みんなのFXの評判は?メリット・デメリットを比較、スプレッドやスワップ金利も

リーマンショック後、日本のFX個人投資家は撤退を余儀なくされた方も多く取引量も急減しましたが、最近ではまたFXをスタートしたいというユーザーが増えてきています。FX会社も10年以上前から比較すると非常に多くなりました。

FX会社にはそれぞれ特徴や色があり、企業として力を入れているポイントが異なります。それは取り込みたいターゲットが違うことから、売り出しているポイントも異なるためだと言えます。

そのためFXをこれから始める場合は、FX会社が提供しているサービスを理解して、自分自身でどこの取引所を利用するのかを決めていくことが大切です。この記事ではトレイダーズ証券が提供する「みんなのFX」についてメリット・デメリットや評判などについて解説したいと思います。

目次

  1. みんなのFXについて
  2. みんなのFXのメリット
    2-1.スプレッドが業界トップクラスで狭い
    2-2.魅力的なスワップポイント
    2-3.システムトレードが利用可能
    2-4.1,000通貨単位から取引可能
  3. みんなのFXのデメリット
    3-1.テクニカル分析ツールが使いづらい
    3-2.マーケット情報が少ない
  4. みんなのFXの評判・口コミ
  5. みんなのFXに向いているユーザーは?
  6. まとめ

1.みんなのFXについて

トレイダーズ証券「みんなのFX」

みんなのFXはトレイダーズ証券が運営しているFXプラットフォームの名称です。トレイダーズ証券は「みんなのFX」の他に「light FX」というFXプラットフォームもサービスとして提供しています。

みんなのFXとlight FXの2つには大差はなく、スプレッドやスワップポイントは同様です。両者の違いは、機能や商品数です。みんなのFXでは「システムトレード」や「バイナリーオプション」という機能や商品を利用することができます。一方でlight FXにはその機能やサービスはなく、FX取引に特化した仕様となっています。

いずれのサービスも業界最狭水準のスプレッドや1,000単位での取引が可能といったメリットを有しており、両者合わせての口座数は39万を超える人気FXプラットフォームの一つとなっています(参照:トレイダーズ証券発表値)。

2.みんなのFXのメリット

みんなのFXのメリットについて項目に分けて解説したいと思います。

2-1.スプレッドが業界トップクラスで狭い

みんなのFXの大きな特徴は「スプレッドの狭さ」です。スプレッドとは「売り」と「買い」のレートの差のことを示しており、投資家から見ると事実上の取引コストに該当します。

下記がみんなのFXの主要通貨ペアのスプレッド(2021年1月時点)になります。

通貨ペア スプレッド
米ドル/円(USD/JPY) 0.2
ユーロ/ドル(EUR/USD) 0.3
メキシコ・ペソ/円(MXN/JPY) 0.3
ユーロ/円(EUR/JPY) 0.4
豪ドル/円(AUD/JPY) 0.6
ポンド/円(GBP/JPY) 0.8
トルコ・リラ/円(TRY/JPY) 1.6

たとえば、米ドル円を@109.350で購入し、すぐに売却したいと考えた場合、最高値でも@109.348でしか売れないということになります。つまりこのスプレッド0.2銭は、取引コストとして見なすことができるというわけです。

みんなのFXは、スプレッドについてはトップクラスの狭さとなっています。取引量の多い米ドル/円やユーロ/ドル、EUR/JPY等のスプレッドは狭く、エマージング(新興国)通貨のペアに関しても他社対比でスプレッドは狭い水準であることから、スプレッドを重視しているユーザーには向いていると言えます。

2-2.魅力的なスワップポイント

みんなのFXの2つ目のメリットは「スワップポイント」です。スワップポイントとは、2通貨間における通貨金利の差が金利収入として日々発生することにより、金利の高い通貨をロング(買建)して、金利の低い通貨をショート(売建)するようなポジションを構築した場合、ポジションを保有するだけで享受できる金利収入のことです。

通貨金利は各国の政策金利に連動しています。例えば米ドル/円では0.35%の金利差が発生しています(2020年6月8日時点)。

  • 米国:0.25%
  • 日本:-0.10%

米ドル/円をロングする(ドル買い円売り)と考えた場合、空売りのための日本円を借りる金利として-0.10%の支払い(日本の場合マイナス金利なので実質受け取り)をしながら、米ドルを購入し0.25%の金利を得ることになります。これがスワップポイントの仕組みです。

スワップポイントは資産運用を行う投資家においては重要な項目の一つであり、各社によって値が異なるため、長期投資でFXをされる方はこのスワップポイントもチェックして利用するかどうかを判断しましょう。

みんなのFXでは日本人に人気な「トルコリラ」や「南アフリカランド」等、高金利通貨と呼ばれる通貨のスワップポイントが高くなっており、スワップポイントを重視する投資家やトレーダーの方にとっては候補に入るポイントの一つです。

