伊藤忠グループのリサーチ企業マイボイスコム株式会社は3月19日、証券会社の利用に関するインターネット調査の結果を発表した。調査は8回目で、2月1日~5日に実施、1万259件の回答を集めた。証券会社との取引経験がある人は4割強。男性や高年代層で高い傾向にあり、男性50~70代では5~6割、女性60~70代では5割弱となった。直近3年以内に取引した証券会社を聞いたところ(複数回答)、「SBI証券」が32.4%、「楽天証券」「野村證券」が各20%台。前回調査(17年)と比べ、楽天証券が増加した。
直近で主に取引した証券会社について「満足」と回答した比率を見ると、SBI証券の主利用者で4割弱、松井証券、auカブコム証券の主利用者で3割前後。「満足」「やや満足」の合計では、SBI証券、楽天証券の主利用者で各8割強となった。
直近3年以内に証券会社と取引した人に、取引・購入した金融商品を聞いたところ(複数回答)、「国内株式」が76.3%、「株式投資信託」が30.1%、「国内債券(国債)」「外国株式」「外国債券(外債)」が7~9%となった。
証券会社を選ぶ際の重視点は(複数回答)、「会社の信頼度、経営の安定性」「手数料が安い」が各4割弱で上位2位。「セキュリティが信頼できる」「知名度が高い」が各20%台で続いた。このうち、SBI証券、松井証券では、「手数料が安い」が8~9割で1位に。SBI証券は「スマホアプリで空き時間に取り引きできる」(54歳男性)点を支持する声もあった。大和証券、野村證券は、「会社の信頼度、経営の安定性」「知名度が高い」が上位2位。GMOクリック証券、auカブコム証券は、「取引のツールが充実している」が高くなっている。
今後取引したい証券会社は(複数回答)、SBI証券、楽天証券が各10%台、野村證券が9.0%。一方でわからないが55.9%。主に利用している証券会社を今後も利用したい人(継続利用意向)は、GMOクリック証券、SBI証券で、各80%台となった。
前回の調査では、証券会社との取引経験は全体の4割弱で、男性や高年代層で取引経験者が多い傾向は同様。直近3年以内の取引経験者が証券会社で取引・購入した商品は「国内株式」が8割弱、「株式投資信託」が2割強。直近3年以内の取引経験、今後の取引意向(未経験者含む)のいずれも、1位SBI証券、2位野村證券、3位楽天証券だった。継続利用意向は、GMOクリック証券、SBI証券、カブドットコム証券(現auカブコム証券)、楽天証券などで高かった。
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