不動産ビッグデータを活用しコンサルティングを行うスタイルアクト株式会社は、独身者で自宅マンションを購入した人51人に「何歳で自宅マンションを購入したか」を調査した。結果は20代で購入が18%、30代が44%に上った。

調査は独身時に自宅マンションを購入した人51人(購入年齢グラフ)、さらに独身時に自宅マンションを購入した人83人(購入理由)、調査期間:2018年4月13日~4月24日・7月17日~7月21日、調査方法:インターネット調査国勢調査のデータを元に同社が算出した都区部の独身での持ち家取得者(20-49歳)は年間8580人(※1)。この人数は、2017年度に都区部での新築マンション供給が16393戸(※2)、同年度の都区部での中古マンションの成約件数15691戸(※3)を加えても32084戸になり、同社は「単身は戸建てをあまり買わないことから、27%もの人が独身で自宅マンションを購入している」と推測する。
独身時に自宅マンションを購入した人83人を対象にしたアンケートでは「独身時に自宅を買った理由」として「家賃を払い続けるのがもったい無い」が31%で、家賃を払うなら早めに買おうと考える傾向にあるようだ。また、「一生賃貸は考えられなかった」との回答もあった。

購入時年齢を30歳と40歳で比較した場合、90歳時点で支払総額が最大で1440万円の差が出る計算になる。調査結果から、同社は「今後はさらに将来を考えたマネープランを立てる人が増え、自宅マンション購入者も若い層が増えてくる」と予測している。
<自宅マンション購入年齢30歳と40歳での支払総額比較>
【前提条件】
賃料:15万円/月(180万円/年)
物件価格:4500万円(返済額:144万円/年 ※35年ローン)
管理費+修繕積立金:3万円/月(36万円/年)
※始点は30歳とし、90歳時点の総額を算出

※1国勢調査2010年・2015年からスタイルアクト算出
・東京都区部の単身世帯は232万世帯、2010-15年の間の持ち家購入率を掛けて持ち家取得者数を算出 8,580人/年
※2株式会社不動産研究所「首都圏マンション市場動向-2017年度(2017年4月~2018年3月)」
※3公益財団法人東日本不動産流通機構「季報Market Watchサマリーレポート2018年4~6月期」
また、近年では自宅マンションを「将来的に投資不動産として活用したい」「ライフスタイルに合わせて資産を活用したい」などと考えて、入居がつきやすく資産価値の高い都心に購入するケースも増えてきている。たとえば、東証プライム上場の投資用マンション会社であるプロパティエージェント株式会社では、ライフスタイル・家族構成の変化に応じて住まいを変えることの出来る都市型コンパクトマンション(東京23区を中心とした駅近かつ30~60㎡タイプの住戸)を企画・開発・供給している。
プロパティエージェントの2018年3月期決算説明資料決算説明資料によると、同マンションの今期の販売戸数は昨期と比べて2倍以上と見込んでおり、投資用としても活用できるコンパクトマンションの需要は非常に高いと考えられる。
自宅マンションは「自分がずっと住むもの」、投資用マンションは「他人に貸すもの」という従来の見方に加えて、「自宅として住みやすく、投資用マンションとしても活用できる」という視点でマンション選びを進める30代・40代は今後も増えそうだ。
【参考記事】都区部の持ち家 27%は独身「おひとりさま!?」 家賃もったいない 「30代までに買った」が6割
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HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム
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