オンライン不動産投資サービス「INVASE(インベース)」を運営する株式会社MFSは5月9日、自宅に住みながら売却益を確定させたいマンションオーナーと、投資物件として不動産を購入したい個人投資家とを繋ぐ「ダイレクト・リースバック」サービスを開始した。グループ会社のコンドミニアム・アセットマネジメント株式会社(CoAM)を通じて提供する。
従来型のリースバックと異なり、自宅を売却して利益確定したい、または住み替えたいマンションオーナーが、CoAMの仲介により、不動産による資産運用を考える個人投資家へ直接物件を売却。直接個人投資家へ売却することで、不動産会社や金融機関が買主となる従来型リースバックに比べ、より良い条件での売却が可能になるのが特徴。
背景には、長引く金融緩和の影響で、湾岸エリアを中心とした東京都心部のマンション価格が高騰していることがある。この状況で自宅を売却して利益確定したい、またはより大きな間取りのマンションに住み替えたいオーナーは多いが、通常の売却は次に住む家を探す必要がある。自宅を売却した後も住み続けることができるセル・アンド・リースバックという売却方法があるが、不動産会社や金融機関が買主となるため売却価格が保守的にならざるを得ず、利益確定よりも資金調達やリバースモーゲージの代替という目的で利用されているのが現状だ。
「これまでファミリータイプと呼ばれる40㎡以上の広さの投資物件は融資する金融機関を探すのが困難だった。インベースで培った金融機関との関係を生かし、買手となる個人投資家の融資付けもサポートする」とCoAM。「長引く金融緩和の影響で、所有不動産の価値が上がり、その活用がより重要になっている。自宅に住みながら売却益の実現や次の家探しを可能にする新しい不動産売却方法を普及させていきたい」考え。
紹介するのは東京23区内、横浜市及び川崎市の区分マンションが中心。通常のリースバックでは将来の転売を目的に不動産会社が買い取るが、在庫リスクがあるため保守的な価格付けとなる。同サービスでは最初から買手となる投資家を紹介するため、より高い価格での売却が可能になるとしている。
【関連サイト】INVASE(インベース)
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HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム
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