広島での不動産投資はあり?人口や主要エリアなどを解説

東京や大阪、名古屋などの主要都市エリアでは地価も上昇傾向にあり、不動産投資の利回りが低くなりやすいというデメリットがあります。そのため、広島県のような地方都市に不動産投資に適したエリアがないか探している方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、広島県の賃貸需要が期待されるエリアの概要と、広島県の不動産投資セミナーの情報について解説します。

目次

  1. 広島県の基本情報
    1-1.広島市と主要な市区の人口
    1-2.広島県と主要な市区の広さ
  2. 広島県で需要が期待できる4つのエリア
    2-1.広島市
    2-2.呉市
    2-3.福山市
    2-4.東広島市
  3. まとめ

1 広島県と広島市の基本情報

まず初めに、広島県と広島市の基本情報を見ていきましょう。

  • 広島市と主要な市区の人口
  • 広島県と主要な市区の広さ

これら2つのポイントから、それぞれ詳しく解説していきます。

1-1 広島県と主要な市区の人口

広島県が作成した『広島県人口移動統計調査報告』によると、2019年6月1日における推計人口は281万1,410人という結果になっています。広島県全体の人口は、全国10位の静岡県、11位の茨城県に次ぐ12位となっており、13位の京都府よりも上です。

広島の中心の広島市は、中区・東区・南区・西区・安佐南区・安佐北区・安芸区・佐伯区の全部で8区から成り立っています。広島市の人口および他の主要な市の人口を比較すると以下の通りです。

  • 広島市:1,199,252人
  • 中区:140,051人
  • 東区:119,833人
  • 南区:144,016人
  • 西区:191,499人
  • 安佐南区:245,881人
  • 安佐北区:141,504人
  • 安芸区:78,679人
  • 佐伯区:137,789人
  • 呉市:220,554人
  • 福山市:463,020人
  • 東広島市:195,194人

*広島県作成「広島県人口移動統計調査報告 (平成29年10月1日~30年9月30日)」から引用

広島市の人口は広島県全体の人口の約43%を占めています。また、広島市でも区が異なるだけで人口が3倍以上異なっている区もあります。

また、以下のグラフは1965年から2018年までの広島県の人口推移です。1997年から徐々に人口減少が始まっていることがわかります。

1965年から2018年までの広島県の人口推移

広島県人口移動統計調査報告より筆者作成

広島県全体では人口減少とともに不動産需要や入居需要なども細っていくことが考えられますので、投資先のエリアを厳選することが重要と言えるでしょう。

1-2 広島県と主要な市区の広さ

広島県全体の面積は8,479.61平方キロメートル、全国11位の広さです。これは、隣接する岡山県の全国17位、さらにお隣の兵庫県の全国12位を上回ります。
各区の面積・他の主要な市の面積を比較すると以下の通りです。

  • 広島市:906.68平方キロメートル
  • 中区:15.32平方キロメートル
  • 東区:39.42平方キロメートル
  • 南区:26.46平方キロメートル
  • 西区:35.61平方キロメートル
  • 安佐南区:117.03平方キロメートル
  • 安佐北区:353.33平方キロメートル
  • 安芸区:94.08平方キロメートル
  • 佐伯区:225.43平方キロメートル
  • 呉市:352.80平方キロメートル
  • 福山市:518.14平方キロメートル
  • 東広島市:635.16平方キロメートル

*広島県作成「広島県内市町の面積一覧(平成29年10月1日現在)」から引用

人口密度からみても広島市に人が集中しており、他のエリアに比べて高い賃貸需要がある可能性があります。
このように、不動産投資を始める際には複数のエリアと比較しつつ、どのエリアに賃貸需要があるのかを検討していくことも大切です。

2 広島で賃貸需要が期待できる4つのエリア

ここまで、広島県の概要についてご紹介しました。次に、広島県内で不動産投資が検討しやすい4つのエリアについてご紹介します。

  1. 広島市
  2. 呉市
  3. 福山市
  4. 東広島市

それぞれのエリアの特徴について詳しく見ていきましょう。

2-1 広島市

広島市は、全国に20ある政令指定都市の中で10番目に人口が多い市です。

広島市現代美術館、ひろしま美術館、広島県立美術館、こども文化科学館、植物公園、交通科学館といった施設があります。中国地方を代表する大都市であり、経済・商業の中心地として都心部は賑わいを見せています。またお好み焼きやカキなどの名物や被爆の歴史を伝える施設などもあり、観光都市としても注目されている街です。

2-2 呉市

呉市は、広島県内で3番目に人口が多く、気候が温暖で海や山の自然に囲まれた市です。かつて日本でも有数の軍港都市であった背景から、現在でも海上自衛隊の施設が多かったり、造船業やその関連産業が多かったりすることが特徴です。

広島市内に電車や車で通勤ができる立地であり、市内と比べると賃料が安く抑えられるため、呉市に住居を構えて通勤をする方もいます。

2-3 福山市

福山市は、広島県内で2番目に人口が多い市です。福山市は岡山県との県境にあるため、広島市までの距離は遠くなっています。しかし、岡山県第2の都市である倉敷市に近いという特徴があります。

福山市は鉄鋼業などが盛んな工業都市であり、隣接する岡山県域も含めた福山都市圏を形成しています。福山駅は広島駅と同様にのぞみの停車駅ともなっており、岡山駅や広島駅はもとより、大阪方面や博多へのアクセスも良好です。

2-4 東広島市

東広島市は、上記3都市と比べると人口は少なくなりますが、広島市の東に位置している都市です。市内には4つの大学、官民の学術研究機関が集まっているなど、産学官の連携に力を入れているという特徴があります。

また広島空港を擁しており、新幹線の停車駅もあることから、広島の玄関口の一つとしても機能しています。

まとめ

広島県の基本情報と、各エリアの情報を取り上げました。全国に20ある政令指定都市で10番目に人口が多い広島市は、広島県の人口の内約43%が広島市に集中していることから、県内でも高い賃貸需要があることが予想されます。

しかし、人口や土地の概要情報だけでは実際の賃貸需要を推し測ることは出来ません。これから不動産投資を始めるのであれば、まずは検討している地域の不動産情報に特化したセミナーに参加したり、賃貸事情に詳しい不動産会社に問い合わせたりするなどで、リアルな不動産情報を集めてみてはいかがでしょうか。

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矢野翔一

矢野翔一

関西学院大学法学部法律学科卒。宅地建物取引士、管理業務主任者、2級FP技能士(AFP)などの保有資格を活かしながら、有限会社アローフィールド代表取締役社長として学習塾、不動産投資を行う。HEDGE GUIDEでは不動産投資記事を主に担当しています。専門用語や法律が多く難しいジャンルですが分かりやすくお伝えしていきます。