オンラインで社会貢献・ボランティア活動に参加する方法は?4つ紹介

「PCやスマートフォンで空いた時間に社会貢献をしたい」「負担が少ない方法でボランティア活動を行いたい」という方は多いのではないでしょうか。

ボランティア・社会貢献活動の中には、クリック募金やオンライン・ボランティアなどインターネット上だけでできるものがあります。

本記事ではオンラインの社会貢献・ボランティア活動や4つの参加方法、注意点をお伝えしていきます。

目次

  1. オンラインの社会貢献・ボランティア活動とは
    1-1.悩み相談サイトのメール返信
    1-2.動画の編集作業
    1-3.ブログの立ち上げ、サイトの運営などWeb関連
    1-4.オンラインによる国際交流・貢献
    1-5.オンラインによる学習支援
  2. 社会貢献・ボランティア活動にオンラインで参加する方法4つ
    2-1.支援団体に所属し、オンラインで参加する
    2-2.ボランティアサイトでオンライン参加を検索する
    2-3.プロボノとしてスキルを無償で提供する
    2-4.クリック募金サイトを利用する
  3. オンラインのボランティア・社会貢献活動の注意点
  4. まとめ

1.オンラインの社会貢献・ボランティア活動とは

オンラインでのボランティア・社会貢献活動は、参加者にとって負担が少ない、空いている時間を活用できるなどのメリットがあります。

仕事で培った知識やスキルを活かす「プロボノ」として参加する事も可能です。オンラインでのボランティア活動・プロボノの方法は主に以下のようなものがあります。

  • 悩み相談サイトのメール返信
  • 動画の編集作業
  • ブログの立ち上げ、サイトの運営などWeb関連
  • オンラインによる国際交流・貢献
  • オンラインによる学習支援

1-1.悩み相談サイトのメール返信

ボランティアを募集する団体と活動を行いたい人を繋げるボランティアのプラットフォームなどでは、悩み相談サイトのメール返信スタッフの募集が掲載されています。メール(チャット)相談の返信を行う社会貢献方法です。

相手の気持ちに寄り添って回答する事が求められますが、資格などは必要とされないケースが多いため参加の間口が比較的広いボランティア活動です。

1-2.動画の編集作業

UNICEF東京事務所の広報・アドボカシー部では、過去に動画編集作業のボランティアを募集していました。(※参照:採用情報:国連ボランティア(オンライン)

その他、認定NPO法人アクセスでも、過去に発展途上国の貧困の実態やスラムの現実を発信するための動画を編集するボランティア・プロボノを募集していました。(※参照:動画編集ボランティア・プロボノ募集!

動画編集は編集ソフトが利用可能で、一定以上の経験のある方が求められますが、団体にとって動画が重要な広報活動になる事もあり大きな役割を果たしています。動画編集に携わったことのある方や、編集ソフトを使ったことのある方は検討してみましょう。

1-3.ブログの立ち上げ、サイトの運営などWeb関連

支援団体の活動報告の一環や広報としてサイト・ブログ運営などがあり、主にプロボノとしてボランティアサイトや支援団体のホームページで募集要項が掲載されています。

Web関連の専門知識や仕事の経験がある方は、自身のスキルを活かして社会貢献が可能です。

IT企業が社会貢献活動として取り組む事例もあり、社員同士の交流の場になるなどのメリットがあります。

1-4.オンラインによる国際交流・貢献

オンラインで東南アジアやアフリカなど発展途上国に住む現地の方と繋がり、国際交流・貢献できるプログラムがあります。

プログラムによっては参加費の支払いが必要であったり、外国語を話せるといった要件を満たす必要があります。

1-5.オンラインによる学習支援

NPO法人が募集するボランティアの中には、オンラインで子供達に学習支援を行うプロジェクトがあります。

2020年 春には新型コロナ感染症の影響で、全国の小中学校と高校などが一斉休校になりました。子供たちの使うパソコンとボランティア講師のパソコンを事務局が音声ソフトで繋げ、子供や保護者の学習面の不安解消を目的に学習指導を行います。

勉強が苦手ではなく、子供の教育に携わりたい方、インターネット環境が整っている方には適したボランティアと言えます。

2.社会貢献・ボランティア活動にオンラインで参加する方法4つ

  • 支援団体に所属し、オンラインで参加する
  • ボランティアサイトでオンライン参加を検索する
  • プロボノとしてスキルを無償で提供する
  • クリック募金サイトを利用する

2-1.支援団体に所属し、オンラインで参加する

NPO法人や公益財団法人など社会貢献活動を行っている団体のスタッフとして登録し、オンラインで活動を行う方法です。

国連開発計画(UNDP)の下部組織である「国連ボランティア計画(UNV)」では、オンライン・ボランティアのスタッフを募集 しており、インターネットでスタッフ登録が可能です。(2021年11月時点)

オンライン・ボランティアをまとめるコーディネーター、ウェブサイトのデザインなどがありますが、時期によって募集内容が異なる点に注意しましょう。

2-2.ボランティアサイトでオンライン参加を検索する

ボランティアサイトで、オンライン参加できる活動を探す方法です。例えば、求人サイトとして知られる「indeed」にも「オンライン ボランティア」といったキーワードで検索する事でオンラインでの観光ガイド といった募集が表示されます。

2-3.プロボノとしてスキルを無償で提供する

プロボノは「公共善のために」という意味のラテン語で、公共的な目的のために職業上のスキルや専門知識を活かして取り組む無償の活動を指します。

プロボノは元々アメリカの弁護士が無償の法律相談を始めたことから広まった社会貢献活動ですが、Webサイトの作成やクラウドファンディングの企画などオンラインで出来る活動も数多くあります。

Web関連のスキルがある方は、プロボノスタッフとして登録する、ボランティア募集サイトで「プロボノ活動」を探すなどの方法でプロボノ活動の募集を調べる事ができます。

2-4.クリック募金サイトを利用する

企業や自治体が運営するサイトで指定のURLをクリックすることで募金できるサイトを利用する方法です。

クリックすることで情報が拡散し、宣伝効果・イメージ向上につながることからスポンサー企業がお金を支払う仕組みとなっています。スキルや時間をかけることなく気軽にできる社会貢献活動です。

ただし、中にはクリック募金を装ったフィッシングサイトがあります。運営元が信頼できるかどうか、URLが公式のものであるかなどのポイントに注意して利用を検討しましょう。

3.オンラインのボランティア・社会貢献活動の注意点

オンラインのボランティア・プロボノなど社会貢献活動では、スキルや費用が必要になるプログラムがあります。

例えば海外で国際交流を行うプログラムでは、団体の年会費や登録費などで合わせて2万円程度の費用がかかるものがあります。

また、一部のボランティア活動やプロボノでは、特定のスキルや語学力が必要とされるものがありますので、募集要項に目を通した上で応募するように心がけましょう。

まとめ

オンラインのボランティア・社会貢献活動は、悩み相談のメール返信や子供達の学習支援など多くの種類があり、参加する際にはボランティア募集サイトから応募する、プロボノとして登録するなど様々な方法があります。

この記事を参考にボランティア・社会貢献活動のオンラインで参加する方法を知り、実際の場面に活かしていきましょう。

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田中 あさみ

経済学部在学中に2級FP技能士(AFP)の資格を取得。ライターとして不動産投資を含む投資や年金・保険・税金等の記事を執筆しています。医療系の勤務経験がありますので、医療×金融・投資も強みです。HEDGE GUIDEでは不動産投資を始め、投資分野等を分かりやすくお伝えできるよう日々努めてまいります。