ロボアドバイザー「WealthNavi(ウェルスナビ)」を提供するウェルスナビ株式会社は3月25日時点で預かり資産6500億円を突破したと発表した。2021年11月10時点で6000億円を突破、4ヶ月あまりで500億円を上積みした。
ウェルスナビは、ノーベル賞受賞者が提唱する理論に基づいた「長期・積立・分散」の資産運用を、自動で実現するサービス。機能性、透明性、シンプルな手数料を特徴として、働く世代を中心に支持を拡大。強固な顧客基盤を持つパートナー企業を通じた利用も広がっており、21年12月にはクレジットカード「イオンカード」を発行するイオンフィナンシャルサービス株式会社と新たな資産運用サービスの共同開発・提供を目指し、業務提携契約を結んだ。今春~夏に、イオンカードの顧客がイオンカード決済による積立で「WAON POINT」を貯めながら、資産運用サービスを利用できる形態を予定している。
長期・積立・分散の資産運用は世界の富裕層や機関投資家が実践している形態で、ウェルスナビは、6~7つのETF(上場投資信託)を通じて、世界約50カ国1万1000銘柄に分散投資する。資産配分の決定から発注、積立、リバランス、税金最適化まですべて自動で行えるのが最大の特徴。
ユーザーは20~50代が中心で、スマホやパソコンから5つの質問に答えるだけで一人ひとりに合った運用プランを提案し、いつでも資産の状況を確認できる。「すきま時間で将来に向けた資産運用を手軽に行うことが可能」がアピールポイントだ。
資産運用の目標達成をサポートする「ライフプラン」、少額でも最適なポートフォリオを実現する「ミリトレ(少額ETF取引機能)」、「AIによるアドバイス機能」など、多彩な機能は、従業員の約半数がエンジニア・デザイナーなどのクリエイターという体制で実現した。中核となる「リバランス機能付き自動積立」、「自動税金最適化(DeTAX)機能」といった技術は特許を取得している。
正式リリースの16年7月から5年8ヶ月が経ったが、手数料は預かり資産の1%(税込1.1%)を維持。資産運用アルゴリズムをホワイトペーパーでホームページ上で公開している。
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HEDGE GUIDE 編集部 ロボアドバイザーチーム
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