株式会社グローバル・リンク・マネジメントは、東京23区の高入居率地区での留学生向けマンションの開発、販売、オペレーションサービスの提供などを行う新規事業「UCHIWA団扇(うちわ)」を2019年1月1日から開始する。留学生の増加に伴い、快適で安全な居住環境のニーズの高まりに応える。
政府は2008年に「留学生30万人計画」を発表、当時の14万人から20年までに外国人留学生の受け入れを30万人とする計画を打ち出している。
留学生数は増え続け、17年には26.7万人(出典:独立行政法人日本学生支援機構「外国人留学生在籍状況調査」より)に上り、今後も増加が見込まれている。出身国は中国が10.7万人と最も多く、ベトナム、ネパール、韓国、台湾と続き、受入れ大学の所在地としては東京が10.3万人と全体の約38.7%を占める。
一方、留学生の日本での居住環境は「民間宿舎・アパート」が20.5万人(構成比76.8%)と圧倒的に多く、決して快適とは言えない築年数、設備の古い居住環境に複数名で居住している例が多くみられる。
団扇が扱うのは新築のデザイナーズマンションで、24時間体制のセキュリティ、日本大手メーカー製の家具、家電をあらかじめ備える「高品質設備」、中国人留学生が多い状況とそのニーズを踏まえ銀行振込と、中国アリババ・グループの非接触型決済サービス「ALIPAY(アリペイ))とが選択できる「便利な支払い」、生活インフラの契約代行、異文化セミナー、アルバイトから就職活動のサポート、複数言語対応の問い合わせ窓口といった「コンシェルジュサービス」の提供を売りとする。
さらに、団扇では保証会社を利用できるため、日本国籍の保証人がいなくても入居でき、その審査は来日前に国際審査で受けることができるなど、留学生の利便性に配慮した。主に国内外のファンドや富裕層投資家向けにマンション一棟単位で販売していく。
またこの事業を皮切りに、オペレーションサービスまで備えた付加価値の高い「不動産ソリューション」の事業開発を加速化する。
団扇は中国の唐時代、日本では奈良時代(710~794年)に中国から日本に伝わったとされる。涼をとるために扇ぐだけでなく、また厄払いのための神具、スポーツやコンサートなどの応援グッズとしても利用されている。事業名には、海外から夢を持ち日本を訪れた留学生が安全かつ快適に暮らしてほしい、外国人留学生の日本での生活を応援したいとの気持ちを込めた。
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HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム
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