不動産投資CF「COZUCHI」、23年6月度四半期レポート公開。累計調達額394億円超、実績利回りは20.1%に

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LAETOLI株式会社は7月4日、不動産投資クラウドファンディング(CF)サービス「COZUCHI(コヅチ)」の2023年4月~6月までの運用実績や運用中ファンドの進捗・今後の見通しなどをまとめた「2023年6月度四半期レポート」を公開した。同四半期時点での累計調達額は394.8億円、運用中ファンド22(214億円)、運用終了ファンド55(180.8億円)。平均利回りは想定8.3%のところ実績は20.1%。平均運用期間も想定9.7ヶ月に対し実績7.2ヶ月と、運用期間が短くなっている。

なお、6月末までのコヅチの総ファンド数は76件、累計応募額約1158億円、累計調達額約394億円、正常償還率100%を維持する。

期間中、新サービスとして「中長期運用型」をリリース。任意組合型のスキームを採用した不動産投資CFで、10年単位の中長期で不動産を運用していくにあたり、任意組合型を活用、不動産と事業者の倒産リスクを隔離することで、中長期での不動産投資をより安全性を高める狙いがある。さらに、半年に一回中途売却の機会を設け「ファンドの運用期間は中長期でも、投資家のニーズに合わせた運用期間で資産運用が可能となる設計」(同社)とした。募集開始から約30分で募集金額の4億6000万円を超える応募があり、投資家の関心の高さを示した。

LAETORI代表の武藤弥氏は、メッセージで四半期の業績をふり返り、このうち「虎ノ門ファンド」「代々木公園ファンド」で運用期間が延期となったことを説明。虎ノ門ファンドは大手ディベロッパーとの売買契約を締結していたが売買決済の成就条件として、東京都からの権利変換計画の認可を待ったため延期となった。代々木公園ファンドは、事業進捗にあたって課題があったことからコヅチを通さない別の資金調達を選択し、ファンドでの運用を終了する形で着地した。必要無事認可がおり、虎ノ門ファンドは決済を完了し、投資家への配当償還も完了。代々木公園ファンドは配当償還の金額、スケジュールとも当初の予定通り進捗している。

武藤代表は「アップサイドを狙うプロジェクトには不確定要因があるため安く取得できているが、時間軸がコントロールできないことも往々にしてある。中長期運用型で長期安定収益を享受していただきながら、短期運用型で利益アップサイドを目指していくポートフォリオを提案していきたい」として、投資家に理解を求めた。

【関連レポート】COZUCHI 2023年6月度四半期レポート(PDF)
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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

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HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム

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