想定利回り年20%のCOZUCHI「六本木事業用地ファンド」募集額10億円に増枠

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「LAETOLI(ラエトリ)株式会社(株式会社SATASから社名変更)は、1口1万円から出資できる不動産投資型クラウドファンディング(CF)「COZUCHI(コヅチ)」で7月16日に公開したファンド「六本木事業用地」の募集金額を3億円から10億円に増額した。募集内訳は優先枠を6億円とし、対象者は早期償還となる「五反田・武蔵新城」の出資者で、償還金額の2倍まで当選確定、2倍を超える申し込みは一般枠として抽選となる。一般枠は募集金額4億円、優先募集が満額に満たない場合は増枠とする。優先と一般は同一のファンドページ、期間での申し込みとなる。想定利回りは年利20%(インカムゲイン2.5%、キャピタルゲイン17.5%)、出資期間3ヶ月。配当実施予定日は2022年1月19日。募集期間は9月1日午後7時から8日午後1時まで。

同社によると、本ファンドの商品設計にあたり、より多くの投資家に投資機会を提供できるよう出資額の需要調査のアンケートを実施したところ、総額約10億円の投資需要を把握したことから増枠を決めた。応募が募集金額に満たない場合は、事業者が劣後出資を追加し同ファンドの成立を目指す。

同ファンドは、「六本木」駅 徒歩8分にあり、東京都道412号(通称、六本木通り)に面した一棟ビルを投資対象とする。物件は建替えが可能なため、事業用地としての売却が見込める。テナントからの賃料収入を配当しながら、売却によるキャピタルゲインを主に分配する方針。

建物は昭和38(1963)年築と築年数が古く、収益物件としての競争力は低いが、入居テナントの全ての契約が定期賃貸借契約となっており、23年6月末日には全テナントが契約期間の満了により退去するため、建物の取り壊しが可能となる。所在地が一等地エリアで、開発用地としてのポテンシャルが高いことから、同社は事業用地としての売却が可能と見ている。

対象不動産が面する六本木通り沿いには、六本木ヒルズをはじめオフィスビル、商業ビル、ホテルなどが建ち並び、開発可能な更地はほとんどない状況。このため「様々な用途として開発可能な同物件は希少性が高い」と同社は推す。すでに購入希望の反応が数多くあり、この購入意向表明を前提にした想定利回りでの募集となっている。同ファンドの事業者は、購入意向表明より高い金額での売却が可能だと考えており、この場合、キャピタルゲイン配当が増えることになる。

コヅチでは、キャピタルゲインを一定の分配方針に基づいて上限なしで配当する方針。ただし、運用期間中に対象物件の売却が行われない場合には、インカムゲインのみの想定利回り2.5%を上限に配当を実施する予定。

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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

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