ロボアドバイザー「WealthNavi(ウェルスナビ)」を提供するウェルスナビ株式会社は7月13日、資産運用アルゴリズムの開示資料であるホワイトペーパー「ウェルスナビの資産運用アルゴリズム」を改訂した。同社は2016年10月、国内のロボアドバイザーとして初めてホワイトペーパーを公表しており、今回の改訂の目的は新機能「おまかせNISA」の仕組みについて開示するため。
同社は今年2月、NISA口座で一任型の資産運用ができる新機能「おまかせNISA」の提供を開始。NISAの非課税メリットを活用しながら、世界水準の「長期・積立・分散」の資産運用を「おまかせ」で行うことを可能とした。顧客は投資の経験や知識にかかわらず、NISAを活用しながら将来に向けた資産形成に取り組むことができる。
ホワイトペーパーでは、資産運用のプロセスの全体像、資産配分の決定、リスク許容度の診断、投資対象銘柄の選定基準、自動リバランスの仕組みなどについて具体的に説明している。
こうした資料開示は、自動でおまかせの資産運用を提供するうえで、資産運用アルゴリズムを顧客にわかりやすく公表し、サービスの透明性を確保することが不可欠であるとの考えに基づく。「今後も働く世代の豊かな老後に向けた資産形成をサポートしていくために、 当社の提供する自動でおまかせの資産運用サービスの透明性の確保に努めていく」としている。
同社のロボアドバイザーは世界の富裕層や機関投資家が実践するとされる「長期・積立・分散」の資産運用をテクノロジーの力で自動化。ノーベル賞受賞者が提唱する理論に基づき、6~7つのETF(上場投資信託)を通じて、世界約50カ国1万1000銘柄に分散投資。資産配分の決定から発注、積立、リバランス、税金最適化まですべて自動で行う。
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HEDGE GUIDE 編集部 ロボアドバイザーチーム
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