日本財団は1月19日、「トンガ救援基金」にて支援金の受付を開始したと発表した。本基金に寄せられた寄付金は全額、1月15日に発生した海底火山フンガトンガ・フンガハアパイの大規模な噴火で被害を受けたトンガ王国への支援に役立てられる。
2011年3月11日の東日本大震災では、トンガ赤十字社から1,153万4,778円、トンガ政府・市民から20万パアンガ(約900万円)の支援をもらった経緯がある。受付期間は2022年1月19日〜2022年7月31日まで。寄付方法は、クレジットカードなどオンラインでの寄付もしくは銀行振込から選択できる。
日本財団は設立以来、約60年にわたって人道的支援を柱として活動してきた。同基金に1億円を拠出し、現地の被害状況によって柔軟に支援を展開していく予定だという。日本財団会長の笹川氏は「トンガ王国王室と日本皇室の関係は歴史的にも古く、親密な関係にございます。また、私の亡父笹川良一は、トンガ王国の名誉総領事を務めたこともございます。みなさまのご寄付をお待ちしております」とコメントした。
また、本基金の立ち上げにあたって、作家の湊かなえ氏から1000万円の支援があったことも発表。湊氏は「トンガ王国のみなさまにお見舞い申し上げます。私は海外青年協力隊の時、またそれ以降の人生においても、トンガの方々から愛と優しさによって支えていただきました。今度は自分がお返しする番だと思い、日本財団様に基金立ち上げの相談をさせてもらいました。トンガ王国の方々が一日でも早く、笑顔に満ち足りた日常を取り戻されることを、心より願っています」とメッセージを表明した。
【参照リリース】日本財団「トンガ支援のための基金を設立、日本財団も1億円を拠出」
The following two tabs change content below.
岡村 幸治
フリーライター。2020年までスポーツニッポン新聞社で野球記者を務め、読売巨人軍やアマチュア野球などの取材、原稿執筆を担当。得意分野はスポーツ、旅行、ニュース記事。中立でわかりやすい記事を心がけています。
Twitter:@koji__O
Twitter:@koji__O
最新記事 by 岡村 幸治 (全て見る)
- キッズドア、食料支援と学習支援のクラウドファンディング募集。物価高のなか進学控える困窮世帯の子どもたちをサポート - 2024年12月5日
- 日本承継寄付協会、元陸上選手の為末大氏とSansan創業者の寺田親弘氏が理事に就任 - 2024年10月28日
- 日本承継寄付協会と鎌倉市が神奈川県初の協定締結。遺贈寄付の普及目指す - 2024年10月16日
- 丹波山村とヤマップ、共同クラウドファンディング実施。雲取山の登山環境整備が目的 - 2024年9月27日
- 20代の46.6%が「自身がホームレスになる可能性ある」 LIFULL調査 - 2024年9月19日