AI(人工知能)を活用した中古不動産流通プラットフォームサービス「Renosy(リノシー)」を運営する株式会社GA technologiesは7月1日、1万円から始められる都心の中古マンションに特化した「リノシークラウドファンディング」でキャピタル重視型第8~10号ファンドを組成することを決定したと発表した。募集期間は8月5日~9日の予定。
リノシークラウドファンディングは自社開発のAIを活用した不動産業務支援ツール「Techシリーズ」を活用、同社のクラウドファンディング専門チームが選定した中古マンションにオンライン上で複数の出資者を募り、物件の運用と売却によって得た利益を出資者に分配する。完全電子取引に加え、運用期間も最短1.5ヶ月、投資資金も1万円からと従来の不動産投資のハードルを大きく下げている。18年8月からこれまで第7号ファンドまで募集を行い、累計で11億円を超える応募があった。
第8~10号案件はこれまでリノシーに蓄積された約3000件の不動産売買契約データを活用し組成。いずれも山手線内の地下鉄駅から徒歩で約2分以内、好アクセスで入居率の安定が見込める物件を選定している。運用期間を最短1.5ヶ月に短縮しタイムリーな売却を可能とし、気軽に不動産投資を始めたいというニーズに応える。一方で出資者情報登録に必要な本人確認コードをハガキで郵送することで本人確認手続を一層厳格化し、安心・安全な取り引きを支援する体制を整えた。
ファンドの概要は、第8号「菱和パレス白金高輪駅前」(港区)が募集総額1484万円、第9号「プリンセス・アイル後楽園」(文京区)が募集総額1561万円、第10号「AXAS-Will四谷三丁目Sta.」(新宿区)が募集総額1960万円。いずれも運用期間3ヶ月、予定分配率は年利8%(税引前)。
キャピタル重視型ファンドは、入居者からの賃料収入によるインカムゲイン(運用益)のほか、物件の売却から得られるキャピタルゲイン(売却益)の2つの配当を受け取れる仕組み。運用期間中の賃料収入と運用終了時の売却益を運用期間終了後に出資者に分配金として還元する。
【サービスサイト】Renosyのクラウドファンディングサービス
【関連ページ】GA technologiesの評判・概要
※画像はマンションのイメージ
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム
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