30代、老後まであと貯蓄2400万円増が必要!会社員には副業と投資のどちらがおすすめ?

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30代、老後まであと貯蓄2400万円増が必要!会社員には副業と投資のどちらがおすすめ?

総務省が10月31日に発表した家計調査では、30代の平均貯蓄額は646万円(内訳は普通預金274万円、定期預金174万円、生命保険140万円、有価証券31万円、その他27万円)となりました。

一方、同調査で60代の平均貯蓄額は2249万円となっていますが、現在の30代は現在の60代よりも長生きすると言われている上、今後の増税や将来の年金受給額への不安といったことまで考慮すると3000万円前後の貯蓄を目標としていきたいところです。

そうすると、現在の30代はこれからあと2400万円を貯蓄する必要があるということになりますが、「景気は良くなっても、収入は一向に上がらない」と言われているなかで、どうやって貯蓄を増やしていけば良いのでしょうか?

この記事では、収入を増やす手段として、副業と投資の2つの方法のメリット・デメリットを比較していきながら収入を増やす方法を考えていきたいと思います。

  1. 副業のメリット・デメリット
  2. 投資のメリット・デメリット
  3. 結局、副業と投資のどちらがおすすめ?

副業のメリット・デメリット

「収入を増やす」と聞いてまず思い浮かぶのは副業です。以下では、副業のメリット・デメリットを見ていきましょう。

副業のメリット

  • 新しい知識やスキルが身につく
  • 本業との相乗効果
  • 本業以上の収入を稼げるケースも

副業のメリットは、新しい知識やスキル、本業とは異なる人脈などを育てることができるといった点でしょう。会社という看板を背負わずにビジネスを展開するため、最初に売上を作るまでに時間はかかりますが、副業で身につけたものが本業に相乗効果をもたらすこともあります。副業がうまくいけば、本格的にビジネスとして展開することで、今まで以上の収入を稼ぐことができるという点も魅力的です。

副業のデメリット

  • 売上が出るまで時間がかかる
  • 初期費用が必要なケースも
  • 副業禁止の会社も多い

一方、副業のデメリットは、すぐに収入増に結びつくわけではなく、月5万円・10万円と安定的な収入を得られるようになるまで相応の作業時間と年月を費やす必要があります。また、費用をかけずに取り組むことができる副業は参入障壁も低いため、最初に費用をかけてリスクを取るか、費用ゼロで何年間も地道に積み上げていくかといったことを選ぶ必要があります。

副業を軌道にのせるためには相応の時間が必要である点から、「本業が疎かになると困る」ということで副業自体を禁じている会社も多いので注意が必要です。

投資のメリット・デメリット

副業は時間がかかるのでちょっと…、という方のなかには「投資で稼ぐ」という方法に魅力を感じている方も多いでしょう。以下では、投資のメリット・デメリットについても見ていきましょう。

投資のメリット

  • 特別なスキルがなくても始めることができる
  • 始めてからすぐに損益が出る
  • 副業に比べて手間が少ない

投資のメリットは、何と言っても手軽に始めることができて、すぐに損益が出るという点でしょう。副業と違って、スキルや知識がないと始めることができないということはないため、これから伸びる分野に投資ができれば、手間も少なく大きなリターンを得るということも可能です。

投資のデメリット

  • 損失を被るリスクがある
  • 本業に支障が出るケースもある
  • まとまった自己資金が必要

投資のデメリットは、手軽に始められるものの損失が出てしまうリスクがあるという点です。また、株式投資やFX投資など動きの早い投資は、リアルタイムで情報収集やチェックをしておかないと、大きなイベントがあったときに乗り遅れてしまい収益機会を見逃してしまう、あるいは大きな損失につながる危険性があります。

投資で大きな損失が出てしまうと、ストレスが大きくなり、本業に集中できなくなる方も少なくありません。株式投資やFXの場合は、アプリなどで価格を常に見ていないと不安になる方もいます。

また、投資は自己資金のなかでも余裕資金(生活に支障が出ないお金)で運用する必要があるので、貯蓄がそもそも少ないという方は投資から得られるリターンも少なくなってしまうというデメリットもあります。

結局、副業と投資のどちらがおすすめ?

ここまで副業と投資のメリット・デメリットを見てきましたが、30代の会社員にとって、どちらがおすすめの収入を増やす手段なのでしょうか?シンプルに言えば、副業は「平日夜や土日に自由に時間が使えて、売上が出るまで数年間は頑張り続けることができる」という方向け、投資は「余裕資金が最低でも数百万円以上あり、損失が出るリスクを取っても良い」という方向けの手法です。

「自分には、副業と投資のどちらも難しい…」という方は、以下で紹介する不動産投資を検討してみると良いでしょう。ちょうど副業と投資の中間にあたるため、取り組みやすいという点から会社員に人気があります。

不動産投資のメリット

  • 一般的な副業より手間が少なくて済む
  • 株式投資やFXよりもリスクが少ない
  • 自己資金が少なくても始めることができる

不動産投資のデメリット

  • 損失が出るリスクがある
  • 不動産を見極める目が必要
  • ローンが下りないと始められないことも

不動産投資は、株式投資やFXと比べるとすぐに収益は出ませんが、会社員としての社会的な信用を利用してローンで物件を購入することができるため、自己資金が少ない方でも始めることが可能です。また、不動産価格は1年に数%という緩やかな動きなので、リアルタイムで動向をチェックする必要もありません。

購入後の賃貸管理も最近は外注することが多いので、一般的な副業と比べると費やさなければいけない時間は少なく、不動産投資を副業として認めている会社も少なくありません。割と自由に時間が使えるという方は、賃貸管理やリノベーションなどを自分で行うことで費用を浮かせることができるので、本格的に副業として取り組むことも可能です。

投資である以上は、もちろん損失が出るリスクもありますが、空室率が低く土地の価値も安定している都心でのマンション投資など、やり方によってはリスクを低く抑えることができますので、ご不安な方は不動産投資会社に一度相談してみると良いでしょう。

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HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム

HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チームは、不動産投資や金融知識が豊富なメンバーが不動産投資の基礎知識からローン融資のポイント、他の投資手法との客観的な比較などを初心者向けにわかりやすく解説しています。/未来がもっと楽しみになる金融メディア「HEDGE GUIDE」