新型コロナウイルスの影響により、様々な業種・業界において対面を避けた社会的な変化が起きました。
不動産投資会社が運営する不動産投資セミナーにおいてもリモート化が進み、遠隔で不動産投資セミナーが受けられる「ウェビナー(オンラインセミナー)」へ移行しています。
しかし、オンラインセミナーは提供側の運営コストが低いことから、中には信頼性やクオリティの低いセミナーが含まれているケースも少なくありません。
そこで本記事では、不動産投資会社が運営するオンラインセミナーに限定し、高い実績を持つ会社をご紹介します。オンラインセミナーを受ける際のメリット・デメリット、注意点についてもあわせて解説するので、オンラインセミナーへの参加に悩まれていた方はご参考下さい。
目次
- 不動産投資ウェビナー(オンラインセミナー)のメリット・デメリット
1-1.ウェビナー(オンラインセミナー)のメリット
1-2.ウェビナー(オンラインセミナー)のデメリット・注意点 - ウェビナー(オンラインセミナー)に対応している不動産投資会社
2-1.FJネクスト
2-2.プロパティエージェント
2-3.リズム(REISM) - 不動産投資ウェビナー(オンラインセミナー)の講義形式は2種類ある
- まとめ
1.不動産投資ウェビナー(オンラインセミナー)のメリット・デメリット
これまで対面式の不動産投資セミナーでは、投資家がセミナー会場に実際に行き、不動産投資に関する疑問点や不安を解消したり、実際の物件をもとにシミュレーションを作成することで具体的なイメージを抱くことが可能でした。
新型コロナウイルスの影響により多くの不動産投資セミナーがオンラインセミナーへと切り替わっていますが、投資家へのメリット・デメリットはどのように変化したのでしょうか。下記、それぞれ詳しく解説していきます。
1-1.ウェビナー(オンラインセミナー)のメリット
実際の会場で行われるセミナーからオンラインセミナーに切り替わったことのメリットとして、ここでは下記3点のメリットを取り上げています。
- 自宅や外出先などから気軽に参加できる
- 日程調整がしやすい
- 効率的に情報収集・比較ができる
自宅や外出先などから気軽に参加できる
従来の不動産投資セミナーでは、実際にセミナー会場に行かなければならなかったため、会場までの交通費や移動時間が必要でした。オンラインセミナーでは、PCやスマートフォンでの参加が可能なため、これらの手間やコストを省き、気軽に参加しやすいメリットがあります。
日程調整がしやすい
オンラインセミナーはPCやスマートフォンから参加可能であるため、隙間時間などを利用して日程調整がしやすいメリットがあります。
従来の来場型の不動産投資セミナーでは仕事帰りに会場まで足を運ばなければならず、本業の忙しい方にとって日程調整が難しい面がありました。オンラインセミナーへ移行したことにより、自宅やオフィス、個室のあるカフェなどで手軽に受講できるようになった点はメリットと言えるでしょう。
効率的に情報収集・比較ができる
受講するセミナーのテーマやセミナー運営元の企業によって講義の内容は異なります。対象となる物件、投資家の属性によっても講義内容が大きく異なるため、中には自身の希望する内容でなかったり、属性や資産状況に合わないセミナーに参加してしまう可能性があります。
実際に会場に行く不動産投資セミナーの場合、自身に合っていないセミナーを受けてしまうと会場に行く手間や時間が無駄になってしまうため、慎重に受講するセミナーを選ぶことが大切でした。
しかし、オンラインに移行したことで、セミナーへ参加する手間やコストが下がり、複数のセミナーに気軽に参加し、それぞれのセミナー内容を比較検証することが容易になっています。
また、オンラインセミナーの中には、従来と変わらず物件シミュレーションや参加者からの質問に対応しているものもあります。オンラインセミナーに移行したことで、必要な情報を効率的に集められる環境になったと言えるでしょう。
1-2.ウェビナー(オンラインセミナー)のデメリット・注意点
一方、セミナー会場の講義からオンラインセミナーへと移行したことで、どのようなデメリットがあるのでしょうか。ここでは以下の3つを取り上げています。
- 映像・音声が遅延や停止することがある
- 会場に行けないことで、講義への集中力が低下する可能性がある
- 投資家同士の情報共有がしづらい
映像・音声が遅延や停止することがある
オンラインセミナーではネット回線を利用するため、通信環境によっては映像・音声が遅延したり、途切れてしまったりすることがあります。重要なポイントで聞き逃してしまったり、質疑応答の際に上手くコミュニケーションが出来なくなる点はデメリットと言えます。
ビデオ通話では多くのデータ通信量を必要とします。ネット回線に不安がある場合は、家庭のルーターを新しい機種に変更する、スマートフォンを利用する際はWi-Fiにつないで通信制限にかからないようにするなど、事前の準備をしておきましょう。
