AI搭載ロボアドバイザー「THEO(テオ)」を運営する株式会社お金のデザインは10日、自動税金最適化サービス「THEO Tax Optimizer (テオ・タックス・オプティマイザー )」を導入したと発表した。自社開発のアルゴリズムを利用し、ポートフォリオの資産配分を維持しながらTHEOユーザーの税負担を軽減する。6月から稼働開始予定。
税負担の軽減のため2種類の取引を自動的に行う。 まず、取引などにより「実現利益」が発生している場合、評価損を実現する取引を実施し相殺することで税負担を軽減するもの。配当金を受け取った場合やリバランスなどの取引により実現利益が出た場合、税負担がかかる。そこで、THEOはポートフォリオ内に「含み損」がある銘柄の売却を行うことでその「損失」を実現させ、利益を相殺する仕組み。 同時に類似の銘柄(同一の指数または類似の指数を参照するETF)を同価格分買い戻すことで、ポートフォリオの資産配分を維持。最適化により課税対象となる利益を低減し、税負担を翌年以降に繰り延べることで今年の税負担を軽減する。
逆に、取引などにより「実現損失」が発生している場合、評価益を実現する取引を実施することで翌年以降の税負担を軽減する。これはポートフォリオ内に「含み益」がある銘柄の売却を行い、「利益」を実現させ、損失を相殺するという方法。最適化により翌年以降に発生し得る税負担を本年中に相殺、軽減できる。
サービスの対象は口座区分を「特定口座(源泉徴収あり)」に設定しているユーザーで、口座区分はマイページから変更可能。毎年1月15日から12月15日までの期間に、翌年以降の口座区分を変更予約できる。取引の条件は、自動税金最適化により予想される効果が2000円を超える場合を目安とする。
【参照記事】AI搭載ロボアドバイザー「THEO(テオ)」
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HEDGE GUIDE 編集部 ロボアドバイザーチーム
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