも査定が可能

HOME4Uは47都道府県それぞれの不動産会社と提携しており、不動産会社の社数が少ない地方でも査定を受けられる可能性が高いサービスの一つです。

また、提携先の不動産会社は大手企業に加えて、地域に詳しい地域密着型の地元企業など幅広いのも特徴です。

大規模な広告手法で売り出しをしてくれる大手企業に対して、地域の特性を熟知し独自の戦略で購入者を探してくれる地域密着型の地元企業のどちらからも査定を受けることができるため、幅広い視点で物件の査定依頼が可能となっています。

2-3 利用者と不動産会社の両方から高い支持を得ている

HOME4の利用者の数は年間約1000万人とし、さらに顧客満足度は97.5%の評価を獲得しています。(2020年3月時点、株式会社NTTデータ スマートソーシング調べ)

一方、参画している不動産会社の継続率が98.7%(参照:HOME4U 2018年参画企業向けアンケート)となっており、利用者と不動産会社の両方から高い支持を得ていることが分かります。

2-4 不要な不動産会社からの連絡は来ない仕組み

一括査定サービスは一度にたくさんの会社に依頼できて便利な反面、不要な企業から連絡が来ることもあるのがデメリットのひとつです。

登録したメールアドレスに知らない会社から営業メールが届いたり、中には電話がかかってくることもあり、これらの対応に煩わしさを感じたことがある方も多いと思います。

しかし、HOME4Uは査定を依頼する前に、問い合わせをする最大6社の不動産会社を自分で選ぶシステムになっています。選んでいない不動産会社から連絡が来ることはなく、不要な連絡に手間を取られることがない点は大きなメリットとなります。

2-5 個人情報の取り扱いも適切に対応

不動産の一括査定サービスには物件情報を始め、個人の情報を提供する必要があります。不動産を売却する際は近隣や親戚などに知られたくないときもあり、データがどう取り扱われるのか心配になる人も多いものです。

HOME4Uを運営するNTTデータグループは国内情報サービス業界の最大手であり、プライバシーマークを取得し、個人情報の取り扱いを適切に行っています。

3 HOME4Uで不動産査定をしてもらうデメリット、注意点

HOME4Uで不動産査定を利用する前に下記のデメリット・注意点について確認しておきましょう。

3-1 希望の不動産会社が掲示されないことも

HOME4Uを利用する際、査定をしてもらえる不動産会社は最大6社までです。物件の情報を入力した後で、査定依頼が可能な6社の不動産会社をピックアップして掲示します。つまり、提示された6社から、最大6社を選ぶという仕組みとなります。

このとき、査定を希望していた不動産会社がラインナップされないという事態もあり得ます。また、もっと多くの不動産会社から6社を選んだ方がより自分の理想に合った不動産会社を見つけられると感じる方にとって、デメリットと言えるでしょう。

3-2 含まれない大手の不動産会社もある

物件や利用者によってはより大きな不動産会社に査定を依頼したいということもあると思います。しかし、HOME4Uでは下記の不動産会社とは提携していません。

  • 三井のリハウス
  • 住友不動産販売
  • 東急リバブル
  • 野村不動産
  • 小田急不動産
  • 三菱地所

これらの不動産会社に査定をしてもらいたい場合には、上記6社が共同運営する「すまいValue」という不動産一括査定サイトを利用する必要があるため、注意しましょう。

【関連記事】すまいValueの評判・口コミ・不動産売却

3-3.査定価格が高い場合は、査定の根拠を確認する

不動産一括査定サイトは複数の不動産会社へ査定依頼するため、査定価格の結果にも差が生まれてきます。この時、高い査定価格を提示した不動産会社にそのまま売却依頼するのではなく、査定の根拠を確かめることが大切です。

不動産会社の中には、あえて相場よりも高い査定金額を提示し、売却を促す業者も存在します。HOME4Uでは悪徳業者の排除を積極的に行っていますが、中にはあえて他社よりもやや高めの金額を提示する会社が含まれている可能性もあるため、注意が必要です。

査定価格だけでなく、査定の根拠や担当者の対応力などを比較し、総合的な視点で不動産会社を精査していくことが重要と言えます。

4 HOME4Uを利用する手順

それでは、HOME4Uを利用するにはどのような流れになるのか見て行きましょう。

まず、HOME4Uのウェブサイトに行き、都道府県と市区町村の2つの情報を選択し、査定スタートのボタンを押します。

物件の情報を入力するページが開きます。ここでは物件の種類・物件の所在地を選択および入力をします。

物件の種類を選択するとその種類に合わせた入力を求められます。例えば、物件の種類で「アパート一棟」を選ぶと、「延べ床面積」「土地面積」「階数」「戸数」の入力画面が追加されます。

さらに物件についての情報を記入する欄が追加されます。ここでは築年、現在の状況、あなたと物件の関係、査定の理由、査定の方法について回答します。

これらの入力をすると、今度は査定結果の連絡先を入力する画面に移行します。「都道府県」と「市区町村」の2つの情報を選択し、査定スタートのボタンを押します。

連絡先を入力して「次へ」のボタンを押すと、不動産会社が6つ一覧が出てきて、そこのチェックボックスをつけることで、査定してもらう会社を選ぶことができます。

査定する不動産会社を選んだら、送信ボタンを押すと選んだ不動産会社に物件の情報が届きます。

選んだ不動産会社に物件の情報が届き、各不動産会社で査定が終わるとメールにて査定価格が届くことになります。各社によって査定連絡までのスピードは異なりますが、おおよそ1日~1週間前後で査定結果を受け取ることができます。

まとめ

不動産一括査定サービスは、不動産を売却するときに便利なツールです。中でもHOME4Uは、国内情報サービス業界の大手企業であるNTTデータグループが運営しており、利用者にも、提携している不動産会社にも支持率の高いサイトです。

情報を入力すると、サイトが不動産会社を最大6社を紹介してくれるシステムなので、不要な連絡を省きながら、簡単に不動産会社を選ぶことができます。

一方、希望する不動産会社が提携していない場合には査定依頼をすることができません。その他、物件のエリアによっては査定依頼できる社数が限られてしまう可能性もあるため注意が必要です。それぞれのメリット・デメリット、注意点を確認し、利用検討してみましょう。

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倉岡 明広

倉岡 明広

経済学部経済学科卒業後、出版社や編集プロダクション勤務などを経てフリーライターとして独立。雑誌や新聞、インターネットを中心に記事を執筆しています。初心者が抱く不動産投資の疑問や質問を解決できるよう丁寧な記事を執筆していきます。