トライオートFXの評判は?メリット・デメリットを比較、スプレッドや注意点も

トライオートFXはインヴァスト証券が提供しているFXのサービスです。トライオートFXでは投資家自身が価格や数量を決めて売買をする「マニュアル注文」と一定の設定さえすれば自動で取引をしてくれる「自動売買セレクト」の2種類から、自分に適した取引方法を選択することができます。

トライオートFXは口座開設者の60%以上がFX未経験者であるなど、FX投資初心者にも人気のサービスでもあります。自動売買セレクトは、トライオートFX独自のサービスのため、注目している人も多いのではないでしょうか。

そこで、今回はトライオートFXでFX投資を検討されている方、トライオートFXの理解を深めたい方へ向け、トライオートFXのメリットやデメリット・注意点、そして評判をまとめてみました。

目次

  1. トライオートFXとは
    1-1. マニュアル注文とは
    1-2. 自動売買セレクトとは
  2. トライオートFXの5つのメリット
    2-1. 自動売買セレクトは手間が掛からない
    2-2. 主要通貨ペアのスプレッドが狭い
    2-3. 過去のリターンを把握できる
    2-4. レンジ相場に強い
    2-5. ビルダー機能でオリジナルの戦略をつくれる
  3. トライオートFXの5つのデメリット・注意点
    3-1. 含み損を抱える場面が多い
    3-2. 「自動売買セレクト」は人によっては不安の種
    3-3. 投資の知識・スキルは身に付きづらい
    3-4. 「自動売買セレクト」は売買手数料が掛かる
    3-5. デモ口座はない
  4. トライオートFXの口コミ・評判
    4-1. ビルダー機能に利点を感じる投資家
    4-2. 自動売買の評価は人による
  5. まとめ

1. トライオートFXとは

インヴァスト証券「トライオートFX」

トライオートFXは、インヴァスト証券が提供しているFXのサービスで、インヴァスト証券で口座を開けば無料で利用することができます。

トライオートFXではチャートや証拠金状況を確認するという一般的なFXの取引ツールの機能を備えている他、注文方法には「マニュアル注文」と「自動売買セレクト」の2種類があります。

1-1. マニュアル注文とは

マニュアル注文とは、投資家自身が通貨ペアを選択したり、注文方法、数量などを決めて、注文する一般的な注文方法のことです。

1-2. 自動売買セレクトとは

自動売買セレクトとは、通貨ペアと取引数量、自動売買を行うロジックを4つの中から1つ選択すれば、後はシステムが自動で売買をしてくれるという注文方法のことです。FX中級者・上級者は「ビルダー機能」を使って、自分でオリジナルの自動売買のロジックを組み立てることも可能です。 

では、4つの自動売買のロジックとは何でしょうか?簡単に説明をしていきます。

自動売買ロジック① コアレンジャー

「コアレンジャー」は、チャートをコアレンジ帯とサブレンジ帯に分けて、それぞれで売買戦略を変えるロジックです。特にレンジ相場の際に威力を発揮します。

コアレンジ帯とは60%~70%の価格をカバーできるレンジ帯で、サブレンジ帯はそれ以外のレンジ帯のことです。

コアレンジ帯では買い注文と売り注文を同時に発注し、コアレンジ帯の上のサブレンジ帯では売り注文のみ、下のサブレンジ帯では買い注文のみを仕掛けていきます。

このロジックは、

  • コアレンジ帯で売り買いをして、細かく利益を積み重ねる
  • サブレンジ帯ではいずれコアレンジ帯に価格は戻るという想定の下、売買をする

という投資戦略を取っており、一定の価格帯を行き来するレンジ相場に強いという特徴があります。

しかし、レンジを抜けてしまったら、含み損が拡大してしまうというリスクがあるため、一方向に動きが出るトレンド相場には注意が必要です。

自動売買ロジック② ハーフ

ハーフは想定レンジの上半分では売り注文、下半分では買い注文を出すというシンプルなロジックです。

ハーフもコアレンジャーと同様に波打つようなレンジ相場で利益を上げることを想定したロジックです。

そのため、レンジ相場では利益をコツコツと貯めることができますが、もし為替がレンジを抜けた動きをしてしまうと、含み損を抱えるリスクがあります。

自動売買ロジック③ スワッパー

「スワッパー」は高金利通貨の値動きに合わせて作られたロジックで、買いのみで短期の反発を狙う戦略です。

スワッパーは、買いと売りを短期で繰り返しながら、「高金利通貨を保有することによって得られるスワップポイントも獲得しよう」という狙いがあるロジックとなっています。

買いから仕掛けるロジックのため、長期に渡り下降トレンドが発生すると、含み損が膨らむリスクがあります。

自動売買ロジック④ ハイブリッド

「ハイブリッド」は2020年5月に新しく追加された、「コアレンジャー」で複数通貨を運用できるロジックです。売買手法は「コアレンジャー」と同じです。

「ハイブリッド」では例えば、米ドル/円と豪ドル/NZドルを「コアレンジャー」のロジックで投資をしていきます。もちろん、それぞれの通貨ペアを「コアレンジャー」で2回に分けて注文をすることも可能ですが、「ハイブリッド」で一括注文をする方が手間を省けるというメリットがあります。

