投資型クラウドファンディングFANTAS Fundingを手がけるFANTAS technology株式会社(以下、ファンタステクノロジー)は13日、第一回目の出資応募を開始し、FANTAS repro(空き家再生)PJ第1号案件への出資受付がわずか30秒で終了したと発表した。
同社のファンドはオンラインで1口1万円から不動産投資ができ、賃貸や売却による収益に応じた配当金を受け取れる。対象案件は空き家となっている戸建て住宅の再生や新築マンションの開発プロジェクト、中古ワンルームマンションなど。運用期間は4~7カ月、利回りは年8~10%を想定する。
今回の募集では合計7件のファンド、総額1億247万円の資金調達を予定。12日午後6時に開始したところ30秒で終了となった。
不動産投資には価格変動リスクや信用リスクなどが伴い、投資家は元本割れや出資金が保全されないリスクを負う。同社ではプロジェクトにかかる資金の20%を出資し、投資家の毀損リスクを抑えている。また、FANTAS reproは、空家の再生という社会貢献性のある案件で、利回りも10%と高い設定になっている。
今年10月29日から会員登録を開始したところ1万5000人を突破、応募開始前から高い関心が寄せられていた。11月下旬には2回目の募集案件の公表を予定している。今回の結果を受けて同社は「今後も新たなファンドを組成し、より不動産投資を身近に感じていただければ」としている。
ファンタステクノロジーは、投資型クラウドファンディング事業以外にも東京都23区内の投資ワンルームマンションの市場価格をAIが自動査定し、ファンタステクノロジー社で買取りまで行うサービス「FANTAS Check(ファンタスチェック)」なども手がけている。同社では、今後はクラウドファンディングをはじめ、イノベーションを必要としている他領域にも事業を広げ、新しい商品やサービス、新しいマーケットの創出にも力を入れていきたいとしている。
【関連サイト】FANTAS funding
【関連記事】ファンタスチェックの特徴・評判・口コミ
HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム
最新記事 by HEDGE GUIDE 編集部 不動産投資チーム (全て見る)
- 金利上昇局面で縮小する「イールドギャップ」。資産価値を守るための不動産投資戦略は?【取材あり】 - 2025年12月5日
- シノケングループとゆうちょ銀行、不動産賃料決済で「トークン化預金」の実証実験を開始。ディーカレットDCPの「DCJPY」活用 - 2025年11月27日
- アイケンジャパン、11月3連休の期間限定でアパート経営セミナー配信。11/24まで - 2025年11月20日
- 東京23区の不動産投資、家賃はどれくらい上昇している?家賃上昇事例と家賃が上昇しやすい物件の特徴も【取材あり】 - 2025年10月28日
- 不動産投資会社に聞いた、一棟物件投資のリアル。物件選定のポイントやリスク対策も - 2025年9月26日















