セキュリティ重視の人向けクレジットカード5枚、カード選びの注意点も

※ このページには広告・PRが含まれています

インターネットショッピングや実店舗での支払いなど使い勝手の良いクレジットカードですが、ハッキングや盗難といったリスクも存在します。各クレジットカード会社では、さまざまなリスクに備えて不正利用検知システムやワンタイムパスワードといったセキュリティ対策を施しています。

そこでこの記事では、セキュリティを重視している方に合ったクレジットカードを5枚ご紹介します。年会費や特典だけでなくセキュリティも気になる方やナンバーレスカードに興味を持っている方などは、参考にしてみてください。

※この記事は2021年6月24日時点の情報に基づき執筆しています。最新情報はご自身にてご確認頂きますようお願い致します。
※本記事は情報提供を目的としており、特定サービスの利用を勧誘するものではございません。申込に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

目次

  1. セキュリティ重視の人に合ったクレジットカード5選
    1-1.セゾンカードデジタル
    1-2.三井住友カード ナンバーレス
    1-3.アメリカン・エキスプレス・カード
    1-4.楽天カード(普通)
    1-5.JCB CARD W
  2. セキュリティ対策を確認する際の注意点
    2-1.補償の適用期間を確認する
    2-2.事前に被害発生時の対処方法を把握しておく
    2-3.クレジットカードのセキュリティサービスに頼りすぎない
  3. まとめ

1.セキュリティ重視の人に合ったクレジットカード5選

クレジットカード会社では、クレジットカード・セキュリティガイドラインや割賦販売法に沿ってセキュリティ対策に取り組んでいます(クレジットカード・セキュリティガイドライン:一般社団法人日本クレジット協会主催のクレジット取引セキュリティ対策協議会で定められたガイドライン)。

さらに2021年4月に施行された改正割賦販売法には、クレジットカードへのICチップ導入義務化や利用伝票の電子化など、セキュリティ強化につながる内容も含まれています。

それではセキュリティ重視の方に合ったクレジットカードを5枚紹介します。

1-1.セゾンカードデジタル

セゾンカードのセゾンカードデジタルは、国内初のナンバーレスカードで年会費永年無料です。

ナンバーレスカードとは、カードにクレジット番号が記載されていないカードのことです。実店舗でカードを利用する際、周囲からクレジット番号を盗み見られるリスクがありません。セキュリティ重視の方には、特にメリットといえるポイントです。ただし、カード管理を専用アプリで行う必要があるため、Web上での管理操作に慣れておく必要があります。

セキュリティ対策 対応の有無や特徴
カードの種類 ナンバーレスカード
ICチップ 搭載済み
デジタルカード、アプリによる管理 アプリで管理、不正利用などの際に利用停止操作を迅速に行うことができる
不正検知システム 24時間365日カードの利用状況をモニタリングし、不正利用を早期に検知
本人認証サービス WebサービスNetアンサーの利用時に本人確認手続きが必要(2020年4月21日よりワンタイムパスワードも追加)
カード一時停止機能 カードを紛失した際にNetアンサーで最長24時間利用停止措置の申請が可能
利用明細確認 NetアンサーやセゾンPortalで利用明細を確認でき、早期の不正利用発見などにつながる
セゾンPortal利用時の生態認証 パスコードの他、指紋認証によるログインに対応

ICチップ付きカードは、磁気カードと比較してスキミングされにくい特徴を持っています。そのため、改正割賦販売法でICチップ付きカードの義務化が盛り込まれています。

セゾンカードデジタルのカード管理は、セゾンPortalというアプリから行うことができます。セゾンPortalには、クレジット番号やセキュリティコードが格納されています。同アプリはNetアンサーと連携しているので、カードの一時停止にも対応しています。

万が一カードの不正利用や紛失、盗難といった被害に遭った場合は、Webもしくは電話にてカードの利用停止や再発行手続き、不正利用による被害額の補償といったサポートを受けられます。なお不正利用による補償は、セゾンカードへ被害に関する連絡を行った日を含めた61日前の被害額を対象としています。

