株式会社シノケングループは6月5日に創業30周年を迎えたことを記念し、アパートメントブランド 「Akatsuki Terrace(アカツキテラス)」を同日、ローンチしたと発表した。Security(安全・防犯)と Technologies(技術・防音)をテーマに、「安全で静かで快適な」住空間を提供するブランド。30年間培ってきた知識と技術を結集し、スマート防犯カメラをはじめ、防犯設備の充実、顔認証システムの採用、遮音性の向上などを「シノケンコンフォートスタイル」として打ち出し、これまでにない次世代UX(顧客体験)を提供するプレミアムモデルとして位置付ける。ブランド名には、「暁」が意味する新たな夜明け、明るい未来を照らしていきたいという思いを込めた。
安全・防犯を重視したのは、単身者世帯の増加で一人暮らしの安全性に求められる水準が高まっているためだ。アカツキテラスでは、管理会社と連携機能を持つスマート防犯カメラを集合玄関に設置。窓やドアからの侵入対策として、異常を知らせる通知がスマートフォンに届く機能や、大音量の警戒音を発して侵入者を威嚇する機能なども備える。
近年、応用範囲が広がる顔認証機能は、 たとえば、入居者の両手が荷物でふさがっていても、事前に登録された自身の顔が認証され、開錠されるスマート仕様。既に発表している各住戸の玄関に加え、建物の集合玄関でも顔認証機能を採用するほか、セキュリティサイン、コールセンター(24時間365日)、駆けつけサポート(有料オプション)なども採用し、高水準のセキュリティを実現した。
テレワーク導入の増加やライフスタイルの多様化で、自宅で過ごす時間が長くなる傾向にある。それに伴い、これまで特に気にならなかった隣室や上下階の生活音に対するクレームやトラブルも増加傾向にある。同社は入居者がより快適に過ごせる住空間づくりを突き詰め、居室内の床、壁、天井、排水管等の構造をゼロから見直し、独自の開発によって遮音性を向上させた。従来の構造では吸収しきれなかった隣室や上下階の一部の生活音などに対する遮音性がさらに向上し、「技術・防音」が快適な空間を提供する。
同社は創業以来、土地を持たないサラリーマンや公務員でもアパートメント経営によって将来のための資産づくりができるシステムを構築してきた。顧客は6000 名以上、オーナーの90%以上が一般の会社員、公務員だ。「30年間、時に厳しい経済状況をも乗り越えながら築き上げてきた国内外ネットワークと事業間シナジーを最大限に活かし、次の10年、そしてその先を見据え、賃貸住宅の次なるスタンダードの創生とREaaS(Real Estate as a Service)の実現を推進していく」としている。
【関連サイト】シノケンのアパート経営
HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム
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