「ハイブリッド」では複数通貨への投資が可能なため、リスク分散の効果も期待できるでしょう。しかし、複数通貨に投資をするため、資金を多く用意しなければならないため、資金に余裕がある人向けのロジックとも言えます。

2. トライオートFXの5つのメリット

続いてトライオートFXを利用する際の下記5つのメリットを解説していきます。

  1. 自動売買セレクトは手間が掛からない
  2. スプレッドが狭い
  3. 過去のリターンを把握できる
  4. レンジ相場に強い
  5. ビルダー機能でオリジナルの戦略をつくれる

それでは順に見ていきましょう。

2-1. 自動売買セレクトは手間が掛からない

トライオートFXの「自動売買セレクト」は、注文を出してさえしまえば後はシステムが自動で売買を執行してくれます。

そのため、自分で通貨ペアや売買数などを相場を見て都度入力するマニュアル注文に比べて手間が掛からず、また投資に掛ける時間を大幅に節約できるため、上手く運用すれば不労所得のように利益を得ることも可能です。

2-2. 主要通貨ペアのスプレッドが狭い

スプレッド(売値と買値の差)はFX投資における手数料に相当し、スプレッドが狭ければ狭いほど利益を出しやすいことになります。

インヴァスト証券のスプレッドは、主要通貨ペアである米ドル/円やユーロ/円、ポンド/円などのスプレッドにおいて他の大手FX会社と比べて遜色ない水準です。

例えば最もメジャーな通貨ペアである米ドル/円のスプレッドは2020年7月時点で0.3銭、ユーロ/円は0.5銭と業界内でも比較的狭い水準となっています。そのため、インヴァスト証券では取引コストを抑えながら売買を進めていくことが可能です。

2-3. 過去のリターンを把握できる

「自動売買セレクト」では、注文する際にロジックを選択すると、選択したロジックで売買した場合に、「どの通貨ペアでどれくらいのリターンが過去にあったのか」のシミュレーション結果を示してくれます。

シミュレーションによってパフォーマンスのイメージができるため、取引経験の少ない初心者の方にとっては投資を判断する上での重要な情報の一つとなるでしょう。

シミュレーション結果はあくまで過去の結果であり、将来を保証するものではありませんが、傾向として把握し、ロジックや通貨ペア選択の参考にすることができます。

2-4. レンジ相場に強い

相場には「上昇トレンド」「下降トレンド」「レンジ相場(値動きが横ばいの相場)」の3種類がありますが、トライオートFXが提供する「自動売買セレクト」のロジックの中で「コアレンジャー」と「ハーフ」はレンジ相場で利益を狙うことができるロジックです。

レンジ相場が予想される通貨ペアを見つけることができれば、これらのロジックを活用することで利益を積み上げられる可能性があるでしょう。

2-5. ビルダー機能でオリジナルの戦略をつくれる

トライオートFXには「ビルダー機能」があります。この機能を使えば、投資家オリジナルのロジックを設定することが可能です。

「ビルダー機能」は、注文数量や利益確定の幅、損切り設定などを独自で設定し、自動売買のロジックを作ることができる機能です。

自分に理想に近いロジックで売買することができるため、FX中・上級者で投資戦略が固まってきた人にはおすすめの機能となっています。

トライオートFXの5つのデメリット・注意点

以下では、トライオートFXを利用する際の下記5つのデメリットや注意点を解説していきます。

  1. 含み損を抱える場面が多い
  2. 「自動売買セレクト」は人によっては不安の種
  3. 投資の知識・スキルは身に付きづらい
  4. 「自動売買セレクト」は売買手数料が掛かる
  5. デモ口座はない

メリットだけでなく、デメリットも把握した上で、利用するかどうかを判断しましょう。

3-1. 含み損を抱える場面が多い

「自動売買セレクト」で「コアレンジャー」や「ハーフ」、「ハイブリッド」のロジックを選択した場合には、その投資戦略上、含み損を抱える場面が多くなります。

3つとも細かく売買をするロジックのため、含み益と含み損のあるポジションを持つことが多く、どうしても「含み損がない」という状況が生まれにくいのです。

また、レンジ相場ではなくなり、上下どちらかにトレンドが出来てしまった場合には、含み損は大きく膨らんでしまいます。「含み損が常にある状態は避けたい」という方は、利用は慎重に検討したほうが良いでしょう。

3-2. 「自動売買セレクト」は人によっては不安の種

「自動売買セレクト」は自動で売買をしてくれる注文方法ですが、「自分が把握していないところで売買がされるのは不安」と感じる方もいるでしょう。

為替は24時間動いており、売買も24時間行われます。そのため人によっては、常に為替の動きに気を取られてしまうという方もいます。

その不安を解消する方法として、自動売買を利用する際に無くなっても気にならない程度の少額で運用する、もしくは自身で売買する裁量取引を行うことなどを検討してみると良いでしょう。