カードで購入した商品の破損や盗難に関する補償は、セゾンカードサイトに明記されていませんので、カード発行時に確認する必要があります。

1-2.三井住友カード ナンバーレス

三井住友カード ナンバーレスは、セゾンカードデジタルと同様にナンバーレスカードで、カードにはクレジット番号やセキュリティコードが記載されていません。年会費は永年無料です。

実店舗でカードを利用する際は、カードを提示し暗証番号を入力します。対してインターネットショッピングの時は、Vpassアプリでカード情報を登録したのちに購入手続きへ進みます。

セキュリティ対策 対応の有無や特徴
カードの種類 ナンバーレスカード
ICチップ 搭載済み
インターネットサービスによるカード管理 インターネットービスVpassで管理、不正利用などの際に利用停止操作を迅速に行うことができる
不正検知システム 24時間365日カードの利用状況をモニタリングし、不正利用を早期に検知
本人認証サービス WebサービスNetアンサーの利用時に本人確認手続きが必要(2020年4月21日よりワンタイムパスワードも追加)
カード一時停止機能 カードを紛失した際にあんしん利用制限サービスで一時的に利用停止可能
利用明細確認 インターネットービスVpassで利用明細を確認でき、早期の不正利用発見などにつながる
ワンタイムパスワードサービス One Time Passアプリをインストールすることで、60秒ごとにパスワードを更新および認証サービスを利用可能

三井住友カード ナンバーレスのクレジット番号やセキュリティコードは、三井住友カードのインターネットサービスVpassで確認できます。外出先でのカード利用時などの際には、クレジット番号とセキュリティコードを盗み見られません。Vpassは、三井住友カードサイトもしくはVpassアプリから新規会員登録手続きを行うことが可能です。

One Time Passとは、ネットショップでのインターネット認証サービス利用時にワンタイムパスワードを活用できるアプリのことです。毎回パスワードを更新できるため、決済時のセキュリティを強化できるのが主な特徴です。

万が一不正利用された場合には、あんしん利用制限サービスでカードの利用を一時停止できます。さらに三井住友カードへ不正利用に関する問い合わせを行った日の61日前に受けた被害は、不正量に関する補償の対象となっています。

他にも盗難や紛失といった場合には、カードの再発行手続きも可能です。再発行の際は、手数料1,100円(税込)を支払い、郵送にてカードを受け取ります。

なおカードで購入した商品の破損や盗難時に補償されるお買物安心保険に関しては、三井住友カード ナンバーレスには付帯されていません。

1-3.アメリカン・エキスプレス・カード

アメリカン・エキスプレス・カードは、アメックスカード共通のセキュリティサービスを利用できます。年会費13,200円(税込)と無料ではありませんが、旅行や空港特典の他にも複数のセキュリティサービスと補償を受けられます。

セキュリティ対策 対応の有無や特徴
カードの種類 クレジット番号などが表記されている一般的なカード
ICチップ 搭載済み
インターネットサービスによるカード管理 アメリカン・エキスプレス・サービス・アプリで利用明細の確認などといった操作が可能
不正プロテクション 24時間365日カードの利用状況をモニタリングし、不正利用を早期に検知
本人認証サービス ネットショッピングの際、American Express SafeKey加盟店で自動の本人確認
カード一時停止機能 カードを紛失した際にアプリから一時的に利用停止可能(最長7日間)
生体認証 Touch ID/Face IDによるログインに対応

American Express SafeKeyは、ネットショッピングの際に利用可能な本人認証サービスで、同サービス加盟店での決済時に本人確認を行います。通常は自動認証ですが、追加認証の必要な場合に6桁の認証コードを入力します。生体認証に関しては、対応端末で登録できるサービスです。

