ソニー銀行株式会社は7月22日、住宅ローン特別金利の適用となる環境配慮型住宅の対象範囲・金利引き下げ幅を拡大すると発表した。同社は2022年2月から新築ZEHマンションを購入する顧客に対する特別金利を提供しており、今回はさらなるサステナビリティへの取り組みとして、対象となる住宅をZEH、BELS5つ星・4つ星、長期優良住宅、LCCM(ライフ・サイクル・カーボン・マイナス)、低炭素住宅に拡大。さらに、新築マンション購入資金・新築戸建購入資金ともに対象とする。8月1日以降の借り入れ分から適用する。
同社は、ソニーフィナンシャルグループの一員として長期視点の経営を推進し、「銀行事業を通じて社会価値と経済価値を創出することにより、企業価値の向上と持続可能な社会への貢献」を目指している。
一方、同日、変動型住宅ローンの基準金利を8月から0.2%引き上げ、年2.007%にすると発表した。基準金利の引き上げは14年ぶり。来月から住宅ローンを新規で借り入れる場合、返済額が増えるほか、借り入れ済みのローンについては11月1日が基準日となり、金利が変わらなかった場合、来年1月から今回の引き上げ分が反映される見通し。
変動型の住宅ローン金利では、住信SBIネット銀行が基準としている短期プライムレートを5月に0.1%引き上げたのをはじめ、auじぶん銀行も今月から新規契約者向けの最優遇金利を0.01%引き上げるなど、同様の動きが広がっている。
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HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム
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