関東・関西の都市部を中心に、中古マンションの調達・設計・施工・販売・アフターサービスまでを一貫して行うグローバルベイス株式会社は1月17日、同社ホームページに掲載しているリノベーション事例集の中で、2023年にアクセスが多かったTOP3を発表した。利便性や機能性よりも「お家時間」を心地よいものにするため、素材の質感や造作家具などを重視した事例が上位だった。
1位は「暗かったリビングを明るくリノベーション。生活を快適にする造作家具で家具いらずの家」。30代ファミリーのリノベーションで、陽の光が入りにくい間取りから、明るく広いリビングにリノベーション。キッチンからは子どもが遊ぶ様子が見え、子育ての動線も良くなったという。
2位の「ヘリンボーンの床にこだわった、ゴールドがアクセントの家」は、結婚を機に、中古マンションを購入してリノベーションした夫婦の事例。将来売却することも考え、資産性やリノベーション内容まで吟味した。
3位は「北欧と韓国インテリアをドッキング、広いリビングのある家」。北欧テイストと韓国インテリアのミックスをテーマにリノベーションを行った物件。購入者は、予算を抑えて自由度が高く好きな空間を作れるとして、中古マンションを購入しリノベーションした事例。
23年のオーダーリノベーションは、施主の大半がホテルライクな『落ち着いた空間』を求める傾向にあり、同社は「コロナ禍の外出自粛を経験し、お家時間の充実を重要視したのでは」と推測する。人気は上品な優しいアースカラーで、石目、木目、布目が選ばれる傾向にあった。同年のキーワードとして「好みの多様化による造作人気」「質感重視」を挙げる。
24年のリノベーション市場について、同社は「コロナ禍でも人気だった日本文化を感じられる和モダンスタイルのホテルの要素を取り入れたリノベーションは需要がある」と注目。また、商業施設の内装デザインからトレンドが流れてきており、中でも木の温かみを感じる内装デザインが多く採用されていることから、リノベーションでも増えると予測する。
物件価格や施工費の高騰に伴い、高価格帯のリノベーションへの需要も追い風となりそうだ。
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HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム
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