オンライン不動産投資サービス「モゲチェック不動産投資」に12月5日から、AIを活用した最大50年間の「将来家賃」と「売却価格」の予測機能が追加された。不動産オーナーは自身の保有物件の将来的な収支状況を把握することができ、ローンの借り換えまでを考慮した不動産運用が可能になる。利用料は無料。
新機能は、家賃や価格に関する事例などからAIによる不動産価格推定技術を開発する株式会社コラビットとのシステム連携により実現した。将来家賃と売却価格の予測は、不動産投資ローンを借り換えした場合、乗り換えなかった場合の将来の売却益をシミュレーション。現時点でより金利の低いローンへ借り換えをした場合としなかった場合の将来のローン残債を算出し、売却益の差を提示。借り換えをするかどうかの検討材料にすることができる。
また、モゲチェック不動産投資のローン新規借り入れ可能額推定機能・ローン借り換え機能・物件売却機能と連携させることにより、投資用不動産の購入からローン管理、売却までをワンストップで管理・実行することが可能になる。
提供元の株式会社MFSは「これまでにも将来収支をシミュレーションするツールは複数存在していたが、ローン借り換えの有無までを考慮して予測するツールはなかった」と説明する。不動産投資ではローンの借り換えを検討することで、毎月の返済額や総支払額を軽減することが可能。そこでモゲチェック不動産投資では「これまで約30億円の不動産投資ローン媒介を行ってきた実績から、ローン借り換えの有無までを考慮した収支予測を開発することで不動産オーナーの支出見直しを支援する」(同社)としている。
モゲチェック不動産投資は2018年10月から提供を開始したオンライン完結型の不動産投資ローンサービス。ローン借り換えにおけるメリット額の提示や金融機関への申込手続きのサポートを行う。19年2月からは、投資用不動産を購入する前にローンの借り入れ可能額と金利が把握できる「借り入れ可能額証明書(バウチャー)発行サービス」を開始。ローン関連機能以外にも、各不動産会社と連携し、物件の購入から売却までをワンストップでサポートする。
モゲチェック不動産投資は、これまで不動産投資ローンサービスを通じて3,000件を超える利用実績がある。住宅ローンの新規借り入れ・借り換えサービスで「モゲチェック」も同時展開。今回の新機能追加により、今後半年で5千人の不動産オーナーの利用を目指し、さらに機能の改良を加えていく。
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HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム
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