個人向けプラチナカード9枚の特典、保険、年会費、機能を徹底比較

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プラチナカードは、いくつかのクレジットカード会社で発行されています。一般的にゴールドカードよりも高い年会費で、ポイントや宿泊特典、エンターテイメント、空港特典など多数の優待サービスを受けられるのが特徴です。

そこでこの記事では、個人向けプラチナカードの各種特典、付帯保険、基本機能について比較紹介します。プラチナカードの特典を利用しながら旅行を楽しみたい方、プラチナカードの各特典を比較した上で判断したい方などは、参考にしてみてください。

※この記事は2021年9月28日時点の情報に基づき執筆しています。最新情報はご自身にてご確認頂きますようお願い致します。
※本記事は情報提供を目的としており、特定サービスの利用を勧誘するものではございません。申込に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

目次

  1. 個人向けプラチナカードの基本機能を比較
    1-1.本会員と家族会員の年会費を比較
    1-2.国際ブランドの対応状況を比較
    1-3.電子マネーなど付帯機能の有無を比較
  2. 個人向けプラチナカードの各ポイントサービスを比較
    2-1.ポイント還元率を比較
  3. 個人向けプラチナカードの特典を比較
  4. 付帯保険の有無や内容を比較
  5. まとめ

1.個人向けプラチナカードの基本機能を比較

個人向けプラチナカードの多くは、シルバーもしくはブラックのデザインが施されています。年会費は、普通カードやゴールドカードよりも高い傾向です。

今回は、以下のプラチナカードを紹介します。

まずは、個人向けプラチナカードの年会費や付帯機能などを確認していきましょう。

1-1.本会員と家族会員の年会費を比較

主なプラチナカードの年会費は有料です。家族会員の年会費については、無料のカードもあります。また、一人目まで無料や人数にかかわらず有料のカードもあります。家族で旅行へ行く方やまとめて発行しようと考えている場合は、家族カードの年会費についても確認しておきましょう。

以下にプラチナカード各種の年会費を紹介します。

カード名 年会費(本会員と家族会員) 備考
プラチナ・カード(アメックスカード) 本会員:143,000円(税込)
家族会員:無料、4枚まで発行可能
本会員の年齢は記載なし
家族会員:原則18歳以上
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード 本会員:22,000円(税込)
家族会員:3,300円(税込)、4枚まで発行可能(Web同時申込の場合は3枚まで)
本会員:学生や未成年を除く方であれば申し込むことが可能
家族会員:生計を共にする高校生を除く18歳以上
MileagePlusセゾンプラチナカード 本会員:55,000円(税込)
家族会員:9,900円(税込)、4枚まで発行可能(Web同時申込の場合は3枚まで)
三井住友カード プラチナ 本会員:55,000円(税込)
家族会員:無料、1枚発行可能
本会員:満30歳以上
家族会員:生計を共にする高校生を除く18歳以上
三井住友カード プラチナプリファード 本会員:33,000円(税込)
家族会員:無料、1枚発行可能
本会員:満20歳以上
家族会員:生計を共にする高校生を除く18歳以上
JCBプラチナ 本会員:27,500円(税込)
家族会員:一人目無料、二人目以降一人につき3,300円(税込)
本会員:学生を除く25歳以上
家族会員:生計を共にする高校生を除く18歳以上
エポス プラチナカード 本会員:通常30,000円(税込)、エポスカードから招待された場合、20,000円(税込)
年間の利用額100万円以上であれば翌年度の年会費20,000円(税込)
家族会員なし
未成年以外の方を対象
JALカード プラチナ 本会員:34,100円(税込)
家族会員:17,050円(税込)
本会員:20歳以上の方を対象
家族会員:生計を共にする18歳以上
TRUST CLUB プラチナ Visaカード 本会員:38,500円(税込)
家族会員:無料
本会員:25歳以上の方を対象
家族会員:生計を共にする18歳以上

