ロボアドバイザー「WealthNavi(ウェルスナビ)」を提供するウェルスナビ株式会社は2020年12月22日、東京証券取引所マザーズ市場へ新規上場した。「今後も『働く世代に豊かさを』というミッションのもと、ウェルスナビの提供を通じ、「長期・積立・分散」の資産運用の普及に努め、働く世代の資産形成をサポートしていくため、サービスの拡充並びに企業価値の向上に努めていく」と支援を呼び掛けている。
同社は2017年5月、おつり資産運用アプリ「マメタス」をリリースし、少額からウェルスナビの資産運用が行えるようにしたことに加え、プロダクト開発力を活かし、その他の新機能をリリースし続け、業績を急成長させてきた。また、新機能を開発・提供するだけではなく、コラム、ビデオメッセージ及びセミナーなどを通じて、お客様が「長期・積立・分散」の資産運用を続けられるようサポートしており、2020年9月2日時点でウェルスナビ預かり資産2900億円、口座数33万口座を突破。2020年11月に上場が承認された。
サービスの特徴である「長期・積立・分散」の考え方の浸透も進んでおり、顧客の 68%が自動積立を設定。加えて、顧客の 67%が 10 年以上、うち 35%が 20 年以上の利用意向で、長期の資産運用ツールとして利用されている。ロボアドバイザー事業の更なる成長に向け、現在の機能をより使いやすく継続的に改善、顧客ニーズに合致した新機能を追加し続ける方針だ。
今期(決算月12月)は4月よりライブ配信にてセミナーを実施し、4月から9月までの半年間で約3.5万人に視聴された。機能面では1月に「WealthNavi for SBI証券」で新たに「資金移動サービス」の提供を開始。このサービスはSBI証券総合口座と「WealthNavi for SBI証券」口座間で資金を直接振り替えることを可能にし、顧客の利便性を高めるもの。5月にはオンラインで本人確認が完結する新機能「クイック本人確認機能」を追加した。本機能により、顔写真と本人確認書類の撮影により本人確認を行うことで、郵便物の受領を行うことなくオンラインで口座開設が完結し、最短で申込みの翌営業日からウェルスナビで資産運用を開始できるようになった。
また、オンライン取引サービスを手掛ける金融機関においてはシステムの管理体制の一層の強化が求められていることから、2段階認証の利用促進や出金先口座変更時の本人確認など、セキュリティ対策にも継続的に取り組んでいる。一方で提携先の拡大を継続推進しており、4月に株式会社東京スター銀行、9月に岡三証券株式会社と提携した。
同日公表された決算情報によると、2020年12月期は営業収益24億円(前期比156.1%)、営業損失11.8億円(前期は営業損失20.6億円)、経常損失12億円(前期は経常損失20億円)、当期純損失12億円(前期は当期純損失20億円)を見込む。
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HEDGE GUIDE 編集部 ロボアドバイザーチーム
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