TECRA株式会社は10月27日、1口10万円から海外の不動産に投資できる不動産投資型クラウドファンディング(CF)サービス「TECROWD(テクラウド)」で、53号ファンド「Texas Energy Park」の情報を公開した。アメリカ合衆国テキサス州に新築するデータセンター(DC」)および付属するオフィスが対象物件で、テクラウドで初めての米国での案件となる。募集金額は24億1640万円、想定利回りは年利11.5%、想定運用期間は12月1日から2026年11月30日までの34ヶ月。募集期間は11月15日〜11月30日。初回配当日24年2月29日、最小投資金額10万円。
このプロジェクトは、テキサス州・コーパスクリスティ全13万6800㎡の土地に、オフィス1棟とDC6棟を建築するもので、本ファンドでは土地面積3万4650㎡にオフィス1棟(鉄骨造、予定延床面積714㎡)とDC1棟、延べ1万284㎡の建築を行う。竣工は24年2月の予定。土地取得後、オフィスとDCを建築したうえで賃貸し、土地と建物から得られる賃料収入を原資として配当を行うインカムゲイン型ファンド。
同社によると、全世界的なデータ通信量の増加、高速化に不可欠であるDCの市場規模は年々増加傾向にあり、30年まで10%超の年平均成長率で拡大見込み。また、建築予定地であるテキサス州は発電量が全米1位である事ことに加え、効率的な電力自由化システムが奏功し低価格での電力利用が可能である為、DC建築用地として非常に適していると説明している。
プロジェクトでは、投資家の出資金をもって対象物件の借地権を取得後、建築予定建物を建築し、インベスコアグループのIVC Estonia OÜ(IVCE社)とマスターリース契約を締結。テナントの入居有無にかかわらず、一定の賃料を受け取り、賃料を原資として配当を行う。運用期間終了後、借地権の譲渡及び建物を売却することにより元本償還を行う。
配当は運用期間中13回を予定、運用期間終了後、借地権の譲渡及び建物を売却することにより元本償還を行う。優先劣後方式を採用しており、出資総額は30億2050万円、同社グループが6億410万円を劣後出資する。
なお、先行抽選を行う。TECROWDの投資家登録が完了していること、受付期間内に指定のフォームから希望口数の登録をしていることが条件。
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【関連記事】TECROWDのメリット・デメリットは?
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム
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