主なプラチナカードの年会費は、30,000円前後ものが多くあります。一方アメックスカードのプラチナ・カードは、年会費143,000円(税込)と他のプラチナカードに対して3~4倍程度の費用となっています。

家族カードについては、エポスプラチナカードのみ発行することはできません。ただし、エポスプラチナカード会員の家族からカード発行について紹介された場合は、家族カードに相当するエポスファミリーゴールドカードを発行できます。

エポスファミリーゴールドカードは、エポスゴールドカード会員の二親等以内で、かつ18歳以上であれば申し込むことができます。一般的な家族カードとの主な違いは、利用可能枠を個別に設定できる点です。また、利用明細を個別に通知してもらえます。

1-2.国際ブランドの対応状況を比較

続いては、プラチナカード各種の国際ブランドについて比較します。

カード名 国際ブランド
プラチナ・カード(アメックスカード) アメックス
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード アメックス
MileagePlusセゾンプラチナカード アメックス、Visa
三井住友カード プラチナ Visa、Mastercard®
三井住友カード プラチナプリファード Visa
JCBプラチナ JCB
エポス プラチナカード Visa
JALカード プラチナ アメックス、JCB
TRUST CLUB プラチナ Visaカード Visa

上記プラチナカードの場合は、国際ブランドに1種類もしくは2種類に対応しています。アメックスやJCB、Visa、Mastercardといったブランドは、国内のさまざまな店舗やネットショップで対応しているので、利用しやすさに大きな違いはありません。

JALカード プラチナや三井住友カード プラチナなど一部カードは、国際ブランドによって特典内容が変わるものもあります。特典内容が気になる場合は、国際ブランドの独自特典にも注目してみるのが大切です。

1-3.電子マネーなど付帯機能の有無を比較

クレジットカードの決済方法は、主にサインによる署名や暗証番号の入力、タッチ決済、電子決済(スマホ決済)などから選択できるようになっています。

タッチ決済は、カードを店舗の専用端末へかざすだけで決済を完了できる機能です。タッチ決済サービスの種類は異なるので、対応店舗か確認しておくのも大切です。たとえばVisaやMastercardなどは、独自のタッチ決済機能を利用できます。

電子マネー機能は、スマホ決済アプリやサービスにカード情報を登録し、店頭の専用端末へスマホをかざすと決済することが可能です。なお、スマホ決済に関しては、各アプリやOSによって使い方が異なります。利用の際は、対応アプリやOSの使い方を確認しましょう。

以下に、プラチナカード各種の電子マネー機能やタッチ決済を紹介します。

カード名 対応機能
プラチナ・カード(アメックスカード) Apple Pay、タッチ決済対応
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード セゾンiD、モバイルSuica、PayPay、Google Pay、モバイルPASMO、(MileagePlusセゾンプラチナカードのみタッチ決済対応)
MileagePlusセゾンプラチナカード
三井住友カード プラチナ Apple Pay、Google Pay、PiTaPa、iD、三井住友カードWAON、タッチ決済
三井住友カード プラチナプリファード
JCBプラチナ Apple Pay、Google Pay、QUICK Pay、タッチ決済
エポス プラチナカード QUICK Pay、楽天Edy、PayPay、EPOS Pay、楽天ペイ、d払い、モバイルSuica、タッチ決済
JALカード プラチナ QUICPay、Suica、PASMO、JMB WAON、JMB G.G WAON、JMB WAONクレジットチャージ(ブランドや発行年齢によって利用可能なサービスは異なる)
TRUST CLUB プラチナ Visaカード Apple Pay、タッチ決済

セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードやMileagePlusセゾンプラチナカード、JALカード プラチナなどは、多くの電子マネー機能に対応しています。

ETCカードは、各プラチナカードに付帯されています。発行手数料や年会費はカードによって異なるので、事前に確認するのが大切です。

以下に各ETCカードの年会費を紹介します。

カード名 ETCカードの年会費
プラチナ・カード(アメックスカード) 年会費無料、新規発行手数料に関しては1枚につき935円(税込)
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード 年会費、新規発行手数料無料
MileagePlusセゾンプラチナカード
三井住友カード プラチナ 年会費永年無料
三井住友カード プラチナプリファード
JCBプラチナ 年会費永年無料
エポス プラチナカード
JALカード プラチナ 年会費無料
TRUST CLUB プラチナ Visaカード 年会費永年無料