3-3. 投資の知識・スキルは身に付きづらい

「自動売買セレクト」を利用する場合、自分で選択したロジックの通りに売買をお任せできるため、自分の頭で考えて注文する「マニュアル注文」に比べ、どうしても投資スキルは身に付きづらいでしょう。

自動売買でこの先もずっと取引をして利益を出し続けられるのなら良いですが、残念ながら、その保証はありません。

また「自動売買セレクト」を使うとしても、通貨ペアはどれにするのか、想定レンジから外れて含み損が増えてきた場合はどうするのか、など自分で投資判断をしなければいけない場面は出てきます。

そのような場面で適切な投資判断を取るためには、ある程度の投資の知識やスキルが必要です。そのため、「肌感覚で投資スキルを身に付けながらFX投資をしたい」という人にとっては、「自動売買セレクト」は相性が悪いと言えます。

3-4. 「自動売買セレクト」は売買手数料が掛かる

ほとんどのFX会社において、FXの手数料にあたるのは売値と買値の差であるスプレッドのみです。

しかし、トライオートFXの「自動売買セレクト」はスプレッドに加えて、売買手数料が掛かります。売買手数料は決済ごとに0.5pips~2pips(日本円で0.005円~0.02円)です。

このように「自動売買セレクト」には、スプレッドに加えて売買手数料が取引コストとして掛かることは把握しておきましょう。

3-5. デモ口座はない

FX会社によっては口座開設前であっても、デモ口座で実際に擬似トレードをして、取引ツールの使いやすさなどを把握することができますが、トライオートFXにはデモ口座がありません。

そのため、トライオートFXは口座開設後に実際に取引をしないと、取引ツールの使いやすさやチャート機能などを確認することができませんので注意しましょう。

4トライオートFXの口コミ・評判

さて、気になるトライオートFXの評判ですが、SNSや口コミサイトではトライオートFXについて、以下のような評価・口コミがありました。

  • 相場予想が不要なので、初心者にはありがたい。
  • 初心者でもわかりやすく、取引までスムーズに進めた。
  • 設定が難しい。設定できることが多すぎて複雑、面倒。
  • 独特の用語が多く、わかりにくい。
  • ビルダー機能がかなり使いやすい。
  • マニュアル注文より自動売買のほうが自分に合っている。
  • 自動取引は仕事をしている人間にはありがたい。
  • トライオートFXで自動売買しているが、少額であまり利回りが良くない。
  • トライオートFXで少しずつだがプラスが増えてきて嬉しい。
  • 暴落が無ければ運用効率が高い。

※上記はすべて個人の感想です。ご自身でもよくお調べの上、利用の検討をして下さい。

4-1. ビルダー機能に利点を感じる投資家

トライオートFXの「自動売買セレクト」の設定には、自分のオリジナルの自動売買ロジックを構築できる「ビルダー機能」があります。口コミでは、この「ビルダー機能」に利点を感じる投資家がいました。

「ビルダー機能」は自分でロジックを構築する必要があるため、投資初心者には難しい面もあります。一方で、ある程度FXにも慣れ、自分なりの投資戦略を確立した投資家にとっては、「ビルダー機能」は非常に魅力的な機能に映るでしょう。

4-2. 自動売買の評価は人による

トライオートFXの「自動売買セレクト」に対する評価はさまざまでした。

  • 自動取引は仕事をしている人間にはありがたい。
  • トライオートFXで自動売買しているが、少額であまり利回りが良くない。
  • 暴落が無ければ運用効率が高い。

「自動売買セレクト」は、投資家最大の敵といわれる「自らの非合理的な感情」を排して、利益を淡々と積み重ねることを目指している注文方法です。

実際、インヴァスト証券によると、2019年1月~12月において「自動売買セレクト」で利益を上げている投資家の割合は、「マニュアル注文」している投資家の約1.37倍いるとされています。

ただし、「自動売買セレクト」も選択するロジックや通貨によって、損失を出したり、資産効率がかえって悪くなるケースもあります。

「自動売買セレクト」は人によって合う・合わないがあるのを前提に、利用を検討することが大切です。

まとめ

今回はトライオートFXのメリット・デメリット、注意点を中心に解説をしてきました。特に「自動売買セレクト」はトライオートFX独自のサービスで、FX投資初心者が多く利用しているサービスです。魅力的に感じた人も多いのではないでしょうか。

トライオートFXの利用を検討する際にはメリットだけでなく、本文中のデメリットや注意点も把握した上で、サービス利用を検討するようにしましょう。

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庄子 歩

庄子 歩

証券会社および求人広告会社を経て、2019年よりフリーライターに。証券会社時代では営業職に従事し、主に株式や投資信託、債券の販売を経験。また現在、投資家でもあり、FX・日本株・米国株などへ投資をしている。"どういう表現でどこまで説明すれば、より分かりやすくなるか"を意識し、解説していきます。