フコク生命、世界銀行「サステナブル・ディベロップメント・ボンド」60億円分購入

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富国生命保険相互会社(以下、フコク生命)は5月7日、世界銀行(IBRD)が発行する「サステナブル・ディベロップメント・ボンド」への投資を実施したと発表しクレディ・アグリコル証券会社が単独主幹事となり、総額5億スウェーデン・クローナ(日本円で60億円相当)全額をフコク生命が購入した。債券の受け渡しと資金決済は4月26日に完了しており、償還日は2032年4月26日、発行利率1.255%。

IBRDでは水と海洋資源の重要性を世界に発信すべく、世界銀行は投資家と共に継続的なイニシアチブを展開しており、本件が最新の世銀債となる。世界債の投資にあてられた資金は、開発途上国における廃棄物処理プロジェクト等への融資資金の原資として活用される。

IBRDは2018年8月以降、世界各国の市場で水と海洋環境問題への対策を提起する世銀債を発行しており、国際的なESG投資をけん引。今回のフコク生命の投資で、発行累積額が10億米ドル相当に達した。クレディ・アグリコル証券会社を通じて、債券の発行体であるIBRDとフコク生命が直接的な協議を経て実現しており、多数の投資家が参加する公募債とは一線を画した形態となっている。

フコク生命は「社会への貢献」を経営理念のひとつに掲げており、本債券の購入について「契約者の大切な資金を運用するにあたって、収益性の確保のみならず、社会貢献事業への支援も果たしうる手法であると位置づけており、今後も同様の投融資を継続的に実施していく」としている。

【関連サイト】フコク生命:債券投資を通じた社会貢献事業支援 世界銀行の「サステナブル・ディベロップメント・ボンド」の購入 ~プラスチック廃棄物による海洋汚染問題への取組み~

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HEDGE GUIDE編集部 ESG・インパクト投資チーム

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