社会福祉法人抱樸(ほうぼく)設立。2億円超の寄付が集まる「希望のまちプロジェクト」加速

認定NPO法人抱樸(ほうぼく)は、2023年9月6日に社会福祉法人抱樸を設立したと発表した。

NPO法人抱樸は1988年に発足し、北九州を拠点に生活困窮者や社会からの孤立状態にある人々の生活再建を支援する団体。コロナ禍では1万人以上から1億円超の寄付を集め、全国10ヶ所で居住支援事業を展開している。「2021北九州SDGs未来都市アワード」では「SDGs大賞」を受賞した。

同法人は、隙間のない支援を実現するため、2018年から社会福祉法人の設立を目指して計画を進めてきた。2020年には、特定危険指定暴力団工藤会の本部事務所だった土地を購入。工藤会の本部跡地を活用して「希望のまち」の拠点をつくり、「誰もひとりにしないまち」を実現する「希望のまちプロジェクト」を始動した。2022年4月からは同プロジェクトの寄付キャンペーンがキックオフ。2023年9月15日時点で約2億2,700万円の寄付が集まっている。

今回の社会福祉法人設立により、同プロジェクトがよりスピード感をもって推進される。2025年4月の開所に向けて、2024年1月の建設(着工)を目指していくという。同法人は、地域の支えあい・お互いさまの拠点として、希望のまちプロジェクトが活用されるよう、さらに力を入れていくとしている。

【関連サイト】認定NPO法人抱樸「希望のまちプロジェクト
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岡村 幸治

フリーライター。2020年までスポーツニッポン新聞社で野球記者を務め、読売巨人軍やアマチュア野球などの取材、原稿執筆を担当。得意分野はスポーツ、旅行、ニュース記事。中立でわかりやすい記事を心がけています。 
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