ロボアドバイザー「WealthNavi(ウェルスナビ)」を提供するウェルスナビ株式会社は8月10日、2024年1月開始予定の新しいNISA(少額投資非課税制度)に対応した「おまかせNISA」のサービス概要を発表した。「NISA口座と通常の口座それぞれの部分最適化ではなく、資産全体を最適化する」というコンセプトだ。
特徴は①入金するだけで、非課税枠(つみたて投資枠/成長投資枠)を活用しながら、自動で資産を購入する②世界の株式や債券、金、不動産を組み合わせてリスクを分散。資産全体のバランス調整も自動で行う③新しいNISAについて解説するセミナーやコラムを用意。電話相談も対応の3点。
手数料も、自動積立を行うことで「よりお得感のある」(同社)価格帯とする。 1つのNISA口座の中で「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つの枠を併用できるようになり、つみたて投資枠での預かり資産の手数料は0%。つみたて投資枠の利用では、制度上、積立の設定が必要となるが、自動積立の設定をして入金することで、つみたて投資枠を利用できる仕組み。
成長投資枠では、リスク許容度に応じて年率0.7~1%(税込0.77~1.1%)となる。具体的には、リスク許容度3は0.9%、リスク許容度2は0.8%、リスク許容度1は0.7%に、それぞれ引き下げる。
自動積立のみで入金をする場合、新しいNISA口座全体の手数料は、リスク許容度に応じて年率0.63~0.67%程度(税込0.693~0.737%)となる見込み。自動積立の設定を行わない場合や、自動積立とそれ以外の入金(クイック入金や振込入金)を組み合わせて利用する場合、手数料はリスク許容度に応じて最大で年率0.7~1%(税込0.77~1.1%)となる。
同社にウェルスナビを直接申し込んだ場合は、利用の期間に応じた「長期割」が適用される。成長投資枠の手数料をリスク許容度に応じて年率0.6~0.9%(税込0.66~0.99%)まで割り引くもの。自動積立のみで入金した場合、長期割が適用された後の新しいNISA口座全体の手数料は、最大で年率0.54~0.6%(税込0.594~0.66%)まで割引となる見込み。
なお、通常の口座および従来のNISA口座の手数料は、従来通り、預かり資産の年率1%(税込1.1%)となる。
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HEDGE GUIDE 編集部 ロボアドバイザーチーム
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