認定NPO法人テラ・ルネッサンスは、ウクライナ戦争に伴う食料価格高騰の影響で深刻な食料難にあるウガンダ共和国の北東部・カラモジャ地域にて緊急食料配布を行ったと発表した。
食料支援は2022年10月18、19日にウガンダのカラモジャ地域コティド県コティド準郡およびロキテラエブタウンで実施された。対象は社会的に弱い立場に置かれているチャイルドマザー、シングルマザー、障害者、高齢者、未亡人、HIV/AIDS患者、最貧困層など計163世帯。メイズ、豆、食用油、塩、小魚の5点セットが提供された。
アフリカではウクライナ戦争の影響で食料価格が高騰し、燃料や日用品などの生活必需品の価格が上昇している。テラ・ルネッサンスが支援活動を行うウガンダのカラモジャ地域では、住人の多くが十分な食料を確保することができず、特に高齢者や子どもだけで暮らす世帯などの脆弱な人々は、命の危機に直面している。カラモジャ地域のコティド県では、人口の45%にあたる9万5,000人が深刻な食料不足に陥っており、2022年2月からの5か月間で、高齢者や乳幼児を中心に626人が飢餓により命を落としているという。
このような状況を受けて、テラ・ルネッサンスは緊急食料支援を実施。食料配布を実施することで、辺境に住んでいることを理由にこれまで援助機関からの食料配布を受け取ったことのない最脆弱世帯が存在することも判明した。テラ・ルネッサンスはウクライナ戦争の影響を直接的に受けているカラモジャ地域で、最も脆弱な状況にある人々を取り残さないよう、今後も支援を続けていくとしている。
【参照リリース】認定NPO法人テラ・ルネッサンス「【速報/ウガンダ】食料危機にあるカラモジャ地域で、緊急食料支援を行いました」
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岡村 幸治
フリーライター。2020年までスポーツニッポン新聞社で野球記者を務め、読売巨人軍やアマチュア野球などの取材、原稿執筆を担当。得意分野はスポーツ、旅行、ニュース記事。中立でわかりやすい記事を心がけています。
Twitter:@koji__O
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