アメリカン・エキスプレス・サービス・アプリは、利用明細の確認以外にもポイントの交換や利用可能枠の確認、登録情報の確認や変更といった手続きも可能となっています。

さらにアメリカン・エキスプレス・カードでは、以下3つの補償を受けることができます。

  • オンライン・プロテクション
  • ショッピング・プロテクション
  • リターン・プロテクション

オンライン・プロテクションは、不正利用による被害を補償してもらえます。補償限度額については、アメックスカードサイトに明記されていません。

ショッピング・プロテクションは、カードで購入した商品が盗難もしくは紛失といった場合に最高500万円補償してもらえます。また、年間の補償限度額は500万円で、購入日から90日の間に受けた被害を対象としているのが特徴です。

そして、リターン・プロテクションは、カードで購入した商品を購入店へ返品不可となってしまった場合、アメリカン・エキスプレスへ返品できるものです。購入金額も返金してもらえます。

1-4.楽天カード(普通)

楽天カード(普通)は、年会費永年無料で利用可能なクレジットカードです。セキュリティに関しては、セゾンカードやアメックスカードなどと同じくICチップの搭載や不正検知などといった対策が施されています。

セキュリティ対策 対応の有無や特徴
カードの種類 クレジット番号などが表記されている一般的なカード
ICチップ 搭載済み
インターネットサービスによるカード管理 楽天e-NAVI内で利用明細の確認やカードの再発行手続きを行うことが可能
ISMS認証取得 国際基準と同等のセキュリティ評価を示すISMS認証を取得
不正検知システム 24時間365日カードの利用状況をモニタリングし、不正利用を早期に検知、カード利用の一時停止や通知などといった対応を行ってくれる
本人認証サービス WebサービスNetアンサーの利用時に本人確認手続きが必要(2020年4月21日よりワンタイムパスワードも追加)
カードの利用制限 不正利用の疑いを楽天カードが判断した場合に、カードの利用を一時制限
商品未着あんしん制度 楽天市場で購入した商品が注文後、到着しない場合に請求を取り消してもらえる
第2パスワード 楽天e-NAVIに2つ目のパスワードを設定できる
指紋認証ログイン 楽天カードアプリでは、指紋認証によるログインが可能

楽天カードを紛失もしくは盗難された場合は、楽天カード株式会社の専用ダイヤルへ問い合わせて、カードの利用停止手続きを進めることができます。紛失や盗難によるカード利用停止手続きは、国内と海外どちらでも対応しています。

楽天カードの再発行手続きも可能で、新たにクレジット番号やセキュリティコードが設定されます。また、EdyオートチャージやANAマイレージクラブ機能も新たに設置し直すことが可能です。

なお、カードで購入した商品の破損や盗難などに関する補償は、受けられない点に注意が必要です。

1-5.JCB CARD W

JCBカードのJCB CARD Wは、年会費永年無料で利用可能なクレジットカードで、独自の本人認証サービスなどを受けられます。補償制度に関しては、不正利用だけでなくショッピングに関する補償制度も用意されているので、実店舗での決済や公共料金の支払いに加えてネットショッピングの頻度が高い方にもメリットがあります。

セキュリティ対策 対応の有無や特徴
カードの種類 クレジット番号などが表記されている一般的なカード
ICチップ 搭載済み
インターネットサービスによるカード管理 MyJCBアプリで利用明細の確認をはじめ不正利用が疑われる場合に通知を受けられる
不正検知システム 24時間365日カードの利用状況をモニタリングし、不正利用を早期に検知
本人認証サービス ネットショッピングの際、J/Secureで不正利用防止に関する対策および確認作業
カード一時停止機能 過去の不正利用と似た利用もしくは高額な決済が連続した場合などには、カードの利用を一時停止し本人確認を行う

本人認証サービスJ/Secureは、インターネットショッピングでカード決済を選択した際、決済前にパスワードとパーソナルメッセージの入力によって本人確認を行ってもらうセキュリティサービスです。さらにJ/Secureのパスワード入力時には、MyJCBパスワードではなくワンタイムパスワードを利用できるため、MyJCBパスワードの漏洩を回避できます。

