昨日のビットコイン相場は上昇。米大手仮想通貨取引所CoinbaseのNASDAQ上場後調整安となった中、短期的な利益確定のフローが落ち着くと再度63,000ドル台へ上昇する動きに。
仮想通貨市場全体も堅調な動きとなっており、一時的な調整安は一旦終了した様子。イーサリアムは引き続き最高値を更新しており、3,000ドルを視野に入れて動き始めている。ドージコインも足元急騰している動きとなっており、3日間で3倍もの価格上昇を見せている。
ビットコインのオプション市場では70,000ドルのストライクにポジションが大きく残っているため、70,000ドルにもしも近づく過程があれば注意しておきたい。
昨日のニュースは、米資産運用大手ヴァンエックが仮想通貨関連企業を対象したETFを上場した他、英ヘッジファンドブレバン・ハワード・アセット・マネジメントが初めてビットコインのポジションを保有したことが報道されている。ブルームバーグによると、同社は56億ドル(約6,100億円)規模の主要ヘッジファンドの最大1.5%をデジタル資産に振り向けるという。
ビットコインテクニカルでは引き続き上昇方向を示唆しており、ボリンジャーバンドの中心線や先日急落した61,000ドルを割れてくると少し下方向の目線を持っておきたいと考えている。
【関連記事】ビットコインとは?特徴・仕組み・購入方法
The following two tabs change content below.
中島 翔
一般社団法人カーボンニュートラル機構理事。学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。また一般社団法人カーボンニュートラル機構理事を務め、カーボンニュートラル関連のコンサルティングを行う。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12
最新記事 by 中島 翔 (全て見る)
- 脱炭素に向けた補助金制度ー東京都・大阪府・千葉県の事例 - 2024年10月22日
- 韓国のカーボンニュートラル政策を解説 2050年に向けた取り組みとは? - 2024年10月7日
- NCCXの特徴と利用方法|ジャスミーが手掛けるカーボンクレジット取引所とは? - 2024年10月4日
- Xpansiv(エクスパンシブ)とは?世界最大の環境価値取引所の特徴と最新動向 - 2024年9月27日
- VCMIが発表したScope 3 Flexibility Claimとは?柔軟なカーボンクレジット活用法を解説 - 2024年9月27日