コインチェックが『Otherside』で構築するメタバース都市「Oasis MARS」とは?

今回は、Coincheckの「Oasis MARS」について、大手仮想通貨取引所トレーダーとしての勤務経験を持ち現在では仮想通貨コンテンツの提供事業を執り行う中島 翔 氏(Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12)に解説していただきました。

目次

  1. Coincheckとは
    1-1.Coincheckの概要
    1-2.Coincheckの特徴
  2. Otherside上に構築される「Oasis MARS」
    2-1.Othersideとは
    2-2.Oasis MARSの概要
    2-3.プロジェクトメンバーの募集
  3. まとめ

22年7月26日、国内大手の暗号資産(仮想通貨)取引所を運営するCoincheck(コインチェック)株式会社は話題のメタバースプロジェクト「Otherside」上で、「Oasis MARS」と呼ばれるメタバース都市を開発するプロジェクトをスタートしたことを明らかにしました。

Othersideは世界的に爆発的な人気を誇っているNFTプロジェクト「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」などを制作する「Yuga Labs(ユガ・ラボ)」および、メタバースやNFT関連の子会社を有する「Animoca Brands(アニモカブランズ)」によってプロデュースされたオープンメタバースです。22年4月にローンチされて以来、大きな話題を呼んでいます。

今回は、Otherside上において構築されるCoincheckの「Oasis MARS」について、その概要や特徴などを解説していきます。

①Coincheckとは

1-1.Coincheckの概要

Oasis mars 1Coincheck(コインチェック)とは、12年8月に設立された仮想通貨関連の事業を展開している企業で、14年8月より仮想通貨取引サービスの提供を行っています。

Coincheckは「暗号資産交換業者」として金融庁に登録されている安心の取引所で、仮想通貨の売買以外にも、積み立てサービスやレンディングなど多岐にわたるサービスを提供しています。

また、スマートフォン向けのアプリはダウンロード数第一位を獲得するなど使い勝手の良さに定評があり、取引初心者から上級者まで、幅広いユーザー層に愛用されています。

1-2.Coincheckの特徴

①取り扱い通貨が豊富

Coincheckは取り扱い通貨がかなり豊富で、「ビットコイン(BTC)」や「イーサリアム(ETH)」、「ビットコインキャッシュ(BCH)」といった人気の銘柄を取り扱っています。

販売所の取扱銘柄

17銘柄:ビットコイン、イーサリアム、リップル、ライトコイン、ビットコインキャッシュ、ベーシックアテンショントークン、ステラルーメン、モナコイン、ネム、クアンタム、オーエムジー、イーサリアムクラシック、エンジンコイン、リスク、IOST、SAND、ポルカドット

取引所の取扱銘柄

6銘柄:ビットコイン、モナコイン、イーサリアムクラシック、パレットトークン、OMG、リスク

②手数料が安価

取引手数料が無料となっているほか、仮想通貨の入金手数料もかからないため、ユーザーはお得に取引を行うことが可能です。

③少額からの取引が可能

Coincheckでは500円の少額から、ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨を購入できるため、利便性が高く誰もが利用しやすいシステムとなっています。

②Otherside上に構築される「Oasis MARS」

2-1.Othersideとは

Otherside
Othersideとは、22年4月にローンチされたオープンメタバースプロジェクトで、「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」などを制作する「Yuga Labs(ユガ・ラボ)」および、メタバースやNFT関連の子会社を有する「Animoca Brands(アニモカブランズ)」によって開発が行われています。

Othersideは比較的自由度の高いメタバースとなっており、ユーザーはプラットフォーム上において、ゲームのプレイやほかのプレイヤーとの対戦のほか、創作活動なども可能になるということです。また、将来的にコミュニティの貢献によってOthersideメタバースの規模をさらに拡大していく予定であるとしており、そのために必要となる各種ツールやサービスなどは需要に応じて随時、継続的に提供されるということです。

Othersideは著名なNFTコンテンツを多数取り扱っているYuga LabsおよびAnimoca Brandsが手がけているということで、メタバース内の3Dゲームでは「BAYC」や「MAYC」のほか、「Meebits」や「CryptoPunks」、「CoolCats」や「World of Women」といった錚々たるNFTコレクションを使用することが可能となっています。

このほか、他のプロジェクトと一線を画する新たなメタバースを構築するため、Othersideではクリエイターツール「ODK」のさらなる充実や、何千にものぼるユーザーを一箇所に集めることが可能なクラウドネットワークおよびレンダリングテクノロジーの開発など、今後も引き続きその可能性を探っていくとしています。

さらに、Othersideに関するさまざまなアイテムを購入できる「The Agora(ザ・アゴラ)」というマーケットプレイスの開発も計画中だということで、業界からは大きな期待が集まっています。

2-2.Oasis MARSの概要

Oasis mars3
Oasis MARSとは、国内大手の仮想通貨取引所を展開しているCoincheckがOtherside上に構築を予定しているメタバース都市で、22年7月26日に情報が明らかになったばかりの新しいプロジェクトとなっています。

Coincheckではこれまでにも、22年1月に人気のNFTゲーム「The Sandbox(ザ・サンドボックス)」上の土地「LAND」において「Oasis TOKYO」と名付けられた仮想世界を制作したり、22年3月には「Decentraland(ディセントラランド)」のLAND上に「Oasis KYOTO」を建設したりと、2035年の近未来都市をコンセプトとした一連の「Oasis」プロジェクトに関して精力的な取り組みを行ってきました。

Oasisプロジェクトではさまざまなイベント施設などを設置し、多岐にわたる分野のアーティストとファンが交流できる場所を提供するほか、企業のコミュニティ育成の場としても活用してもらうことを目指しているとしています。

なお、今回開発が明らかになったOasis MARSにおいても、数々のアーティストやクリエイターとのコラボレーションを行いながらプロジェクトを推し進めていくとしており、まだ黎明期と言えるメタバース業界において先行事例を作ることで、「メタバース×NFT」が生み出す新たな可能性を追求していきたいと語っています。

2-3.プロジェクトメンバーの募集

Coincheckでは今回の発表に伴って、プロジェクトメンバーおよびコラボレーションパートナーの募集を行っているということです。

具体的には、「Oasis MARS」のプロジェクトメンバーとして参加が可能なメタバース関連のクリエイターのほか、コラボレーションコンテンツなどによって「Oasis MARS」をはじめとする「Oasis」プロジェクト全体を盛り上げてくれるアーティストや団体、企業を募集することが発表されています。

③まとめ

Coincheckは自身が手がける「Oasis」プロジェクトの第三弾として、人気のオープンメタバース「Otherside」上において「Oasis MARS」というメタバース都市を構築する計画を明らかにしました。

Oasis MARSはプロジェクト展開を見据えてプロジェクトメンバーおよびコラボレーションパートナーの募集を行っており、今後さらにその規模を拡大していくことが予想されるため、「Oasis TOKYO」や「Oasis KYOTO」とともに、その動向に注目していきたいと思います。

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中島 翔

中島 翔

学生時代にFX、先物、オプショントレーディングを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。その後は金融業界のマーケット部門業務を目指し、2年間で証券アナリスト資格を取得。あおぞら銀行では、MBS(Morgage Backed Securites)投資業務及び外貨のマネーマネジメント業務に従事。さらに、三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、クレジットトレーディングに従事。金融業界に精通して幅広い知識を持つ。証券アナリスト資格保有 。Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12