プラチナ・カード(アメックスカード)など一部カードは、新規発行手数料のかかるケースもあります。一方年会費に関しては、無料で利用できるケースがほとんどです。

ETCカードの年会費や付帯状況は、各クレジットカードサイトのETCカードに関する紹介ページで確認することが可能です。

2.個人向けプラチナカードの各ポイントサービスを比較

個人向けプラチナカードは、普通カードやゴールドカードと同様にカード利用でポイントを貯めることができます。貯まったポイントは、商品やギフト券との交換、他社ポイントサービスへ移行できる場合もあります。

続いては、各ポイントサービスやポイント特典を確認していきましょう。

2-1.ポイント還元率を比較

ポイントサービスの種類やポイント還元率は、カードによって異なります。

多くのプラチナカードは、通常のカード利用で100円につき1ポイント、1,000円につき1ポイント前後といったポイント還元率です。ポイント還元率に特化したプラチナカードであれば、100円につき3ポイント前後獲得できる場合もあります。

以下に各プラチナカードのポイントサービスとポイント還元率を紹介します。

カード名 ポイントサービスとポイント還元率 有効期限
プラチナ・カード(アメックスカード) メンバーシップ・リワード ポイント・プログラム
ショッピング:100円につき1ポイント(ポイント還元率1%)(一部店舗は200円につき1ポイント)
36ヵ月(3年間)、有効期間中に1回以上の交換で無期限
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード 永久不滅ポイント
国内でのショッピング:1,000円につき1.5ポイント(ポイント還元率0.15%)
無期限
MileagePlusセゾンプラチナカード マイレージプラス(ANA、ユナイテッド航空などに対応)
ショッピング:1,000円につき15マイル(マイル還元率1.5%)
三井住友カード プラチナ Vポイント
ショッピング:200円につき1ポイント(ポイント還元率0.5~2.5%)
24ヵ月(2年間)
三井住友カード プラチナプリファード Vポイント
ショッピング:100円につき1ポイント(ポイント還元率1~10%)
JCBプラチナ Oki Dokiポイント
ショッピング:1,000円につき1ポイント(ポイント還元率0.1%)
36ヵ月(3年間)
エポス プラチナカード エポスポイント
ショッピング:200円につき1ポイント(ポイント還元率0.5%)
無期限
JALカード プラチナ JALマイル
ショッピング:100円につき1マイル(マイル還元率1%)
※ショッピングマイル・プレミアムへ年会費無料で自動入会
36か月後の月末(3年後の月末)
TRUST CLUB プラチナ Visaカード リワードプログラム
ショッピング:100円につき4ポイント(ポイント還元率4%)
無期限

MileagePlusセゾンプラチナカードのマイルプログラムは、ANAやユナイテッド航空を利用している方などにメリットのあるカードといえます。MileagePlusセゾンプラチナカードのマイレージプログラムは、店舗やネットショップでのカード利用でマイルを貯められます。

他にもJALカード プラチナは、JALグループ以外の店舗やネットショップでのカード利用でもJALマイルを貯められます。

それぞれのカードで貯まったポイント、マイレージプログラムは、支払いに利用したり他社ポイントサービスへ移行したりなど、多種多様な活用方法を選択できます。なお、活用方法の種類や条件など、普通カードやゴールドカードと大きな違いはありません。

注意点として、ポイントごとに商品などに交換できるレートは異なるため、別々のポイント同士の還元率を単純に比較はできません。自身がふだん利用しているポイントや、利用を検討しているクレジットカードのと同じポイントシステムを採用しているカードから比較検討することが大切です。

