昨日のビットコイン相場は47,000ドルから48,000ドルでの推移が継続。

ショートカバーを巻き込みながら淡々と上昇していたビットコインだが一旦休憩と言った様子か。オンチェーンでも大きな変化はなく、引き続き上方向のコールオプションが物色される中、取引所の残高も減少してきており、10,000BTC以上保有するウォレットアドレスも増加していることを考えると方向性は上方向で見ていていいだろう。
イーサリアムも淡々と上昇を続けており、仮想通貨市場全体が復活の兆しを見せていることから、ここからショートで攻めることは難しい地合いになっていると認識しながらトレードを行おう。
急上昇していた通貨であるFILも一旦昨日は調整しているが、チャートからかなり強い動きになりそうな印象であるため要チェック。
ポジションはビットコインのロング、SOLロングを保有しており、FILは押し目を作ったら少し入っていくか検討中。
米国市場は株式市場が上昇。バイデン大統領が公表した予算教書で富裕層向けの増税方針が明らかになり、寄り付きは下落。特に理由はないが、原油価格が下落したことで株価を後押しした格好となり、後場には反発する地合いとなった。
一方で円売りが止まらずクロス円は円安の嵐のような相場。為替市場が仮想通貨にもなったのかと思えるような急上昇が見られており、ドル円は1時黒田ラインとして注目されてる125円まで急騰。その後調整安から123円まで下落する等稀に見る大きな変動を伴った。ポンド円も161円台から164円、その後162円まで下落と値幅が大きくなっており、FXに慣れていない方はなかなか難しい相場展開だったのではないかという動き。
ドル円は押し目をつけたらロング方向で入っていくしか選択肢がないとも言える動きのため、リスク管理ができない方はクロス円をショートで持つのは厳禁。
ロシアとウクライナの停戦協議が本日行われる予定だが、進展があった場合でも一時的に株高の動きになる可能性があるものの、インフレ対策のための利上げが行われる中では株高は続かないと考えているため、会談の行方には注目しておきたいところ。
ポジションはユーロドル、ポンドドルのロングは継続。NASDAQショートも継続しており、もう一段原油価格が下落する場合はロングも検討したいと思っている。
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中島 翔

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