2-3.システムトレードが利用可能

3つ目ののみんなのFXのメリットは「システムトレードが利用可能」という点です。

みんなのFXが提供しているシステムトレードはとてもシンプルです。気になったトレーダー(もしくはロボット運用によるストラテジー)を選択することで、そのトレーダーがエントリーしたときに、自動的に自身の口座でも同じトレードがされるようになります。

下記のように画面上で各トレーダーのパフォーマンスをチェックし選択することができるため、初心者でも利用しやすく、視覚的にも理解しやすい作りとなっています。

みんなのFX

システムトレードでは期間別にトレーダーのリターンをチェックすることが出来るので、長期的に安定しているのかどうか、短期的に稼いでいるのか等までチェックが可能です。この点もユーザーフレンドリーな作りと言えるでしょう。

2-4.1,000通貨単位から取引可能

みんなのFXでは1,000通貨単位から取引が可能となっており、少額から投資をスタートすることができます。

仮にレバレッジ25倍と考えた場合、最小証拠金金額は米ドル/円でも数千円で取引が可能となります。従来一般的であった10,000通貨単位であれば、最小でも数万円が必要となるため、数千円でもスタートできるという点は最初の第一歩を踏み出すには大きな違いとなります。

そのため初心者でFXの勉強をしたいと考えているユーザーにとっては、入り口のハードルが低くなるため、有効に活用したいポイントです。またポジションを細かく分けてトレードすることは、リスク管理の観点からもとても重要なことです。1,000通貨単位で取引することで、売買する通貨ペアや時期を分散しやすくなり、従ってリスクを分散しながら取引することが簡単になります。

3.みんなのFXのデメリット

みんなのFXのデメリットには以下のようなものが挙げられます。

3-1.テクニカル分析ツールが使いづらい

みんなのFXはテクニカル分析のツールが使いづらいという評判が多く、テクニカル分析を利用してトレードしているユーザーにとっては使いづらく感じるでしょう。またアプリの取引ツールはブラウザで分析する時のテクニカル指標が全て備えられているわけではなく、外出時にトレードしたいユーザーにとっては不便な点となっています。

ブラウザで用意されているテクニカル指標は下記のようにベーシックなものが多くなっています。

みんなのFXで用意されているテクニカル指標

これで十分な方と感じる方も多いかもしれませんが、テクニカル指標を重視しているユーザーであれば不足していると思う部分もあることでしょう。

一部のユーザーは、テクニカル分析は他のFX会社のツールを利用して、取引はみんなのFXを利用するという使い方をしているユーザーもいるため、テクニカル指標や分析ツールから取引したいというニーズがあるユーザーには不向きといえます。

3-2.マーケット情報が少ない

デメリットの2つ目は「マーケット情報が他社と比較しても少ない」ということです。サービス内で公開されている情報のソースは2社のみとなっており、情報量で見ると劣っていると言えます。

「ニュースや情報は必要ない」というユーザーであればともかく、初心者の方にはマーケットレポート等が勉強の教材にもなるため、ファンダメンタルズの勉強をしたいというユーザーには不向きなFX会社となります。

4.みんなのFXの評判・口コミ

実際にみんなのFXを利用しているユーザーからの評判・口コミをご紹介します。

  • スワップ投資でトレイダーズ証券を使っている。買いと売りのスワップが同じなのも良い
  • スマホのアプリが使いやすい
  • スキャルピングしてみたが問題なく使えた
  • スプレッド・取引単位・スワップのバランスが良い
  • みんなのFXはスワップポイントの高さに定評があるほか、日によって変動はあるもののスプレッドについても好評を得ている声が聞かれます。一方テクニカル指標の少なさを指摘する声などもあり、人によって向き不向きはあると考えられます。

    5.みんなのFXに向いているユーザーは?

    みんなのFXを利用するのに向いているユーザーのタイプは「中長期的に資産運用のツールの一つとして利用するユーザー」「1日の売買の頻度が高くないユーザー」と言えるでしょう。その理由として以下のようなことが挙げられます。

    • 中長期的な投資で重要な「スワップポイント」が高い
    • アプリのテクニカル分析のツールが最低限しかない
    • 約定が通りにくい事象も発生しており頻繁な売買には向かない

    これらの理由から、中長期的な視点でのFXを資産運用手段として利用するユーザーには良いFX会社といえます。またシステムトレードは初心者でも気軽にFXをスタートできる手段でもあるので、資産運用の一つとしてFXを取り入れたいと思っている投資家にとっては役立つこともあるでしょう。

    まとめ

    みんなのFXは狭いスプレッドやスワップポイントの高さから人気のFX会社の一つであり、システムトレードなども活用して中長期的にFX投資を考える方には向いているといえます。

    気になる方は他のサービスとも比較検討したうえで判断し、FXを始めてみてはいかがでしょうか。

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    中島 翔

    中島 翔

    学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12