3.個人向けプラチナカードの特典を比較

プラチナカードの多くは、複数の空港ラウンジ特典、グルメや旅行に関する優待サービスや割引特典を受けられるのが特徴です。旅行の頻度が高い方には、メリットのある特典内容といえます。

それでは、以下に各プラチナカードの特典数と特典の種類について紹介します。

カード名 特典の傾向や主な特典
プラチナ・カード(アメックスカード) 空港ラウンジ特典:Global Lounge Collection特典(1,200ヶ所以上の空港ラウンジを利用可能)
旅行特典:一人分のコース料金無料、ファイン・ホテル・アンド・リゾート、日本の極 KIWAMI 50、京都特別観光ラウンジ、ホテル・メンバーシップ、トラベル・クーポンプレゼント、フリー・ステイ・ギフト、アメックス・スペシャル・リザーブ
ショッピング、ライフスタイル特典:ラグジュアリー・ショッピング、スポーツクラブアクセス、SBIウェルネスサポート
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード 空港ラウンジ特典:プライオリティ・パス特典で国内外のさまざまな空港ラウンジを利用できる
空港特典:コート預かりサービス優待
旅行特典:海外アシスタントデスク、海外Wi-Fiやレンタル携帯電話割引特典、カードデスク・サービス、LIVE THE WORLD、Tablet Hotels、オントレ、プレミアムホテルプリビレッジ、コンシェルジュ・サービス
ショッピング、ライフスタイル特典:セゾンカード優待ショップを利用可能、アメリカン・エキスプレス・コネクト、セゾンプレミアムゴルフサービス、コナミスポーツクラブ、AMERICAN EXPRESS EXPERIENCES
MileagePlusセゾンプラチナカード 空港ラウンジ特典:カード会社提携ラウンジの無料利用特典や空港ラウンジユナイテッドクラブの利用パス年間2枚付与
空港特典:ユナイテッド航空運航便の優先搭乗、手荷物無料宅配サービス
旅行特典:コンシェルジュサービス、オントレ、プレミアムホテルプリビレッジ、Tablet Hotels、セゾンプレミアムセレクションbyクラブ・コンシェルジュ、友人や知人の特典航空券を予約可能など
ショッピング、ライフスタイル特典:セゾンプレミアムゴルフサービス
三井住友カード プラチナ 空港ラウンジ特典:プライオリティ・パス特典で国内外のさまざまな空港ラウンジを利用できる
空港特典:Visaプラチナ 空港送迎ハイヤー、国際線手荷物無料宅配、Visaプラチナ空港宅配
旅行特典:カーシェアリング特別優待、Tokyo Supercars特別優待、ダイニング by 招待日和、プラチナホテルズ、JTBロイヤルロード銀座、Visaプラチナ ホテルダイニングなど
ショッピング、ライフスタイル特典:海外有名ゴルフコース手配、三井住友VISA太平洋マスターズ観戦入場券プレゼントなど
その他:宝塚歌劇優先販売、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン ユニバーサル・エクスプレス・パス、ヘリクルーズ、歌舞伎・能など
三井住友カード プラチナプリファード 空港ラウンジ特典:カード会社提携ラウンジを無料利用可能
JCBプラチナ 空港ラウンジ特典:プライオリティ・パス特典で国内外のさまざまな空港ラウンジを利用できる
旅行特典:JCB Lounge 京都、JCBプレミアムステイプラン、グルメ・ベネフィット、プラチナ・コンシェルジュデスク
その他:新規入会特典として10,000円キャッシュバック、家族カード入会でJCBギフトカード最大4,000円分付与、JCB STAR MEMBERSのキャンペーンチャンスアップ
エポス プラチナカード 空港ラウンジ特典:カード会社提携ラウンジの無料利用特典やプライオリティ・パス特典で国内外のさまざまな空港ラウンジを利用できる
空港特典:Visaプラチナ空港宅配、Visaゴールド国際線クローク
旅行特典:海外モバイルWi-Fiルーターレンタルサービスのレンタル料金45%割引、Visaプラチナトラベル、海外サポートデスク、温泉優待、Visaプラチナ ホテルダイニング、Visaプラチナ ラグジュアリーダイニング、プラチナグルメクーポン
ショッピング、ライフスタイル特典:年4回の優待期間は10%割引、エポトクプラザ内でショッピング関連の優待サービスも利用可能、Visa プラチナゴルフ
JALカード プラチナ 空港ラウンジ特典:カード会社提携ラウンジの無料利用特典
空港特典:JALビジネスクラス・チェックインカウンター、機内販売割引、国内空港店舗や空港免税店割引
旅行特典:ホテルニッコー & JALシティの割引・特典、JALパックの割引、JALビジネスきっぷ
その他:アゴラの送付、JALオリジナルカレンダーの送付
JAL アメリカン・エキスプレス・カードを選択すると国内外8,000以上のレストランで利用可能な割引サービスなどを受けられる
JAL・JCBカードを選択するとプライオリティ・パス特典などを受けられる
TRUST CLUB プラチナ Visaカード 空港ラウンジ特典:カード会社提携ラウンジの無料利用特典やプライオリティ・パス特典で国内外のさまざまな空港ラウンジを利用できる
空港特典:手荷物無料宅配サービス、コートお預かりサービスなど
旅行特典:Visa プラチナコンシェルジュ、TRUST CLUB ダイニングセレクションなど
ショッピング、ライフスタイル特典:コナミスポーツクラブ、D’sラウンジトーキョーなど

