TECRA株式会社は不動産クラウドファンディング(CF)サービス「TECROWD(テクラウド)」で9月6日、「TECROWD 35号ファンド KHAN VILLA (カーン・ヴィラ)」の情報を公開した。カザフスタンの旧首都アルマティ市の郊外にある高級住宅地で進行中の戸建住宅およびタウンハウスの開発プロジェクトが対象。募集金額2億4600万円、運用期間7ヶ月、募集想定利回り年利11%。募集期間は9月12日~30日、想定運用期間は10月1日~2023年4月30日、配当は23年5月31日を予定している。
同プロジェクトは、全2万800㎡の土地を開発し、計70棟、延床面積1万6800㎡の住宅を建設する大規模な開発計画。同ファンドは、プロジェクトの第三期として、6315㎡の土地に計25棟、延床面積6000㎡の住宅の建設を行う。第一期、第二期はそれぞれ31号ファンド、33号ファンドで運用中。
アルマティ市はカザフスタンの首都移転後も経済や産業の中心地で、同社は「近郊の高級住宅の需要が高まっている反面、開発用地が限られていることから、希少性という観点でもプロジェクトの成功の可能性は極めて高い」と推す。
物件は同市の主要道路であるアベイ通りとアシモフ通りの交差点の南西に位置し、周辺は住宅(戸建やタウンハウス)、商店街・教育施設などに囲まれた地域に立地。インフラや市内中心部へのアクセスも良好という。
同社によると、同市は首都ヌルスルタンと同様に地方からの人口流入が継続しており、高級物件の需要が特に高い。物件は同市の代表的なホテルSwissotel Wellness Resort Alatau Almatyの近くにあり、自然環境に恵まれている。また、プランニングを同社28号ファンドの投資対象「グリーンライフ小石川」のフルリノベーション工事の設計を担当したデザイナーが担当。同物件は周辺物件より40%増の家賃で募集したが即入居決定となった。35号ファンドの物件も、デザインとクオリティーを求める現地消費者にアピールできそうだ。
同ファンドは、プロジェクト第三期のファーストステップにあたり、すでに開発許可を取得済である開発用地を取得し、建物の建築確認の取得、土地の造成のための必要資金を出資するもの。土地造成後、現地当社グループ会社に売却し、配当・元本償還を行う。ファンド償還後は、23年9月の竣工を目指し建築工事を開始する。
優先出資に加え、同社を含むインベスコアグループ各社が劣後出資を行っており、ファンド償還時に元本割れが発生した場合は、同グループが先に損失を負担する。損失がインベスコ「はじめて投資キャンペーン」を9月募集開始のファンドを対象に実施している。①TECROWDへの会員登録および投資家審査が完了している②対象ファンド以前にTECROWDへの投資経験がない③対象ファンドに申込みと入金が完了している④成立後、1ヶ月以内にアンケートに回答する。4つの条件を達成した人全員に、Amazonギフト券3000円(Eメールタイプ、源泉徴収無し)をプレゼントする。
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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム
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