長野の不動産売却でおすすめの不動産査定サイトは?4社の比較、売却の手順も

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長野県は本州のほぼ中央に位置し、国内第4位の総面積を持っています。一方で、その84%は山地が占めていることから山岳県と呼称されることもあり、豊かな自然環境から他県とは異なる性質を持ったエリアでもあります。

今回のコラムでは、このような特徴を持つ長野県で不動産を売却する際に活用できる不動産一括査定サイト4社を比較しながら紹介していきます。また一戸建てなどの不動産市場の傾向、売却時の注意点も合わせて解説していきます。

目次

  1. 長野の不動産売却で活用できる不動産一括査定サイト
    1-1.SUUMO不動産売却
    1-2.LIFULL HOME’S不動産売却査定サービス
    1-3.HOME4U
    1-4.RE-Guide
  2. 長野の不動産売却の傾向
    2-1.長野の中古マンション売買の傾向
    2-2.長野の中古一戸建て売買の傾向
  3. 長野で不動産売却をする際の注意点
    3-1.空き家が20万戸以上あり、空き家率は全国ワースト3位
    3-2.住宅の規模が小さくなる傾向がある
  4. 長野で不動産を売却するときの手順
  5. まとめ

1 長野の不動産売却で活用できる不動産一括査定サイト

不動産を売却する際に複数の不動産会社に査定をしてもらうことで、「物件価格の相場が分かりやすくなる」「不動産会社を選ぶ際の参考になる」などのメリットがあります。そこで便利なのが、一度の入力で複数の不動産会社に査定を依頼できる不動産一括査定サイトです。

下記の表は、長野県内の不動産を売却する際に活用できる代表的な4つの不動産一括査定サイトについて、2023年6月時点の情報をもとに作成したものです。

サイト名 参加企業数 同時依頼可能数 運営会社
SUUMO不動産売却 約2,000店舗 10社 株式会社リクルート
LIFULL HOME’S不動産売却査定サービス 3,945社 6社 株式会社LIFULL
HOME4U 2,100社 6社 株式会社NTTデータ・スマートソーシング
RE-Guide 900社以上 10社 株式会社ウェイブダッシュ

次の項目から、それぞれのサイトについて特徴を解説していきます。

1-1 SUUMO不動産売却

SUUMO不動産売却SUUMO不動産売却の主な特徴は下記になります。

  • 株式会社リクルートが運営する不動産ポータルサイトSUUMOのサービスの一つ
  • 提携数は約2,000店舗
  • 同時に依頼できる不動産会社の数は最大10社

SUUMO不動産売却は、株式会社リクルートが運営する不動産ポータルサイトSUUMO(スーモ)が提供している不動産一括査定サービスです。提携数は、大手不動産会社から地元で展開している中小不動産会社の約2,000店舗となっています。

査定は「マンション」「一戸建て」「土地」の3つの種別に対応しており、「簡易査定」と「訪問査定」のどちらかを選べるようになっているため、「簡易査定は必要ない」と考えている方は時間の短縮にもなります。同時に依頼できる不動産会社の数は最大10社で、情報を入力した後に依頼できる不動産会社が表示される仕組みです。

1-2 LIFULL HOME’S不動産売却査定サービス

LIFULL HOME'Sの不動産売却査定サービスLIFULL HOME’Sの不動産売却査定サービスの主な特徴は下記になります。

  • 株式会社LIFULLが提供する不動産ポータルサイトLIFULL HOME’Sのサービスの一つ
  • 2023年6月時点で3,945社が参加
  • サービスを利用した方は2022年1月時点で838万人
  • 不動産会社の情報が見やすいサイトデザイン

2023年6月時点で3,945社が参加しており、多くの不動産会社の情報が掲載されているのが特徴です。また、これまでサービスを利用した方は2022年1月時点で838万人となっており、豊富な実績を積み重ねています。

不動産会社の情報が細かく掲載されており、不動産会社が選びやすい画面デザインも特徴です。「ひとことアドバイス」や「ココが強み」というコーナーのほか、取り扱いプランもわかるトピックなど不動産会社の特色がわかりやすくなっています。

1-3 HOME4U

HOME4Uの不動産一括査定HOME4Uの主な特徴は下記になっています。

  • NTTデータグループの株式会社NTTデータ・スマートソーシングが運営
  • 累計売却査定数は2022年11月時点で50万件
  • 2,100社の優良企業を掲載
  • 情報の入力はチャット形式でできる

2001年に日本で初めてサービスを開始した不動産一括査定サイトです。運営しているのは、情報サービス業界最大手NTTデータグループの株式会社NTTデータ・スマートソーシングです。

大手不動産会社から地域に精通した中小不動産会社まで2,100社の優良企業が掲載されており、最大6社まで同時に査定を依頼することができます。情報の入力はチャット形式で行われるため、質問に回答していくことで簡単に入力が完了します。

