昨日のビットコイン相場は一時下落するも下げ幅を取り戻す展開に。ビットコインは更なるストップロスや短期的なロング勢の投げ売りから一時53,000ドル台まで下落するも、一旦自律反発する動きを見せ56,000ドル台まで回復する動きに。
米暗号資産取引所に10億ドル相当のビットコインが入金されたことで売り圧力が意識されたことから下落がスタートした形となり、全体的な相場のポジションもロングサイドへ傾いていたことで一気に下落のスピードに拍車をかける形となっている。
米国では新型コロナウイルスの感染拡大による経済への打撃を軽減を目的とした1人あたり約14万円の給付が話題となっているが、この資金が暗号資産市場に2兆円ほど流入するという試算が出ており、更なる上昇が見込まれると考えられている。実際に全員が意識するフローのためどこまで織り込みに行くかがポイントとなりそう。2兆円の資金が流入した場合は70,000ドルは大幅に超えてくると想定されるため注目したい。
テクニカルでは短期的には下落方向で見ておくべきだが、一旦ロング勢が清算されていることもあり、ここら辺は短期でロングを作りに行ってもいいと考えている。再度急落して50,000ドル付近まで到達した場合はデイトレで強気でロングを作っていきたい。戻り売りの目処は58,000ドル台半ばから短期的なトレーディングタッチで。
【関連記事】ビットコインとは?特徴・仕組み・購入方法
仮想通貨取引を始めるなら
The following two tabs change content below.
中島 翔
一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12
最新記事 by 中島 翔 (全て見る)
- 脱炭素に向けた補助金制度ー東京都・大阪府・千葉県の事例 - 2024年10月22日
- 韓国のカーボンニュートラル政策を解説 2050年に向けた取り組みとは? - 2024年10月7日
- NCCXの特徴と利用方法|ジャスミーが手掛けるカーボンクレジット取引所とは? - 2024年10月4日
- Xpansiv(エクスパンシブ)とは?世界最大の環境価値取引所の特徴と最新動向 - 2024年9月27日
- VCMIが発表したScope 3 Flexibility Claimとは?柔軟なカーボンクレジット活用法を解説 - 2024年9月27日