高島屋、食品ロス削減へフードドライブ活動を実施。725kgの食品を寄付

株式会社高島屋は、家庭で使いきれない未使用食品を集めてフードバンク団体や地域の福祉施設などに寄贈するフードドライブ活動を実施したと発表した。フードドライブ活動を実施したのは2022年に続き2度目。2022年から2店舗増えた8店舗で開催し、約725kgの食品を寄付した。

高島屋はすべての人々が豊かに暮らすことができる持続可能な社会の実現に向けて、社会課題解決と事業成長との両立を図るESG経営を推進。同社は食料品フロアやレストランなど多種多様な食のシーンを提供していることもあり、食品ロスの削減に向け、2030年に生ごみリサイクル率100%、生ごみ排出量を2019年比マイナス20%とすることを目標に掲げているという。

家庭での食品ロスの削減や、食料を必要とする人々への支援を目的に、昨年からフードドライブ活動を実施。食品を必要とする人々の役に立ちたいと考える顧客のほか、近隣の食品メーカーの協力などにより、計8店舗で延べ 220名から約725kgの食品が集まった。前回開催では約360kgを寄付したため、累計で約1,085kgとなった。同社もクッキーやパンなどの賞味期限が近づいた災害備蓄品の寄付を行った。

集まった食品は、日本橋店からセカンドハーベストジャパン、横浜店からフードバンクかながわ、大阪店、泉北店、堺店からふーどばんくOSAKA、京都店からセカンドハーベスト京都、岡山店から認定NPO法人岡山UFE、岐阜店から岐阜県福祉協議会と子どもの居場所応援センタへ、それぞれ寄付された。

横浜店地下1階フロアでは2023年4月1日からフードドライブコーナーを常設化。さらに2023年10月には3回目のフードドライブ活動を実施する予定だという。同社は顧客とともに取り組む食品ロス削減運動や、環境・社会に配慮したライフスタイルの提案を通じて、持続可能な社会の実現に貢献していくとしている。

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岡村 幸治

フリーライター。2020年までスポーツニッポン新聞社で野球記者を務め、読売巨人軍やアマチュア野球などの取材、原稿執筆を担当。得意分野はスポーツ、旅行、ニュース記事。中立でわかりやすい記事を心がけています。 
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