外為オンラインの評判は?メリット・デメリットを比較、スプレッドや自動売買も

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日本のFXの人気は2008年のリーマンショックによって一旦大きく落ち込みましたが、その後の景気回復や昨今のコロナショックの影響から資産運用について興味を持つ個人が増えてきました。

資産運用商品の中でもレバレッジが利用できるFXは、個人投資家にとっても魅力的な商品であり、レバレッジも25倍まで利用できるため使い方次第では大きく資産を増加させることも可能な商品です。

FX会社は日本でも数十社あり、それぞれ特徴やポイントがあります。それぞれ強みを持ってユーザー獲得を図っており、FX会社の特性をそれぞれ理解して利用することで自分のトレードや取引方針に合致したFX会社が見つかることでしょう。

ここではそのFX会社の中でも老舗の「外為オンライン」について、メリット、デメリットを解説したいと思います。

目次

  1. 外為オンラインとは
  2. 外為オンラインのメリット
    2-1.「iサイクル2取引」で自動売買ができる
    2-2.ディールスコープ機能でポジションの傾きを把握できる
    2-3.情報量が豊富
  3. 外為オンラインのデメリット
    3-1.スプレッドが他社と比較して広い
    3-2.アプリのテクニカル分析が利用しにくい
  4. 外為オンラインの評判・口コミは?
  5. 外為オンラインが向いている人は?
  6. まとめ

1.外為オンラインとは

外為オンライン

外為オンラインはFX専門の会社で、設立は2003年、オンライン取引『外為オンライン』サービス開始は2006年となっており、比較的長い歴史を持つ会社です。外為オンラインを10年以上使っているというユーザーもいますが、最近では他社がスプレッドを狭くしてきている中で、ややスプレッドが高いという声も聞かれるようになってきています。

取引単位は1,000通貨から始められるため、少額でもFXを始めやすいことや、無料デモトレードや独自の自動売買システムがある点、マーケットニュースやアナリストレポートなどが充実しているといった点も固定ユーザーがつく理由となっています。

2.外為オンラインのメリット

以下では外為オンラインを利用するメリットについて詳しく見ていきます。

2-1.「iサイクル2取引」で自動売買ができる

「iサイクル2取引」とは外為オンラインの自動売買システムの名前です。この「iサイクル2取引」を利用することで常に相場をチェックしなくともユーザーが設定した一定の値幅で新規注文、そして決済を行うことが可能となっています。

例として20pipsという幅を設定して買いからエントリーすることを設定しておくと、最初に購入してから20pips上昇したら利益確定の売り注文と新規注文が同時に出されることになり、またさらに20pips上昇すると、利益確定がされると同時に新たな買いの注文が約定されるようになります。

また逆に買いからエントリーを設定して予想に反して下落した場合は、20pips下落したら追加の買いポジションの注文が出され、また20pips下落すると追加の買いのポジションが発生するようになり、ポジションがどんどん積み上がっていくようになります。

FXの世界では1年間の7割程度はレンジ相場と言われる中で、このレンジ部分を利益の源泉として狙いに行くという意味では有効な自動売買になり得る反面、単純なナンピン(ポジションの下落に伴って買い増しを続けること)戦略にもなりかねないため、相場が反対方向で継続すると一回の損失により資産の大半を失う可能性があるという点も理解しておきましょう。

なおiサイクル2取引には相場のトレンドを自動判断するためのロジックも追加されており、初心者でも利用しやすいように工夫されています。

FXでは相場が動き始めると継続するという性質があり、そのタイミングで方向性を間違えると上記のように大きな痛手を被ることになりかねません。証拠金やリスク管理はかなり余裕を持った設定が必要になりますので、大きな利益を狙うためではなく、コツコツと資産運用として利用する時に使いやすいシステムと言えます。

2-2.ディールスコープ機能でポジションの傾きを把握

次の大事な外為オンラインの機能は「ディールスコープ」という機能です。これはチャート内に現在売買されている投資家のポジション動向がチャートで表示され、把握できるというものです。

FXでは取引は全てOTC取引という相対取引で成立しているため、投資家動向というのは普段把握が難しく、機関投資家の場合はこの動向をCME先物ポジションやくりっく365の取引所が公表している数字をチェックして動向を掴もうとしています。

FXにおいてポジションの傾きというのは大事なチェックポイントです。経済指標等でいい数字が出ても、たまに公表された数字と逆方向に動くことを見たことがあると思います。これはいい数字が出たとしても、その前にいい数字をある程度予想していた投資家が同じポジションを保有しているため、それ以上ポジションを増やすフローが出なかったことから、一旦ポジションを外すという動きが出ていることが背景です。

この動きを投資家は常に考えておかないといけないのですが、この予想ができるかどうかに直結するデータが「投資家のポジションの傾き」ということになります。

特に人間はポジションを新しく作るフローよりもポジションを解消するフローの方が圧倒的に早く反応します。そのためポジションが傾いており、これから決済を行わないといけない投資家がいるとなった場合、急激な巻き戻しが予想されるためトレーダーは注意したいところです。

