不動産情報サービスのアットホーム株式会社は6月21日、「不動産のプロが選ぶ!『不動産売却準備で押さえておくべきポイント』ランキング」を発表した。不動産売却に携わったことがある全国の「アットホーム」加盟店を対象に実施した調査結果(有効サンプル505)をもとに不動産売却時に準備段階で押さえておくべきポイントを10位までランキング。1位は「ローンの残債の確認をする」(46.1%)だった。
ローンの残債の確認をする理由として、「債務超過にならないか確認するため」、「抵当権を抹消するため」というコメントが上がった。売却額に大きく影響するため、最初に確認しておくべき項目とされている。
2位は「物件情報(所有者・面積・住宅ローンの名義など)の確認をする」(37.6%)がランクイン「単独所有か共有かを確認する」「接道や用途地域などの法令調査も重要」といったコメントが寄せられ、トラブル回避のため重視されていることがわかる。3位は「売却する物件周辺の相場を把握する」(37.2%)で、中にはバブル時に購入した際の相場観の人もいたということで、現在の相場観をしっかり調べておくことが重要のようだ。
4位は「家族の合意を得る」36.4%、5位は「手続等に必要な費用を把握しておく」31.3%、6位「リフォーム・修繕箇所の履歴を残しておく」26.3%、7位「売却までのスケジュールを立てる」24.8%、8位「建物状況調査(インスペクション)を実施する」13.7%、9位「複数の不動産会社に売却査定を依頼し比較検討する」11.1%、10位が「不動産売却(一般売却)の実績が豊富な不動産会社を見つける」7.5%だった。
物件を希望どおりに売却するためのアドバイスとして「複数の不動産会社の営業担当者に面談し、信頼できるパートナーを選ぶことが大切」「高く売りたいのか、安くても早く売りたいのかなど譲れないポイントを絞っておく」「デメリット部分は正直に相談をして、デメリットを最小限にしようと考えてくれる不動産会社に売却を依頼するのがベスト」といった声が寄せられた。
同時に発表したランキング「不動産売却時、購入検討者の内見対応で気を付けるべきポイント」は第1位が「室内を明るくしておく」の32.3%で、第2位が「不要な荷物の処分・整理整頓」32.1%、3位が「水回りをきれいに掃除しておく」31.7%だった。
HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム
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