パーソナルメッセージは、たとえば「おにぎり」などといった独自の合言葉を設定できるものです。設定は、MyJCBのお客様情報の照会・変更ページから変更できます。

そして、JCB CARD Wの盗難もしくは紛失によって万が一不正利用されてしまった場合は、JCBカードへの連絡日から60日前以降の損害を補償してもらえます。

他にも身に覚えのないインターネットショッピングや通信料金などの請求を受けた際は、カード裏面に記載されている電話番号へ問い合わせることで、請求の取り消しや被害状況の調査などといったサポートを受けられます。

クレジットカードで購入した商品が破損したり紛失したりなどした際は、ショッピングガード保険を活用することで、年間最高100万円まで補償してもらえます。補償期間は、購入日から90日間と定められています。

2.セキュリティ対策を確認する際の注意点

クレジットカードのセキュリティを重視する場合は、セキュリティ対策の内容やサポートを受けられる条件などを把握しておくのが大切です。

それでは、クレジットカードのセキュリティを重視する際の注意点を確認しましょう。

2-1.補償の適用期間を確認

クレジットカードの不正利用による補償制度には、補償の対象期間が存在します。万が一不正利用された際には、可能な限り迅速にカード会社へ被害状況を連絡することが補償を受けるためにも重要といえます。

たとえばJCB CARD Wでは、JCBカードへの連絡日から60日前以降の損害にかぎり補償されます。連絡日の60日前よりも前に被害を受けていた場合には、補償を受けられません。

2-2.事前に被害発生時の対処方法を把握しておく

クレジットカードの盗難や紛失後に不正利用された場合、クレジットカード会社の専用ダイヤルへ被害状況を説明したのち、警察へ盗難もしくは紛失届を提出します。あとはクレジットカード会社や警察の指示に従って、手続きや確認作業などを進める流れです。カード会社によって手続きの流れや方法が異なる可能性もあるため、事前に確認しておきましょう。

クレジットカードで購入した商品への被害を補償対象にした付帯保険に関しては、補償期間中にカード会社へ連絡し、商品の到着日を確認できる書類や保険金請求書、損害証明書などの書類を提出します。

2-3.クレジットカードのセキュリティサービスに頼りすぎない

クレジットカード会社は、割賦販売法やクレジットカード・セキュリティガイドラインに沿ってセキュリティ対策の強化に努めています。しかし、クレジットカードのセキュリティ対策やサポートに頼りすぎると、かえって盗難や紛失リスクを高めてしまう可能性があります。

実態のよく分からないショッピングサイトで決済を行う、外出時にクレジットカードの入ったバッグや財布をよく落としてしまう、海外旅行の際にクレジットカードを手で持ちながら歩いているなどのリスクの高い行動は、盗難やスキミング、紛失などにつながるため注意が必要です。

たとえば一般社団法人日本クレジット協会や警察庁のサイトなどでは、消費者向けにクレジットカードの利用方法や注意点を解説しているので、参考にしながら使い方を確認してみましょう。

まとめ

セゾンカードデジタルや三井住友カード ナンバーレスは、クレジット番号を盗み見られることなく実店舗で利用することができます。また、アメリカン・エキスプレス・カードや楽天カード(普通)、JCB CARD Wなどは、本人認証やワンタイムパスワード、不正利用検知、万が一の際のカード利用一時停止といったサポートを受けることができます。

セキュリティを強化しているカードを探している方やネットショッピングの頻度が高い方などは、今回紹介したクレジットカードも参考に比較検討を進めてみてはいかがでしょうか。

The following two tabs change content below.

菊地 祥

FP3級技能士、投資信託4年目、株式投資8年目。2018年からフリーランスとしてwebライティングやメディア運営を行っています。また、webライターとしては株式投資や投資信託などをやさしく解説。