住宅ローン関連サービスのiYell株式会社は5月10日、米国の住宅ローンの市場機会を明らかにするため、日本初となる住宅ローンテックの市場構造や独自性を多面的に分析した「アメリカ住宅ローンテック業界 カオスマップ」を作成したと発表した。
同社は「家を買いたいすべての人に最適な住宅ローンを提供する社会の実現」をビジョンに掲げ、国内最大級の住宅ローンメディア「住宅ローンの窓口オンライン」や住宅ローン手続き専用スマートフォンアプリ「いえーる ダンドリ」などのサービスを国内市場に展開している。
一方、米国は金融市場、住宅市場の市場規模が大きく、日本の約10倍の住宅ローン市場があり、住宅ローンテック(mortgagetech)の先進国でもあることから注目している。18年11月に、ニューヨークで1週間にわたり開催される世界最大の不動産テックイベント「NYC Real Estate Tech Week2018」に参加、自社のビジネスがアメリカの住宅ローン市場にどのような貢献できるか視察した。視察の結果を踏まえ、米国への進出に向け準備することを決定、現地の住宅ローン市場の調査や住宅ローンテック企業の調査を開始したという。
マップは米国の住宅ローンテック市場に参入している企業を調査し、網羅的に作成した。各企業のサービスを細かく分析し、「資金提供」「比較/斡旋」「業務支援」などカテゴリー分類を行っている。今後は米国の住宅ローンテック カオスマップの公開に止まらず、日本の住宅ローン市場をより良くするために、アメリカの住宅ローン(テック)市場に関する情報を、継続的に公表していく予定だ。
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HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム
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