アスコット、上野エリアのコンパクトマンションで初のDBJ Green Building認証取得

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不動産開発の株式会社アスコットは1月24日、都市型コンパクトマンション「FARE(ファーレ)御徒町」で、「DBJ Green Building認証」を取得したと発表した。同認証は、「環境・社会への配慮」がなされた不動産の評価を通じ、事業者と金融機関・投資家の架け橋となることを目的に、日本政策投資銀行(DBJ)が創設した環境不動産認証制度。同物件の基本的な省エネ性能を確保しながら利用者の多様性・周辺環境への配慮、BCPマニュアルの整備などを行っていることが評価された。同社として初の認定となる。

画像出典:アスコット社のウェブサイトより、以下同

同認証は、「建物の環境性能」「危機に対する対応力」「ステークホルダーとの協働」「多様性・周辺環境への配慮」「テナント利用者の快適性」のESG(環境、社会、ガバナンス)に基づく5つの視点により総合評価される。建物の性能や定量面だけでなく、長期的視点に立った事業者の取り組みや、運営上の配慮も重視して認定される。

ファーレ御徒町は東京メトロ日比谷線「仲御徒町」駅から徒歩1分、JR山手線・京浜東北線「上野」駅からも徒歩11分、8駅7路線が徒歩圏内という交通利便性に優れた立地。同社によると、上野エリアを南北に走るメインストリート「昭和通り」に程近い角地のため、1階の3住戸はSOHO利用を想定し、街路からダイレクトに入れる各住戸専用のエントランスを設けている。

建物は鉄筋コンクリート造地上5階建、敷地面積125.14㎡、延床面積417.4m²、住戸数12戸(ワンルーム 6戸、1DK 1戸、1LDK 3戸、2LDK 2戸)、住戸面積は21.11㎡~53.86㎡。22年10月に竣工した。

1階部分は下町情緒漂う街並みに溶け込み、来訪者を温かく迎え入れる建物の顔として、手仕事のぬくもりが残る左官仕上げを施した。この外壁仕上げが「2階以上のソリッドで無機質なコンクリート打ち放しの表情とコントラストを成し、個性的で力強い外観を生み出している」(同社)という。

2~3階の住戸はコンパクトなワンルームと1LDK、4~5階住戸はメゾネットタイプの1LDKと2LDKで、最上階には眺望を活かした開放的なリビングルームを配置した。

物件はアスコット社が企画開発し、子会社の株式会社アスコット・アセット・コンサルティングが運営管理を行っている。「企画開発から賃貸管理までをグループで一貫して行うことによりノウハウを蓄積し、環境・社会へ配慮した更なるサステナブルな不動産開発に努めていく」としている。

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HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム

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