1-4 RE-Guide

リガイド(RE-Guide)リガイド(RE-Guide)の主な特徴は下記になっています。

  • 大手不動産会社から中小不動産会社の900社以上が参加
  • 同時に査定を依頼できるのは最大10社
  • 独自の審査で掲載企業を厳選
  • 日々、プロの目でサービスをチェック

2006年に「SBI不動産ガイド」としてスタートした不動産一括査定サイトRE-Guideは、独自審査によって掲載企業を厳選しているのが特徴です。現在は大手不動産会社から中小不動産会社の900社以上が参加しています。同時に査定を依頼できるのは最大10社となっており、Yahoo!やFacebookのユーザー情報を自動入力することが可能です。

2 長野の不動産売却の傾向

不動産を売却する際、スケジュールにある程度の余裕があれば、不動産事情がどういう状況なのかについても確認されておくと良いでしょう。情報を把握することで、不動産をスムーズに、また適切な価格で売却できる可能性が高くなります。長野ではどのような不動産が取引されているのか、その傾向を見ていきましょう。

2-1 長野の中古マンション売買の傾向

長野県での中古マンション売買の傾向を確認するために、東日本レインズ(公益社団法人東日本不動産流通機構)が公表している市況レポートを紹介します。下記の表は、「月例マーケットウォッチ全国版2023年1月度」から、2022年の月別の成約動向を抜粋したものです。

年月 成約件数(前年同月比) 成約価格(前年同月比)
2022年1月 6件(−53.8%) 4,338万円(161.8%)
2022年2月 17件(112.5%) 2,518万円(37.7%)
2022年3月 18件(50.0%) 2,036万円(38.3%)
2022年4月 15件(15.4%) 3,219万円(35.6%)
2022年5月 16件(−27.3%) 2,069万円(−2.3%)
2022年6月 22件(10.0%) 4,108万円(49.1%)
2022年7月 17件(88.9%) 2,271万円(−23.0%)
2022年8月 16件(33.3%) 3,133万円(9.6%)
2022年9月 20件(17.6%) 3,808万円(12.9%)
2022年10月 16件(−15.8%) 3,689万円(−1.0%)
2022年11月 19件(11.8%) 3,624万円(−12.5%)
2022年12月 14件(−17.6%) 3,261万円(46.1%)

※出典:東日本レインズ「月例マーケットウォッチ全国版2023年1月度」より抜粋

2022年における長野県の中古マンションは、2,036万円から4,338万円の間で成約価格が変動しています。㎡単価も変動が大きく、2022年の最低単価は5月の29.19万円で、最高単価は1月の62.80万円となっています。

2-2 長野の中古一戸建て売買の傾向

次は中古一戸建ての売買について見ていきましょう。同じく、東日本レインズの「月例マーケットウォッチ全国版2023年1月度」から、長野県の中古一戸建ての成約件数と成約価格の平均値を抜粋したのが下記の表です。

年月 成約件数(前年同月比) 成約価格(前年同月比)
2022年1月 23件(−8.0%) 1,308万円(−7.5%)
2022年2月 21件(−16.0%) 4,239万円(139.5%)
2022年3月 28件(−26.3%) 2,366万円(43.3%)
2022年4月 34件(41.7%) 2,409万円(25.7%)
2022年5月 37件(−5.1%) 2,430万円(−18.0%)
2022年6月 40件(11.1%) 2,929万円(31.1%)
2022年7月 29件(−23.7%) 2,940万円(13.0%)
2022年8月 21件(−48.8%) 3,680万円(75.5%)
2022年9月 42件(−6.7%) 3,007万円(−15.0%)
2022年10月 53件(15.2%) 2,471万円(−1.5%)
2022年11月 37件(19.4%) 2,708万円(55.6%)
2022年12月 38件(90.0%) 2,563万円(49.1%)

※出典:東日本レインズ「月例マーケットウォッチ全国版2023年1月度」より抜粋

中古一戸建ては成約件数が21件から53件の間となっており、安定して売買が成立していると考えられます。成約価格は1,308万円から4,239万円までの値動きとなっており、中古マンションに比べると価格の変動は小さくなっています。

3 長野で不動産売却をする際の注意点

次に、長野県での不動産売却における注意点についても見ていきましょう。

3-1 空き家が20万戸以上あり、空き家率は全国ワースト3位

長野県の「平成30年住宅・土地統計調査結果の概要」によると、県内の総住宅数は1,007,900戸あり、空き家は19万7,300戸となっています。総住宅数に占める空き家率は19.6%で、全国で3番目に高い数値です。

順位 都道府県 空き家率
1位 山梨県 21.3%
2位 和歌山県 20.3%
3位 長野県 19.6%
4位 徳島県 19.4%
5位 高知県 18.9%
5位 鹿児島県 18.9%

