ザ・サンドボックスの親会社であるAmonica Brands(アモニカブランズ)が6月21日、金融包摂を掲げるCeloブロックチェーンのエコシステムに参加すると発表した。
Amonica Brandsは、OpenSeaやDapper Labs、Yield Guild Gamesなど、450を超えるWeb3プロジェクトへの投資を行うテック企業。150か国以上で1,000以上の社会的インパクトや気候変動対策に取り組むプロジェクトを持つCeloのエコシステムに参加することによって、Amonica Brandsは同社のWeb3ゲームをスケールアップしたい狙いだ。また、ドイツテレコムやCoinbase Ventures、a16zらと同様、Celoネットワークのバリデーターを運営するとしており、ネットワークのセキュリティをサポートしていく。
Celoはカーボンネガティブなブロックチェーンとして知られ、現在では多数のDeFi、ReFi、NFTプロジェクトの構築に活用されているプラットフォームだ。2億4,000万件以上の取引と3億5,000万ドルの時価総額を持つCeloは、2020年のアースデイにメインネットを立ち上げて以来、すでに4,104トンのtCO2-eq(トン二酸化炭素換算)を相殺しているという。
Animoca Brandsの共同創設者兼執行会長であるYat Siu 氏は「ブロックチェーン技術に対する信頼を構築するための取り組みにおいて、世界にプラスの影響と変化をもたらすことができる新しいアイデアに関して、Celo財団と協力できることを楽しみにしています」と述べている。また、Celo財団は、今回の提携で10億人以上の新規ユーザーの開拓を計画していることを明らかにしている。

HEDGE GUIDE 編集部 Web3・ブロックチェーンチーム

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