株式会社SBIネオモバイル証券は4月10日、「Tポイント」を使って1ポイント=1円相当で国内株式の購入が可能なサービス「ネオモバ」を開始した。生活に身近なTポイントとスマートフォンの組み合わせで若年層・投資初心者をターゲットとする。
同社は株式会社SBI証券(同)とCCCマーケティング株式会社(東京都渋谷区)との合弁会社として2018年10月に設立、第一種金融商品取引業者としての登録を受けサービス開始に至った。ネット証券ナンバーワンの口座数、預り資産、株式委託売買代金を誇るSBI証券で培ったノウハウと、日本最大の共通ポイントサービスであるTポイントのデータをもとにマーケティング事業を展開するCCCマーケティングのノウハウを活かす。
ネオモバでは年間6888万人が利用するTポイントを使い、1ポイント=1円相当で国内株式の購入が可能。国内株式は通常100株単位で取引されるが、ネオモバでは1株単位で購入できるため、より少額で取り引きができる。親しみやすいデザインや新しい角度からの銘柄レコメンドなど、若年層・投資初心者が資産形成の第一歩を踏み出しやすいよう配慮した。特に、投資初心者が保有するTポイントだけで国内株式を購入することを想定し、指定金額内で発注する注文方法も用意している。
料金体系はサブスクリプションモデルを採用。従来の株式取引では1回の取引毎に手数料がかかることが一般的だが、ネオモバでは月間の売買代金50万円まで月額220円(税込)で何度でも取引可能。さらに、毎月の期間固定Tポイント200ポイントの付与に加え、サービス利用料110円(税込)につきTポイント1ポイントを付与する。
新興の決済サービスが台頭する中で、TポイントはファミリーマートがTポイントの運営会社の株式をCCCに譲渡する動きもあり、独走状態が減速するとの見方もある。株式投資の分野で挽回を果たすか、注目される。
【関連サイト】SBIネオモバイル証券
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