※参照:総務省統計局「平成30年住宅・土地統計調査住宅数概数集計結果の概要

また下記の表は、2022年における県内の中古一戸建ての在庫件数の推移です。

年月 在庫件数 前年同月比
2022年1月 877件 −3.2%
2022年2月 864件 −5.3%
2022年3月 853件 −5.6%
2022年4月 844件 −7.2%
2022年5月 865件 −1.6%
2022年6月 836件 −6.0%
2022年7月 799件 −11.6%
2022年8月 907件 −0.3%
2022年9月 923件 3.6%
2022年10月 906件 3.9%
2022年11月 955件 8.4%
2022年12月 953件 5.7%

※出典:東日本レインズ「月例マーケットウォッチ全国版2023年1月度」より抜粋

在庫件数は799件から955件の間で変動しており、物件が飽和状態になっていると考えられます。前年同月比も1月から8月までは減少していましたが、それ以降は増加していることがわかります。不動産市場では中古物件が増え続けている状況にあり、エリアによっては売却に苦戦してしまう可能性もあるでしょう。

3-2 住宅の規模が小さくなる傾向がある

長野県の「平成30年住宅・土地統計調査 結果の概要」によると、県内の住宅の延べ面積は縮小傾向にあることがわかります。

下記の表は、長野県の延べ面積別の専用住宅数をまとめたものです。

延べ面積 2013年の住宅数(割合) 2018年の住宅数(割合)
30㎡未満 38,700戸(5.1%) 52,900戸(6.7%)
30〜49㎡ 75,400戸(9.9%) 82,500戸(10.5%)
50〜69㎡ 76,700戸(10.1%) 79,500戸(10.1%)
70〜99㎡ 89,900戸(11.8%) 99,800戸(12.7%)
100〜149㎡ 243,300戸(32.0%) 237,400戸(30.3%)
150㎡以上 251,100戸(33.0%) 215,700戸(27.5%)

※出典:長野県「平成30年住宅・土地統計調査 結果の概要」より抜粋

長野県における住宅の約6割が延べ面積100㎡以上ですが、その割合は2013年の65.0%から2018年には57.8%に減少しています。特に150㎡以上の住宅の減少が激しく、5年間で約35,000件少なくなっています。反対に、30㎡未満は14,200戸、30〜49㎡は7,100戸、50〜69㎡は2,800戸、70〜99㎡は9,900戸の増加となっています。

このように住宅の規模が縮小傾向にあることから、延べ面積の大きい物件を売却する際には不動産会社のサポートが必要になると想定されます。

4 長野で不動産を売却するときの手順

不動産を売却するには、不動産会社に査定を依頼し、仲介契約を締結してから売却活動を始める流れになります。下記が代表的な手順です。

  1. 査定してもらう不動産会社を選ぶ
  2. 机上査定をしてもらい、結果を精査する
  3. 訪問査定をしてもらう不動産会社を選ぶ
  4. 訪問査定をしてもらう
  5. 提出された査定価格を検討する
  6. 売却活動をしてもらう不動産会社を選択する
  7. 不動産会社と媒介契約の締結をする
  8. 不動産会社が売却活動を開始する

売却活動が開始され、買主が現れると売買契約を結んで、引き渡す流れになります。

不動産会社を探す場合は、前述した不動産一括査定サイトを利用するなどして、効率的に不動産会社を比較されると良いでしょう。一度の入力で複数の不動産会社に査定を依頼することができるので、査定価格や不動産会社の対応力をしっかり調査する際に便利に活用することができます。

不動産会社を選ぶ際は下記の点がポイントになります。

  • 物件のあるエリアに精通している
  • スピーディーな対応をしている
  • 売却する物件タイプを得意としている
  • 豊富な実績がある
  • 親身になって相談に乗ってくれる
  • 知識に基づいたアドバイスをしてくれる、など

また宅地建物取引業免許を確認したり、行政処分歴がないかチェックすることで、より信頼のおける不動産会社を選ぶことができます。ぜひ参考にしてください。

まとめ

不動産一括査定サイトの大きなメリットは、複数の不動産会社に一度の入力で査定依頼ができることです。また査定を通じて複数の不動産会社と接することで、不動産会社選びに役立てることもできます。

長野県では空き家率が高く、エリアによって不動産が売却しにくい状況にある可能性があります。複数の不動産会社の中から売却予定の不動産の条件に適した不動産会社を選べるよう、不動産一括査定サイトの利用を検討されてみると良いでしょう。

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倉岡 明広

経済学部経済学科卒業後、出版社や編集プロダクション勤務などを経てフリーライターとして独立。雑誌や新聞、インターネットを中心に記事を執筆しています。初心者が抱く不動産投資の疑問や質問を解決できるよう丁寧な記事を執筆していきます。