総合不動産サービス大手のジョーンズ ラング ラサール株式会社(以下、JLL)は2月6日、2017年第4四半期の「東京プライムリテール市場」の動向について公表した。JLLは、銀座(中央通り)および表参道(表参道沿い)を「東京プライムリテール市場」と定義している。
JLLによるとそれらの地域における1階賃料は、銀座、表参道ともに前期比横ばいとなり、銀座は月額坪当たり275,000円、表参道は月額坪当たり215,000円となった。
JLLが公表している「2017年第4四半期 グローバル プライム リテール クロック」によると、東京プライムリテールの賃料は「上昇減速」のフェーズにあり、まもなくピークを迎えると予測されている。

2017年第4四半期 グローバル プライム リテール クロック
JLLは「賃貸市場では、需給の逼迫は続くとみられるものの、賃料は既に前回ピークに近い高値圏にあり、大幅な賃料上昇を見込むことは難しい」としたうえで「価格は投資利回りの低下余地が限定的となっていることから、主に賃料の変動を反映して安定的に推移する見通し」としている。
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HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム
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