会場に行けないことで、講義への集中力が低下する可能性がある
オンラインセミナーは主には自宅などのプライベートな空間で受講することになるため、周囲の目がある会場参加型のセミナーと比較して集中力が低下する可能性があります。
不動産投資セミナーでは、投資を通して得られるリターンだけでなく、リスクやデメリット、注意点についても講義内容に含まれていることがあります。たとえ自宅でオンラインセミナーを受講する場合でも、講義に集中して重要なポイントを聞き逃さないことが大切です。
投資家同士の情報共有がしづらい
従来の不動産投資セミナーでは、セミナー終了後に投資家同士で交流を深め合い、その場で容易に情報交換することが可能でした。しかし、オンラインに移行したことでこのような交流が生まれにくい環境となったと言えるでしょう。
投資家同士の情報交換・交流を行いたい場合には、セミナーの受講と並行してオンラインスクールや投資家コミュニティに参加するなど、工夫をする必要があると言えるでしょう。
2.ウェビナー(オンラインセミナー)に対応している不動産投資会社5選
以下では、オンラインセミナーを運営する不動産投資会社を5社紹介します。オンラインセミナーの受講を検討している方はご参考下さい。
2-1.FJネクスト
FJネクストは高級賃貸マンション「ガーラシリーズ」を手がける東証プライム上場企業です。物件の98.8%で駅徒歩10分以内という利便性にこだわった好立地戦略や入居者向けのコンシェルジュサービスなどを強みに入居率は99%(2023年2月末時点)を実現しています。
セミナーでは、「現在の不動産市況はバブルなのか?」「現在の経済市況から見えてくること、今後の不動産投資の見通し」「不動産購入のタイミングは?」「今の時代だからこそできる不動産の持ち方」「不動産投資をはじめるうえで注意しなければいけないこと」「都心における今後の不動産市況」など多岐にわたるテーマを扱っています。
セミナー参加者からは、「初めて不動産投資セミナーに参加しましたが、メリットだけではなくリスクもしっかりと伝えていただいたので、とても参考になりました」(会社員・30代・女性)、「自分にはまだ早いとおもっていましたが、検討できるものだと感じました」(会社員・30代・男性)、「東証プライム上場企業の信頼からセミナーに参加しました。アフターフォローを含め安心して任せられる会社だと改めて思いました」(主婦・50代・女性)といった声が上がっています。
セミナーの日程が合わないという方や1対1で話を聞いてみたいという方は、個別相談も可能となっています。個別相談では、築浅・好立地の非公開物件の紹介を受けることができるほか、土地を仕入れる際行われるエリア調査情報や新築分譲時からの家賃推移など、宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士の有資格者がプロの目から見た物件のポイントを知ることができ、自分だけのプランも作成してもらうことができます。
2-2.プロパティエージェント
プロパティエージェントは、東京23区・横浜エリアに集中したマンション開発により高い入居率を実現している東証プライム上場グループ企業です。新築マンションと中古マンションを両方扱うハイブリッド型の会社で、新築では土地選定から建物の企画開発までをワンストップで手がけることで品質を担保したマンション供給を実現しています。
一方、中古マンション投資では資産性・収益性・移動率の3軸から定量的に評価するスコアリングを用いて、将来にわたって高い資産性を維持できる物件を厳選し仕入れています。また、建物管理事業を備えているため、中古マンション投資のリスクの一つである購入後のコストについても、当該物件の将来にわたり物件の資産性を維持するための必要なコストを見通すことが可能です。
入居率99.59%(2024年1月末時点)、上場グループ企業ならではの資本体制・コンプライアンスや購入後の賃貸管理アドバイス、確定申告サポートが充実しています。また、営業対応・物件の品質・購入後のサポートなど総合的に評判が良いマンション投資会社です。「2017年度投資向けマンションデベロッパーに対するオーナーの意識調査」では総合1位を獲得しています。
セミナーでは、「不動産投資の基礎知識」「不動産投資のリスクとは?」といった基本的な内容から「不動産投資のメリットとリスク」「投資用物件の見方・選び方」「購入前のチェックポイント」「売却時の戦略」など踏み込んだ内容まで、多岐にわたるトピックについて解説しています。また、セミナー限定物件の紹介や参加特典の書籍プレゼントなどもあります。
なお来場型のセミナーも開催しており、場所は東京・新宿アイランドタワーです。日時は①平日 18:30-20:00と土曜日 10:00-11:30 / 13:00-14:30で定期的に行われているため、仕事帰りや土曜の空いた時間に気軽に参加することができます。
