働く女性が不動産投資を始めている5つの理由

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厚生労働省の調査によると、女性の平均寿命は86.99歳で、男性80.75歳に比べて、6年以上も長生きするという結果が出ています。しかし、老後を支える生活費に関しては安心できる要素が少ないのが現状です。「夫に先立たれたら、生活は大丈夫かな?」「そもそも年金は数十年後まで信頼できないっていうし…」老後のことを考え始めると、お金に関する不安は尽きません。

実際、多くの女性が老後の生活費について頭を悩ませています。不動産投資会社の株式会社インヴァランスが2016年5月に実施した「女性のお金と投資に関する意識調査」において、20~39歳で不動産投資に関心のある、社会人の女性600 名に対してアンケートを行ったところ、不動産投資の目的で最も多かったのが「老後の生活費のため」(54.5%)という結果となっています。

女性が不動産投資を始める目的
株式会社インヴァランス 2016年5月「女性のお金と投資に関する意識調査」

このように、老後のことを考えて不動産投資を始める女性が少なくありません。以下では、その理由を詳しく解説していきたいと思います。

働く女性が不動産投資を始めている理由① 他の投資よりリスクが小さい

働く女性が不動産投資を始めている一つ目の理由は、株式投資やFX投資、投資信託などに比べると価格変動のリスクが小さいという点です。老後の生活費を考える女性にとって、ハイリスク・ハイリターンな投資はそもそも目的に合いませんし、現在の定期預金や国債などの金利ではローリターンすぎて、生活費の足しにはなりません。

不動産投資は、以下の図のように、ミドルリスク・ミドルリターンに位置する投資となりますので、リスクを抑えつつ、家賃という長期的なリターンを獲得し続けることができる投資手法であるという点が女性投資家から支持される最も大きな理由となっています。

ミドルリスク・ミドルリターンの不動産投資

働く女性が不動産投資を始めている理由② 仕事の邪魔にならない

不動産投資が女性に人気である理由の2点目は、不動産投資は賃貸の管理を不動産管理会社に丸々任せてしまえるという点です。一生懸命に働く女性にとって、時間というものは本当に貴重です。無駄にできる時間はほとんど無いと言っていいほどせわしなく時間に追われている、という方も多いのではないかと思います。

老後の生活費のためにと不動産投資を始めたとしても、本業を疎かにしてしまっては本末転倒になってしまいます。本業をしっかりとこなして、老後のために毎月貯金もしたいという方にとって、日々の管理を全て任せてしまえる不動産投資は、無理なく始めることができる副業といえるでしょう。

また、不動産投資は日々の仕事に支障をきたさずに取り組めるので、副業のなかでは会社からの許可を比較的もらいやすいという点も、働く女性にとっては嬉しいポイントです。

働く女性が不動産投資を始めている理由③ 元手が少なくても始めることができる

不動産投資の大きな特徴の一つとして、自己資金にはあまり手をつけずに取り組めるという点があります。貯金が数百万円あったとして、そのうちの大半を投資に割かなければいけないとすると、手元のお金はかなり心もとない状況になってしまいます。

たとえば、突発的な病気や事故などでお金が必要になった時に、必要なお金を出せるようにしておかなければいけませんので、老後のために投資を行いつつも、ある程度は手元に資金を残しておきたい、ということになります。

不動産投資は、不動産購入費用のほとんどをローンでまかなうため、自己資金を手元に残すことが可能です。不動産取得時の初期費用として数十万円がかかりますが、その後は家賃収入とローンの返済額が相殺するように返済計画を立てることが多いため、自己資金をできるだけ手元に残しておきたいという方でも取り組むことは可能です。

また、何事も起こらずに貯金が順調にできた場合は、ローンを繰り上げ返済することもできるので、状況に応じて無理なく投資を進めていくことが可能な点も、不動産投資の特長の一つと言えるでしょう。

働く女性が不動産投資を始めている理由④ 女性目線が不動産選びに役立つ

不動産投資は、入居希望者がいないと成り立ちませんので、入居者が住みたくなるような物件を選ぶことが非常に大切です。物件が良いかどうかは紙に書いてあることだけでは判断できないことが多く、実際に物件を目で見て良し悪しを見定める必要があります。

女性は男性に比べると色々なことに気がつくことができるケースが多いので、「この物件は日当たりが悪い」「洗濯物を室内で干せる」「収納スペースが使いやすそう」「内装のセンスが良くないかも」「近くにスーパーや美容室があって便利かも」「夜に一人で駅から歩いても大丈夫なエリアなのかな」などといったように、多くの視点から物件のチェックを行うことができます。

そうして厳しい物件チェックを行えば、入居者から見ても好条件の物件となりますので、空室リスクを低く抑えることができ、居室を稼働させることが可能です。

働く女性が不動産投資を始めている理由⑤ 長期的な収入が期待できる

働く女性が不動産投資を始めている理由5点目は、空室が出なければ家賃収入という定期的な収入が入るという点です。たとえば都心の賃貸需要が高いエリアのマンションで、適切な建物管理や修繕などを行っていれば築古になってもある程度の入居を維持することができるので、長期にわたって家賃収入を期待することができます。

女性は結婚・出産というライフイベントなどもあり、男性に比べると定年まで勤め上げるということは少ないのが現状ですが、月々の収入が期待できる入居者からの人気の高い不動産を保有することができれば、老後の生活費の足しにすることが可能です。

また、不動産投資の良い所は、家賃収入を得られるだけでなく、自分の住まいにすることもできるという点です。子どもが成人して大きな部屋が必要なくなったときに、ワンルームや1LDKで十分ということであれば、保有している不動産を賃貸用ではなく住居用としてしまえば、老後の生活費をさらに賢く圧縮することが可能です。

不動産投資は、「貸してもよし、住んでもよし」ということで、目的に応じて使い分けることができるという点が女性投資家に支持されています。

まとめ:不動産投資を老後のリスクヘッジに賢く使う

不動産投資は、株式やFXなどに比べて価格変動のリスクが小さく、仕事の邪魔にならず、元手も少なく始めることができ、物件選びに女性という強みを活かして、長期的な収入を得ることができるという投資手法です。もちろん、空室リスクや地震のリスクもありますので、不動産投資会社ともリスクの軽減を相談しながら進めていくと良いでしょう。老後の生活費が不安な方や、新しい投資手法にチャレンジをしてみたいという方は、ぜひ検討されてみると良いのではないでしょうか。

(HEDGE GUIDE編集部)

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HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム

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