プロパティエージェント株式会社は9月24日、2020年提供開始予定のポイントプログラム「リアルエステートコイン」の交換連携の第一弾として、株式会社クレディセゾンの「永久不滅ポイント」との交換連携に向けて同社と検討を開始したと発表した。リアルエステートコインは、クレジットカードなどで貯めたポイントを資金使途限定で現金化、不動産投資に利用できるポイントプログラム。交換連携は順次拡大していくとしている。
リアルエステートコインの開発経緯について、プロパティエージェントは「国内のポイント・マイレージの年間最小発行額は2022年には1兆967億円にも達すると言われており、『老後2000万円問題』で関心を集める投資による資産形成のため、ポイントを有効活用できるスキームを構築した」と説明する。
クレディセゾンはクレジットカード事業でカード会員数2686万人(2019年6月時点)の最大手で、永久不滅ポイントで長期投資を疑似体験できるポイント運用サービスに注力しており、2018年6月時点で利用者16万人、運用金額10億円を突破した。9月5日には大和証券グループ本社との資本業務提携で合意したと発表。新しいペイメントサービス、ローンビジネスの開発、資産形成層向けの新しいサービス開発などで協働していく。
プロパティエージェントによると、他社のポイントをコインに交換し不動産クラウドファンディングの投資資金として利用できるサービスは国内初。同社は2020年初旬に不動産クラウドファンディング事業開始を予定しており、初年度から大多数の会員を集めることを目標に掲げる。また、今後は同社が提供するサービスもリアルエステートコインで決済できるようにするなど、利用シーン拡大も積極的に検討している。
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HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム
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