セミナー参加者からは、「短時間で最近の傾向・ポイントを知れて為になった」「リスクについても理解することができた」「購入前のチェックポイントを知ることができた」といった声が上がっており、セミナー参加後のアンケートでも満足度は98%(2021年11月同社調べ)となっています。
【関連記事】プロパティエージェントの不動産投資セミナーの内容は?体験レポート・講師インタビュー
2-3.エイマックス(A-MAX)

エイマックスは、顧客の資産(Asset)の最大化(MAX)を社名・理念として掲げる不動産投資会社で、東京23区の投資用マンションの仕入れ・販売を手掛けています。日本でトップの不動産販売実績(※)を有する代表の天田 浩平氏を中心に少数精鋭の営業体制できめ細やかなサービスを提供しています。(※投資用マンション部門 天田氏の個人取引実績 年間最高売上高83.9億円)
エイマックスでは毎月3,000件以上の表に出ない物件情報の中から、立地条件・建物管理の状況・賃料相場・駅ごとの人口増加率・物件の資産価値など、厳格な基準を満たす中古のみを数十件だけに絞って厳選して仕入れています。
また、賃料査定を行う際は、周辺相場の賃料だけでなく賃貸履歴までしっかりと見ることで、人が抜けてすぐ入居がつく賃料かどうかの判断が行われるため、高い入居率と収益性のバランスが保たれています。他にも、物件調査時に郵便受けにガムテープがはられていないか、周辺にゴミがないかなど共用部の物件調査を行うなど、建物管理・賃貸の状況などについても詳しく見ています。
こうして仕入れられた物件は、人気駅から徒歩10分以内、適正もしくは割安な家賃となっており、入居率は99.1%(2023年7月時点)と高い水準を実現しています。また、建物管理がしっかりしているため長期安定収入・資産価値が見込める物件となっており、購入後に10%以上の賃料アップを実現している物件も多数あります。
購入後に10%以上の賃料アップ実績も

マンション購入後は、1室あたり一律2200円(税込)の管理費用で運営を委託することができ、購入後5年間は査定家賃80%保証、家賃滞納100%保証、購入後3年間は設備保証も設定されているなど購入後の保証が充実している点も大きな特徴です。
適正な家賃設定・賃貸管理により入居率97.74%(2021年11月時点)という実績があり、賃料を上げても入居がつきそうな物件については賃料アップを行っています。そうした営業活動の結果、不動産投資オーナーのリピート率74%、紹介率39%(いずれも2020年10月集計)という非常に高い満足度・実績を有しています。
エイマックスの不動産投資セミナーは、長期的・安定的に家賃収入を得る方法や、メリットからリスクまでを理解できる不動産投資をはじめて学ぶ方向けの「ベーシックセミナー」、投資の専門家にたっぷり質問したい方や自分だけの投資プランを作ってほしい方、物件のシミュレーションがみたい方向けの「個別相談」、具体的な物件やサービス・金利条件・保証内容など詳細を知りたい方向けの「⾮公開物件の紹介」の3つから選ぶことが可能です。
3.不動産投資ウェビナー(オンラインセミナー)の講義形式は2種類ある
不動産投資のオンラインセミナーでは、大勢が参加している「講義形式」と、1対1で行われる「面談形式」の2種類があります。
講義形式は特定の専門的なテーマについて1人講師の方が掘り下げ、セミナー後の質疑応答で他人数からの質問を受け付けるスタイルとなっています。個人ごとの事情に合わせた講義内容にはなりませんが、自分の知らない投資アイディアや、これまで注意できていなかったリスクについて知る機会にもなるというメリットがあります。
一方、面談形式では不動産会社の担当者との1対1で受講することが出来るため、事前に情報共有しておくことで知りたい内容にフォーカスしてもらったり、実際に自身の投資目的にあった物件を紹介してもらうことも可能です。ただし、税務などの有資格者しかアドバイスができないテーマや、多人数ならではのアイディアを得る機会にはなりづらいという点はデメリットと言えるでしょう。
不動産投資セミナーを受講する際は「講義形式」であるか、それとも「面談形式」であるかについて事前に確認しておきましょう。特に、面談形式の場合は事前に聞いておきたいポイントをまとめて担当者へ共有したり、自身の属性や知識レベルを伝えておくことで、情報収集も効率的になります。
まとめ
不動産投資オンラインセミナーでは、従来の会場へ行くセミナーと異なり、自宅から効率的に情報収集ができるようになったメリットがあります。一方、投資家同士のコミュニケーションが生まれにくく情報共有が出来なかったり、集中力が低下する可能性がある点はデメリットと言えるでしょう。
また、実際の会場を必要としないオンラインセミナーでは運営コストが下がり、中には信頼性やクオリティの低いセミナーが含まれているケースもあります。このようなセミナーを避け、まずは運営元の信頼性を見極めてからセミナーを受講することを検討してみましょう。
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