TECRA株式会社は7月10日、運営する不動産クラウドファンディング(CF)「TECROWD(テクラウド)」の累計調達金額が100億円を突破したと発表した。今月6日に募集開始した44号ファンド「KHAN VILLA phase2」(募集金額7億8400万円)が、募集期間の7月27日を前に満額を集め終了、大台の突破となった。
テクラウドは、国内不動産のほか、中央アジアを中心とした海外不動産に1口10万円から投資が可能なCF。現物不動産投資のように多額の資金やローンを必要としないため、自己資産状況に合わせて不動産投資を始められる。
TECRA社は2001年創業、日本国内だけではなく海外でも建設事業、コンストラクションマネジメント事業を手掛ける総合建設会社。CFは2021年1月に開始し、第1号ファンドは自社が携わったモンゴルの首都ウランバートルにあるオフィスビルを対象物件に、同年4月販売を開始した。
経済成長中のモンゴルをはじめ、中央アジア最大の経済大国であるカザフスタンといった海外の不動産をファンド化することで高利回りの案件を多く取り扱っている。過去に募集したファンドの平均想定利回りは年9.24%となっている。
国内では、障がい者の生活支援施設となるグループホームなどを対象物件とすることも多く、出資金は、各地域の住宅インフラ整備や雇用創出などに繋がる。これにより「社会への貢献を実感しながら、自己の資産形成を進めることが可能」としている。
6月末日時点で16ファンド、合計33億円の元本償還を実施した。現在運用中の計27ファンドでもすべて想定通りの運用・配当支払いを実施しており、元本割れや配当遅延等は発生していない。
「テクラウドは投資家にとって安心で好利回りな運用手段となるべく、努力を重ねてきた。今後はさらに投資機会を創出するとともに、投資対象となる物件・プロジェクトがもたらす社会貢献性をより重視しながら、今まで以上に満足いただけるファンド組成に取り組んでいきたい」としている。
【関連サイト】TECROWD
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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム
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