上記のプラチナカードでは、カード会社提携空港ラウンジ特典やプライオリティ・パス特典などを利用して空港ラウンジを楽しむことができます。

手荷物無料宅配など空港で役立つサポート特典は、三井住友カード プラチナやTRUST CLUB プラチナ Visaカードなどで利用できます。

その他各ジャンルの特典を利用できるカードは、TRUST CLUB プラチナ Visaカードや三井住友カード プラチナです。

三井住友カード プラチナは、複数のゴルフ特典や銀座などで楽しめるラウンジや優待特典、さらに歌舞伎や能などといった伝統芸能を観劇できる特典もあります。なお、利用可能な特典の種類は、VisaとMastercardどちらを選択するかによって変わります。

他にもTRUST CLUB プラチナ Visaカードは、10種類以上の旅行特典やVisaのプラチナ優待サービス、空港サポートサービスなどを利用できます。Visaのプラチナ優待サービスは、料亭やレストランの優待特典をはじめ空港サービス、ハイヤーによる送迎、ホテル内レストランの割引特典など複数のサービスを受けられるVisa提供の特典です。

グルメや宿泊、交通機関に関する特典の数が多いプラチナカードは、エポス プラチナカード、MileagePlusセゾンプラチナカード、セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード、プラチナ・カード(アメックスカード)の4枚です。

プラチナカードの旅行特典には、レストランや宿泊施設だけでなくイベント関連の特典や送迎サービス、特別ラウンジの利用特典などといった優待サービスも含まれています。

4.付帯保険の有無や内容を比較

プラチナカードの多くは、普通カードやゴールドカードなどと同様に旅行時の傷害や疾病、カードの不正利用に関する補償を受けられます。中には、一部付帯なしのカードやゴルフ保険なども付帯されたカードがあります。

