ロボアドバイザー「WealthNavi(ウェルスナビ)」は7月9日、預かり資産2600億円、口座数31万口座を突破した。提供元のウェルスナビ株式会社が発表したもので、2016年7月の正式リリースから約3年11カ月での達成となった。
ウェルスナビは「長期・積立・分散」の資産運用を自動で実現するサービス。 機能性、 透明性、 シンプルな手数料が評価され、特に20代~50代の働く世代の支持が拡大しているほか、強固な顧客基盤を持つ大手のパートナー企業を通じた利用も口座数増を促進する。
特徴は、世界の富裕層や機関投資家が実践する「長期・積立・分散」の資産運用を、 テクノロジーの力で自動化している点。 ノーベル賞受賞者が提唱する理論に基づき、 6~7つのETF(上場投資信託)を通じ、世界約50カ国1万1000銘柄に分散投資。資産配分の決定から発注、積立、リバランス、税金最適化まで、すべて自動で行う。
また、従業員の約半数がエンジニア・デザイナーという「ものづくりする金融機関」を標ぼうし、資産運用の目標達成をサポートする「ライフプラン」、 少額でも最適なポートフォリオを実現する「ミリトレ(少額ETF取引機能)」、 「AIによるアドバイス機能」など多彩な機能で快適な資産運用をサポートする機能を実装。シンプルな手数料・資産運用アルゴリズムの公開なども魅力だ。
加えて、コロナショックで世界経済が不安定になっていた時期、代表取締役CEOの柴山和久氏が「焦らず長期で持ち続けよう」とメッセージを発信し続けた。「大切なのは短期的なリターンではなく、10年や20年といった運用期間トータルでの成果。相場の下落が続くのではないかと今は不安になるかもしれないが、長い目で資産運用を続けて」と、長期投資のシミュレーションのデータも公開し、早急な判断を戒めた。6月4日時点で預かり資産2500億円、口座数31万口座を突破しており、初心者も多いウェルスナビがユーザー離れを食い止め、預かり資産のスピーディな増加ペースを維持できたのは、こうした企業姿勢も奏功しているのではないだろうか。
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HEDGE GUIDE 編集部 ロボアドバイザーチーム
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