リスク管理のためにも、また新規のポジションを作るためにもポジション動向を考える必要があり、この点において外為オンラインの「ディールスコープ」は大きな材料をチェックできる機能と言えます。

2-3.情報量が豊富

外為オンラインは他社と比較してもかなり豊富なFX関連情報を提供してくれます。また初心者向けにテクニカル指標の基本的な利用方法から、日々のマーケットレポート、アナリストの相場予想等様々な専門家の意見までがレポートとしてまとめられています。

そのため外為オンラインは初心者が勉強するためのツールとしても有力であると言えます。実際に情報を得るためのツールの一つとして外為オンラインに口座を開設している投資家もいますので、まずはホームページでチェックしてみるといいでしょう。

3.外為オンラインのデメリット

一方でデメリットは以下の通りです。

3-1.スプレッドが他社と比較して広い

外為オンラインのデメリットの1つ目は「スプレッドが広い」という点です。

スプレッドはFX会社の収益の源泉であり、「スプレッドが広い=運営会社における収益率が高い」ということになります。

FX会社にはAbookとBbookという二つのポジション管理口座があり、日本のFX会社はほとんどがAbookと言われています。Abookは「リスクを取らず、カバー先のレートに自社の収益部分を乗せてユーザーに提供すること」、Bbookは「顧客が負けることを想定して、ポジションのリスクヘッジは行わず顧客のリスクをそのままFX会社が取ること」です。

Abookの場合では、例えばドル円のレートが110.00として、外為オンラインが顧客のポジションをカバーしている取引先のaskレートが100.002だったとします。外為オンラインは顧客へ提示するレートをこの100.002から数pips乗せたうえでUSDJPYの取引を提供しています。この上乗せ部分が広ければ広いほど、FX会社は無リスクで利益が上昇することは理解できるでしょう。

外為オンラインはこのスプレッドを他社と比較してもかなり広い水準で設定しており、この点はユーザーの実質コストと言えることからデメリットとなります。

3-2.アプリのテクニカル分析が利用しにくい

2つ目のデメリットは「アプリのテクニカル分析の利便性が悪い」ということです。

FX投資家は外出した際でもレートのチェックを行ったり、経済指標をチェックしたりすることは珍しくありません。その中にあって、世界情勢などを分析するファンダメンタルズ分析よりも、チャートの解析を行うテクニカル分析を優先するトレーダーにとっては特に、アプリのテクニカル分析の利便性が悪いのはデメリットと言えます。

外為オンラインのアプリのテクニカル分析では1画面に1つしか表示ができない仕組みとなっており、テクニカル分析はいくつかの手法を併せて利用する方が多いことから、この点は使いづらいという点は否めないでしょう。

4.外為オンラインの評判・口コミ

以下では外為オンラインの利用者の評判・口コミを見ていきましょう。

  • 昔から外為オンラインを使っているが、他社と比べてスプレッドが高い気がする
  • 外為オンラインはスプレッドがやや広いけど、1000通貨から取引できるので使っている
  • FXの勉強しながらiサイクル2取引を使ってみている
  • 無料デモトレードで様子を見ている
  • 外為オンラインのサイトは重い

※上記は個人の感想です。最新情報やサービスの詳細は、外為オンラインのウェブサイトでご確認の上、ご自身でご判断下さい。

外為オンラインを昔から使っているというユーザーからはスプレッドが高く感じてきたという声が聞かれます。また、サイトの重さが気になる方もいました。

一方で、無料のデモトレードを使っている方や、1,000通貨の少額から始められる点、自動売買に魅力を感じている方もいます。

5.外為オンラインが向いている人は?

外為オンラインに向いているユーザーは「FX取引をこれからスタートする初心者」と言えます。

情報量の豊富さや丁寧なレポートはとても勉強になる教材であり、様々な考え方やFXで見るべきポイント等、日々レポートを読むことで独学よりも早く成長することができるでしょう。またiサイクル2取引を利用することで初心者でも簡単に取引できるシステムもあるので、FXの入り口として利用するFX会社という使い方がベターです。

一方、スプレッドが広いことやテクニカル分析機能が不十分な面があるため、中上級者になってくれば別のFX会社との併用も考える必要が出ることになるでしょう。またスプレッドの問題から短期売買には向かないため、短期売買を行う方であれば他社を利用した方が賢明です。

まとめ

外為オンラインのメリットとデメリットを説明しました。上記のように向き不向きが分かれるサービスと言えますが、FXデビューする方には適していると言えます。

外為オンラインでのFX投資に関心のある方は、他のサービスとも比較のうえ利用を検討してみてはいかがでしょうか。

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HEDGE GUIDE 編集部 FXチーム

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