付帯保険の多いカードが多いため、自身のライフスタイルに合った補償項目や補償限度額か検討するのも大切です。

以下に各プラチナカードのショッピングや不正利用時の補償に関するサービスを比較していきます。

カード名 付帯保険の種類
プラチナ・カード(アメックスカード) 旅行保険:海外旅行傷害保険、国内旅行傷害保険
旅行以外の保険や補償:スマートフォン・プロテクション、個人賠償責任保険、ホームウェア・プロテクション、オンライン・プロテクション、ショッピング・プロテクション、リターン・プロテクション
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード 旅行保険:海外旅行傷害保険、国内旅行傷害保険
旅行以外の保険や補償:ショッピング安心保険、オンライン・プロテクション
MileagePlusセゾンプラチナカード 旅行保険:海外旅行傷害保険、国内旅行傷害保険
旅行以外の保険や補償:ショッピング安心保険、不正利用補償
三井住友カード プラチナ 旅行保険:海外旅行傷害保険、国内旅行傷害保険
航空便遅延費用補償:乗継遅延費用、出航遅延、欠航、搭乗不能費用、手荷物遅延、手荷物紛失
旅行以外の保険や補償:お買物安心保険、不正利用補償
三井住友カード プラチナプリファード 旅行保険:海外旅行傷害保険、国内旅行傷害保険
旅行以外の保険や補償:お買物安心保険、不正利用補償
JCBプラチナ 旅行保険(利用付帯):海外旅行傷害保険、国内旅行傷害保険
航空便遅延費用補償:乗継遅延費用保険金、出航遅延費用等保険金、寄託手荷物遅延費用保険金、寄託手荷物紛失費用保険金
旅行以外の保険やサポート:紛失や盗難後、不正利用補償、ショッピングガード保険
エポス プラチナカード 旅行保険:海外旅行傷害保険、国内旅行傷害保険
旅行以外の保険やサポート:不正利用補償
JALカード プラチナ 旅行保険:海外旅行傷害保険、国内旅行傷害保険
航空便遅延費用補償:国内・海外航空機遅延保険、JALカード海外航空便遅延 お見舞金制度
旅行以外の保険やサポート:ショッピング保険、JALカードゴルファー保険
TRUST CLUB プラチナ Visaカード 旅行保険:海外旅行傷害保険、国内旅行傷害保険
航空便遅延費用補償:国内・海外航空機遅延保険、JALカード海外航空便遅延 お見舞金制度
旅行以外の保険やサポート:キャンセル プロテクション、バイヤーズ プロテクション、不正利用補償

航空便遅延費用補償を受けられるプラチナカードは、TRUST CLUB プラチナ Visaカード、JALカード プラチナ、JCBプラチナ、三井住友カード プラチナの4種類です。出張など、搭乗便の遅延によって大きな損失を受ける可能性のある場合は、利用メリットのある補償といえます。

上記カードのうち三井住友カード プラチナプリファード以外は、海外旅行傷害保険の死亡と後遺障害の補償限度額1億円に設定されています。また、傷害や疾病治療費用の補償限度額1,000万円のプラチナカードは、プラチナ・カード(アメックスカード)とJCBプラチナの2種類となっています。その他プラチナカードの傷害や疾病治療費用の補償限度額は、300万円や500万円で定められています。

国内旅行傷害保険の入院や通院保険金、手術保険金は、多くのプラチナカードで含まれています。

プラチナ・カード(アメックスカード)や三井住友カード プラチナ、JCBプラチナ、エポス プラチナカードなどは、国内旅行傷害保険の死亡と後遺障害に関する補償限度額1億円となっています。その他のプラチナカードは、5,000万円で定められています。

そして、エポス プラチナカード以外は、カードで購入した商品を原因とした事故による損害を補償してもらえます。なお、ショッピング安心保険やバイヤーズ プロテクションなど、カードによって名称が異なるため、見落とさないよう補償内容を確認しておきましょう。

不正利用時の補償やショッピング保険は、クレジットカードサイトのQ&Aページなど別ページに記載されている場合もあります。

まとめ

プラチナカードの多くは、多数のグルメや旅行に関する優待や割引、空港特典を利用できます。また、ポイント還元率の高いカードやエンターテイメントサービスの充実したカードもあり、複数ジャンルの特典を受けられるのが特徴です。

海外や国内旅行の際に楽しめる旅行特典を求めている方やエンターテイメント特典、プラチナカード独自の特典を受けてみたい方などは、今回紹介したプラチナカードも参考に比較検討を進めてみてはいかがでしょうか。

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菊地 祥

FP3級技能士、投資信託4年目、株式投資8年目。2018年からフリーランスとしてwebライティングやメディア運営を行っています。また、webライターとしては株式投資や投資信託などをやさしく解説。